[漫画]

横槍メンゴ「クズの本懐(1)」(2013年スクウェアエニックスガンガンコミックス)

安楽岡花火と粟谷麦の二人は高校にて誰もが羨む美男美女の恋人同士……のように見られているが、実は花火はクラス担任にして小さい頃から「お兄ちゃん」と呼んで家族同然に付き合ってきた教諭・鐘井のことが大好きで、一方のは元家庭教師で今は鐘井の同僚かつ彼が好意を向けている音楽教師の皆川茜が大本命、花火と麦の二人は試しに体を重ねてみることでお互い持て余した気持ちを慰めてみたりするのだったが、花火の友だちの絵鳩早苗や麦の幼なじみで花火と火花を散らす鴎端モカ(自称。本名のり子)は、麦と花火の関係に気づくわけもなく右往左往するなか、二人は「互いを好きにならない」「どちらかの恋が成就したら関係終了」「互いの身体的欲求はどんな時でも受け入れる(セックス除く)」の契約を結んでいたのだった。

 

「推しの子」で絵に惚れて、横槍メンゴの過去作を手に取ってみる。ちょいエロ系の変則ラブコメな趣きだが、全9巻と結構なボリュームがあり、このネタでどう話を広げていくのか興味がある。

巻末のネコ耳娘とリーマンのいちゃいちゃ話は、本編と何の関係があるのだろう。

ネットでよく貼られている↑の原典としても有名。

(2021/6/14)