朝方は曇り空だったが、徐々に雨が降ってくる。台風一過で気温が上がったきのうから一転、秋らしい肌寒さに。
 
台風19号による被害が次々明らかになってくる。
茅屋では、12時間の停電以外には、幸い影響はなし。が、今回もたまたま運が良かっただけと思う。これからは19号のようなスーパー台風も、珍しい存在ではなくなっていくんだろう。
 
深い眠りを取れないまま朝を迎えて、気怠さがひどい。
が、午後から雨予報につき、渋々TSUTAYA へ。丘の高校×2 へ続くキツい上り勾配を取り入れつつ、スーパーを経由する21km コースを取る。
上空の雲行きがだんだん怪しくなってきて、休憩予定のマックを目の前にした14km で、雨が本降りに。直帰しようか迷っていた矢先だったが、雨宿りもかねてマックへ避難。雨足が弱まるまで、だらだらしている。
 

ラン:21km(14+7)

1km平均ラップ:4m54s(14k),4m44s(7k)
ベストラップ:4m29s(19-20k)
消費カロリー:1530kcal
天気:くもり雨曇→雨(気温19℃:10時)
 
[映画]
ジェイド [DVD] ジェイド [DVD]
880円
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DVD で、「ジェイド」(Jadeウィリアム・フリードキン監督1995年95min.★2.5)

サンフランシスコでとある富豪の男が自宅で惨殺され、犯人を追う検事は男の別荘で繰り広げられていた金持ちたちのパーティで多数の男と交わっていた「ジェイド」と呼ばれる女を追うが、元カノで今は弁護士な友人の妻こそジェイドなのではと疑惑の目を向けるが、その正体を知る者たちが次々何者かによって殺されていき……。
 
フリードキン映画強化月間は、「狼たちの街」「ハンテッド」に続き、90年代に製作された本作。
映画の佇まいや物語の展開が、「氷の微笑」(ポール・ヴァーホーヴェン監督1992年)クローン。脚本が同じジョー・エスタハスなので、それはそうなるんだろうが、フリードキンもヴァーホーヴェンになりたかったということなのかしら。製作された95年は、そのヴァーホーヴェン×エスタハスによる世紀の問題作「ショーガール」も公開され、エスタハスはこの二作の大コケで第一線を退いたらしい。
 
元カノが犯人なのかどうかが物語の胆だが、思わせぶり+いやらしい態度ばかり取ってるからなので疑われても仕方がない感じ……。結末で明らかになる真相では、今の時代なら文句が出そうな女性蔑視感が露骨に顕れている。登場人物が何度か定型句的に口にする、「衝動を抑えきれず興奮による忘我……」が、良くも悪くも印象に残る。
 
中盤、シスコの坂道からチャイナタウンを舞台に、カーチェイスが無駄に長く展開する。翌年の「ザ・ロック」(マイケル・ベイ監督)に先んじる、ムチャクチャなカオス。今日、顧みられることのない作品ながら、フリードキンは爪痕を確と残していた。
 
主人公と仲が良くない警察の捜査官に、ジェームズ・キャメロン映画でお馴染みのマイヒーローなマイケル・ビーン。ファンとしては、何てこったいな扱いだった。ビーンは、やはり翌年の「ザ・ロック」にも出演していたが、あちらは途中退場ながら美味しい役回りだったことを思い出す。
オープニングタイトルで、漢字の「玉」。
今年DVD で見た「パラダイム」や「ゴースト・ハンターズ」でたびたび顔を見かけたヴィクター・ウォン演じるチャイナタウンのおっさん曰く、「淫婦」の意味という。本作は舞台やガジェットに中国風味をまぶしているが、本当に色を添える程度だった。

Jade Movie Trailer Full HD(1995)[Youtube]
予告編からして、90年代サスペンス映画の見本のような雰囲気が漂う。
 
[ゲーム]

GBA「MOTHER3」(WiiUバーチャルコンソール2006/2015年任天堂)

20日目、2時間弱。
引き続き、第7章。
タネヒネリ島の森で見るからに毒々しいキノコを体力回復のためやむなく食べたリュカたちはサイケなトリップ状態で森を突破し、五人目のマジプシー・ミクソリディアに目を覚ましてもらい、彼女が守る五本目のはりを抜くべく山上のボス・けっかいトリオを撃破するが、またも現れた仮面の男にはりを横取りされてしまい、一行はミクソリディアの最期の言葉に従いイオニアの元へ向かい、行きは散々苦しんだ海を帰りはタコに乗って一瞬で渡り、タツマイリ村へ帰ってくるが、村人は都会へ去り村は閑散としていたのだった。
 
けっかいトリオは、PSI を乱発してくる強敵。ディフェンスダウンが有効(トリオがディフェンスアップで元に戻そうとして1ターンを無駄にしてくれる)と、たまたま気づけたのが幸いだった。
このゲームのボス戦は、「ドラクエ」のノリでやっていると強すぎて全然倒せない。RPG のボスには大概通用しないデバフ(状態異常・ステータス減少魔法)が意外に通ってしまうのが、かえって厄介の元。
 
[音楽]

Perfume「P3 The Best ”P Cubed”」(2019年Amazon Music Unlimited)

聴けば気に入るんだろうなと何となく思いながら、長らくスルーし続けてきたPerfume。
このベスト盤発売と同時に全作サブスク解禁され、食わず嫌いを改めるきっかけになった。
メジャーデビュー以後全てのシングルと代表的なB面やアルバム曲を収め、更に新曲2つを加えた3枚組全52曲の大ボリューム。
通しで聴くと4時間に迫り、長時間のランニングに最適……と思われたが、たいてい途中で飽きて別のアーティストに浮気する流れ。
 
Disc.1 の楽曲はどれも素晴らしい。最初期から基本的な音楽性を確立させて、今日聴いていると、ほとんどブレイク待ち状態。結果的には5枚目のシングル「ポリリズム」でその時を迎えたわけだけれど、この曲でなくても時間の問題だったと思う。次の6thシングル「Baby Crusing Love」では、早くもヒットチューンの方法論を掴んだような一流感。
万人受けするシングルの流れに、「GAME」や「edge(⊿-mix)」(彼女らの最高傑作だと思う)など、テクノ色の強い重量級なアルバムの楽曲を挟んで、勢いを維持したままDisc.2へ。

Perfume-edge⊿-mix [Youtube]
5:35~この歌詞には不意を突かれた。
 
誰だっていつかは死んでしまうでしょ
だったらその前にわたしの
一番固くて尖った部分を
ぶつけて see new world (死ぬわ) 
 
が、そのDisc.2 に入り、トラック3「不自然なガール」辺りから、ちょっと雲行きが怪しくなってくる。Disc.1 のクールな雰囲気から、詞も曲もカワイイ&オシャレ感が強まり、次曲の「ナチュラルに恋して」に至っては、ちょっと聴いているのが辛くなってくる。
その前後には「I still love U」や「ねぇ」「MY COLOR」など、キャッチーな良曲もあり、シングルの多くは一定のクオリティを保っているが、だんだん前の曲と区別がつかなくなって……。

[Official Music Video]Perfume「ねぇ」[Youtube]
 
Disc.3 は、本作発売以前にサブスクにて配信されていたオリジナルアルバム「Future Pop」(2018)の楽曲が後半7つを占めているので、前のディスクよりは全体像をつかみやすかった。
相変わらず似たような曲が続くなか、「Pick Me Up」がイントロから目を覚まさせてくれる。全編、Perfume で小室哲哉サウンドをやってみたという趣きで、TK 世代の琴線を激しく揺さぶる。

[Officil Music Video]Perfume「Pick Me Up」[Youtube]
終盤に至る最近の楽曲は、Disc.2 のキャピキャピ感に比べて、どこか落ち着いてきたような印象。「TOKYO GIRL」はアルバム「Future Pop」ではじめて聴いた時から気に入っていたけれど、ベスト盤の流れで触れると、アーティストとしての円熟味が新たに感じられる。
 
 
[8k→0k→0k→0k]