今日が最終日だった、恵比寿のおたく展。
聞くところによると、二時間待ちだったそうで。
決して広くなかった展示スペースや通路をうごめく行列を想像すると……。平日に行っておいてよかった、と思いました。
これに限らず、イベント物は会期終了間際になると駆け込み客が大挙して押し寄せるもの。
時には、鑑賞に支障を来すほどの混雑を呈することもあります。
上野の美術館で会場整理のアルバイトをやった時のことを思い出します。
会期は、年末年始を挟んだ約3ヶ月。テレビ局がスポンサーになっていたこともあり、宣伝も派手に打っていたのですが、年内まではガラガラ。土日でも、ゆったりと鑑賞できました。
それが年末から徐々に来場者が増え始め、会期終了の二週間前辺りからは入場規制が行われるほどに。
土日ともなれば、上野公園の中を蛇行する入場待ちの列はどんどん長くなり、一時間二時間待ちは当たり前な状態になっていたのです。
そして最後の週末。
どんなにゆっくり鑑賞しても1時間もあれば出て来られる美術展に、3時間半待ちの列が出現しました。
待っている客列に向かって、「チケットを持って並んでください」とか「3時間以上の待ち時間になってます」などと口上を言って歩く。すると、先頭から最後尾までを往復する頃には、次の休憩のローテーションが回ってくる具合。
中身を知り尽くしているバイト仲間どうし、「よく並ぶよねえ。もっと早く来ればいいのに」なんて、こぼしていました。
そんなに苦労して入ったお客さんを待っているのは、頭がクラクラしてくるような人いきれに満ちた館内。
美術館の瞬間収容人数は700人だったそうですが、それではとても捌ききれず。聞いたところではその倍以上を無理やり押し込んだらしいです。
そうなると中は、さながら平日朝の山手線上野→秋葉原間。
前に進むことすらおぼつかず、いつドミノ倒しが起きてもおかしくない。美術品が傷つかない方が不思議なくらいでした。みんな、こんなにまでして絵が観たいのかなあと、滑稽にすら感じました。
この一件以来、展覧会にはできるだけ会期中ばの平日に足を運ぶようにしています。
展示物より混雑の方が印象に残ってしまっては、どうしようもない。同じお金を払って観るのなら、良い環境を選んだ方がいいですよね。
……この文章を作成中、誤って「戻る」操作をしてしまったため、ほとんど書き終えていた文面が全て消える。
「島田清次郎」の時も同じミスをしでかしていて、これからは下書きを頻繁に保存する癖をつけないと。
聞くところによると、二時間待ちだったそうで。
決して広くなかった展示スペースや通路をうごめく行列を想像すると……。平日に行っておいてよかった、と思いました。
これに限らず、イベント物は会期終了間際になると駆け込み客が大挙して押し寄せるもの。
時には、鑑賞に支障を来すほどの混雑を呈することもあります。
上野の美術館で会場整理のアルバイトをやった時のことを思い出します。
会期は、年末年始を挟んだ約3ヶ月。テレビ局がスポンサーになっていたこともあり、宣伝も派手に打っていたのですが、年内まではガラガラ。土日でも、ゆったりと鑑賞できました。
それが年末から徐々に来場者が増え始め、会期終了の二週間前辺りからは入場規制が行われるほどに。
土日ともなれば、上野公園の中を蛇行する入場待ちの列はどんどん長くなり、一時間二時間待ちは当たり前な状態になっていたのです。
そして最後の週末。
どんなにゆっくり鑑賞しても1時間もあれば出て来られる美術展に、3時間半待ちの列が出現しました。
待っている客列に向かって、「チケットを持って並んでください」とか「3時間以上の待ち時間になってます」などと口上を言って歩く。すると、先頭から最後尾までを往復する頃には、次の休憩のローテーションが回ってくる具合。
中身を知り尽くしているバイト仲間どうし、「よく並ぶよねえ。もっと早く来ればいいのに」なんて、こぼしていました。
そんなに苦労して入ったお客さんを待っているのは、頭がクラクラしてくるような人いきれに満ちた館内。
美術館の瞬間収容人数は700人だったそうですが、それではとても捌ききれず。聞いたところではその倍以上を無理やり押し込んだらしいです。
そうなると中は、さながら平日朝の山手線上野→秋葉原間。
前に進むことすらおぼつかず、いつドミノ倒しが起きてもおかしくない。美術品が傷つかない方が不思議なくらいでした。みんな、こんなにまでして絵が観たいのかなあと、滑稽にすら感じました。
この一件以来、展覧会にはできるだけ会期中ばの平日に足を運ぶようにしています。
展示物より混雑の方が印象に残ってしまっては、どうしようもない。同じお金を払って観るのなら、良い環境を選んだ方がいいですよね。
……この文章を作成中、誤って「戻る」操作をしてしまったため、ほとんど書き終えていた文面が全て消える。
「島田清次郎」の時も同じミスをしでかしていて、これからは下書きを頻繁に保存する癖をつけないと。