インスピ浪漫劇場2014+を終え、
全米オープンの決勝に声援を送り、感動してから数日後。

次の感動はいつやってくるのやら、と思っていたところ、
それはやってきた。

赤坂ACTシアターで
ミュージカル「ファントム」を観劇したのである。

これぞ大人の贅沢!!

キャストの皆さん、その表現の緩急がすごい。
歌の中でちょっと一言コミカルに発した言葉で気分を和らげられたと思ったら、
直後にMAXの声量で感情を爆発させる。
ジェットコースターに乗せられたかのように、こちらの気分は操られ放題。
それがとても心地よい。

そして、それに呼応する生演奏。
強弱を含めた演奏は、ストーリーと観客の半歩先を進み気分を誘導してくれる。
来てほしいときに来てほしい音が鳴る、それが感じられるのは生ならでは。
キャストの皆さんもあれは気持ちがノルだろうな、と思った。

そして物語が進むにつれて気づいたのだが、この作品、細部へのこだわりがすごい。
舞台セット、衣装から小道具。
さらにはシーンごとのダンス!

これぞ大人の贅沢(二回目)。


で、ここからは自分だけの余計な??楽しみ方。

こういう海外作品を日本語で上演するということは、
「訳す」というプロの仕事が間に入っているはず。

中盤での一曲の中で……

(ん??今○○という単語が出てきたけど、
果たして、この歌でこう訳されたもとの言葉はいったいなんなのか??)

開始5分ほどでのとあるセリフの掛け合いで…

(ん??今のやりとりは完全に日本語のダジャレでは??あれ??笑ってしまったのは俺の間違いか?)

とまぁ、機会があれば聞いてみたい疑問も数々浮かぶ。

東京と大阪でまだまだ公演が続くので、贅沢を味わいにぜひ。

ファントム公式サイト


そして、ファントムを観て、全米オープンを観て、インスピ浪漫劇場の舞台に立って改めて思うこと。

すべては緩急。
緊張と緩和、ギャップというのも近いかもしれない。

音楽にしろ、スポーツにしろ、会話、シナリオ、あらゆるものに通じる極意。

簡単なところで言うと、sus4からの解決、それを使うタイミング。
ラリーのスピードを急に上げてのバックハンドダウンザライン。
意味も無く熱く語った後のボソッとつぶやく意外と深い一言

一流の人はどんなジャンルの人でもこれを自由自在に操れる。


……緩めるのは得意なんだけどな。

今日は気を緩めたせいで修理したばかりのiPhoneのガラスをまた割ってしまったとさ。。。