前回更新した記事、皆様はどんな感想を抱きましたか?

 

 

 

 

最近のニュースを見ていると、未成年と飲酒する男性アイドルがいたり、ファンと同棲する女性アイドルがいたり。

 

アイドルなんて所詮は虚構であり、ファンタジーに過ぎないんだな~と思わされます。

 

それらに比べれば、ブログの盗作なんて、まだまだ可愛いものなのかもしれません。

 

しかし、彼女が倫理的な一線を越えている事は明らかであり、優等生然と振舞っている裏側には、そんな一面があるのかと思うと、やっぱり辛い…。

 

正直、アイドル不信になるというか、女性不信にもなるというか…。

 

ちょっとナイーブ過ぎる反応かもしれませんけどね。

 

 

 

そういえば、前回のブログに「夢梨を最後まで信じて応援していく」というコメントを頂きました。

 

当ブログでは夢梨に対して、かなり批判的な記事を書いてきましたが、それを読んだ上で、その結論に至ったのは凄いな~と思うんです。

 

好きな人の嫌な部分を見るのって、かなりキツいはずなのに、それでも信じるという決意に素直に感動してしまいました。

 

もしも、自分が同じ状況に置かれた時に、果たして、そういった結論を出せるかどうか…。

 

 

 

そのコメントを読んで、想起したのが最近見た『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』という映画です。

 

若き天才詐欺師(レオナルド・ディカプリオ)と、彼を追い掛けるFBI捜査官(トム・ハンクス)の話。

 

 

 

 

内容的にはタイトルの通り、逃げるディカプリオと追うトム・ハンクスを描いた作品なんですが、面白いのは後半で。

 

(以下、ネタバレになりますのでご注意を)

 

 

 

 

 

結局、ディカプリオは捕まるんですが、そこでこの映画は終わらないんですよね。

 

トム・ハンクスは捕まえたディカプリオを自分の配下に置いて、その詐欺師としての能力を犯罪捜査に役立てようとします。

 

でも、ディカプリオは仕事が面白くないものだから、また詐欺をして逃げ出してしまう…。

 

 

 

 

逃げるディカプリオに対し、トム・ハンクスはこう言います。

 

トム

「君が今夜飛び立とうと、私は止めないよ」

「何故なら、君が月曜日には戻ってくる事を私は知っているからね」

 

ディカプー

「え?なんで戻ってくるなんて言えるんだ?」

 

トム

「見ろよ…もう誰も君を追いかけてないだろ」

 

そう言い残し、トム・ハンクスはその場を去ります。

 

 

 

つまり、トム・ハンクスは「お前を信じてる!」という事を伝えたかったのでしょう。

 

だから、ディカプリオを引き止めないし、追っ手も付けないと、彼に宣言するのです。

 

そして、ディカプリオは…

 

 

 

 

トム・ハンクスの元へ、戻ってくるのです。

 

 

 

そう、この映画が面白いのは、前半は逃亡&追跡劇だったのに、後半はディカプリオが更生する話になっているんですね。

 

追う者と追われる者という関係から、大人と子供という関係に変化していく。

 

トム・ハンクスは捜査官としてではなく、大人として向き合う事で、ディカプリオを救うのです。

 

 

 

夢梨の問題にしても、アイドルとオタクという関係性で考えると、どこかで行き詰まってしまうと思うんですよね。

 

そこで、アイドルではなく、一人の人間の問題として捉え直してみるのも良いんじゃないかなと。

 

何か問題を起こした子供がいたら、叱りつけるだけでなく、最後まで信じてあげる事もまた大人の役目です。

 

トム・ハンクスがディカプリオを最後まで信じた様に、夢梨の事を最後まで信じる事こそが、オタクにとって最善の態度なのかもしれません。

 

 

 

「もしも、自分に娘がいて、テストでカンニングしてる事を知ったら、どう接するべきなんだろう?」…なんて事を最近よく考えます。

 

なんでアイドルの話から、子供の教育問題を考えてるのか意味が分からないですけど。笑

 

でも、叱るだけ叱って、あとは見捨てる…っていうのは違うよな~と思うんですね。

 

夢梨はアイドルだけど、まだ15歳の子供でもあります。

 

そんな子供に対して、終わっただの、オワコンだの言ってる自分は、なんて恥ずかしい大人なんだと、今更ながら反省してしまいました。

 

 

 

「アイドルも人間である」

 

そんな当たり前の事を、私はいつの間にか忘れてしまった様です。

 

それを教えてくれたのも、スパガだったはずなのにね。

 

 

 

 

荒井ちゃんが言っていたのは、こういう事だったんだな~。

 

 

 

アイドルも人間だし、人間なら時には失敗もするし、間違いもする。

 

しかし、過ちに気付いて、成長していくのもまた人間なのです。

 

ちなみに、映画『キャッチ・ミー…』は実話がベースとなっており、ディカプリオの役のモデルとなったフランク・アバグネイルは、FBIで働いた後にセキュリティー・コンサルタントとして活躍し、社会に貢献したとの事。

 

夢梨もそうなると良いね。