こちらは後編の記事となります。

 

前編はこちら↓からどうぞ。

 

 

 


 

 

 

・サンプリングは努力なのか?

 

繰り返しになりますが、サンプリングする事の是非は、皆様のご判断に任せます。

 

その上で私の感想を言わせてもらうと、「ほんと~に!バカだなぁ~!」という一言に尽きます。

 

自分で文章を書かない事も、サンプリングをしてしまう事も、どちらも本当にバカとしか言い様がない。

 

前回のサンプリングは初犯だったので、「夢梨ちゃん大丈夫かな?」と心配する気持ちもあったし、あの記事の直後にブログの更新を1ヶ月停止したので、「反省したのかな?」という期待もありました。

 

しかし、今回のサンプリングによって、残念ながら常習性が見受けられる為、私のした心配は筋違いだったのだな~と思わざるを得ません。

 

ただ、だからと言って、怒るつもりも悲しむつもりもなくて…敢えて言えば「呆れ笑う」という感じかな。

 

 

 

なので、サンプリングをするもしないも勝手にどうぞ…という感じなのですが、例のブログのコメント欄を見ると、「感動した!」や「カッコ良い!」と言ってる人達がいて、そういう人達の事を考えると、心苦しいな~と思うんです。

 

「それ、夢梨の言葉じゃなくて、あみたの言葉ですよ…」というね。

 

夢梨本人はそういう賞賛の声を、どの様な面持ちで受け止めているのでしょうか?

 

 

 

10月9日に更新された『* オーディションを受けてくださった皆さんへ *』という記事では、オーディション落選者に向けて、夢梨はこんな事を言っています。

 

 

努力しないと

絶対結果はついてきません。

 

努力しても

結果がついてこない時もあるくらいなのに

 

努力しないで

辛い思いを1度もしないで

夢を掴めるわけなんてないと私は思うんです!

 

 

努力?

このサンプリングも努力なの?

これを努力だと思っているのなら、努力の仕方を間違ってるんじゃないの?

むしろサンプリングによって、思いっきり努力をショートカットしてますよね?

 

本当にこの人は何を言ってるのだろう?と思うし、本当に信用出来ない人だな~とつくづく思う。

 

ちなみに、この記事は幸愛がオーディション落選者に向けて書いた、『*大阪3days*』という記事の影響を受けて書かれたのは明らかですし、所々サンプリングもしてるのですが、もう指摘するのも面倒なのでやりません。笑

 

 

 

 

 

・夢梨がTikTokを始めた理由

 

ちょっと話が変わりますが、最近の夢梨にあったトピックと言えば、TikTokアカウントの開設がありました。

 

 

 

 

TikTokを始めるのは良いと思うのですが、それにしても「なんで今TikTokなの?」と疑問を持った方もいるのではないでしょうか。

 

昨今のアイドルシーンのトレンドを考えれば、Instagramを始めるという選択肢もあったはずです。

 

実際、長尾さんも遂にインスタを始めましたからね。

 

 

 

 

他メンバーとの差別化という意味合いもあるのかもしれませんが、別にどちらか1つに限定する必要もないし、インスタとTikTokの両方やる事も出来たと思うんです。

 

では、なんで夢梨はインスタではなく、TikTokを選んだのでしょう?

 

一つは「あざとゆめり」と呼ばれる彼女のルックスと、TikTokとの相性の良さはあるでしょうね。

 

インスタはどちらかと言うと、大人っぽい綺麗なイメージが求められますが、TikTokは子供っぽい可愛らしいイメージが求められるので、そういった方向性の違いを考えると、夢梨にはTikTokの方が合っているのかもしれません。

 

そして、もう一つの理由としては、投稿ハードルの低さです。

 

 

 

私もおじさんなんで、正直TikTokの事はよく分からなかったのですが、この機会に調べてみたんですね。

 

「TikTokが若者に受けてる理由は一体何なんだろ?」と。

 

で、いくつかのサイトの解説を読む限り、どうやら投稿ハードルの低さが人気の理由なんだそうです。

 

例えば、インスタに写真を投稿しようと思ったら、幾つもの手順を踏まないといけないらしいんですね。

 

まず、場所を選ばなきゃいけないし、服装も選ばなきゃいけないし、いざ撮影となったら構図も選ばなきゃいけない。

 

そして、撮影して終了かと思いきや、そこから写真を加工したり、写真に添えるテキストやハッシュタグも考えなきゃいけない。

 

とにかく面倒臭いらしいんですよ。

 

 

 

一方のTikTokなんですが、場所や服装は適当でOK、構図も基本自撮りで考える必要なし、加工やテキストを考える必要もありません。

 

スマホの録画ボタンを押して、音楽に合わせて適当にダンスして、投稿して終わり。

 

この簡潔さが、最近のSNS疲れしている若者達には受けているそうなのです。

 

更に詳しく言うと、ダンスもオリジナルの振り付けを作る必要はないみたいなんですね。

 

人気になってる動画の振り付けをコピーするだけでも構わないと。

 

そもそも、音楽に合わせて口パクをする…歌手のモノマネをしてるだけで成立するSNSなわけですから、ハードルは最初から低く設定されているのです。

 

 

 

さて、ここで考えて欲しいのは、「コピー」や「モノマネ」というフレーズが登場した点。

 

これって何かに似てませんか?

 

そう!これは「サンプリング」なんですよ!

 

TikTokはダンスや歌ってるところをサンプリングして遊ぶSNSなんですね。

 

そして、サンプリングと言えば、我らが夢梨先生。

 

つまり、自分のオリジナルで何かを作る事よりも、他人の創作物を拝借して何かを作る事の方が好きな夢梨先生の特質とも、TikTokはマッチしているのです。

 

だから、自分でいろいろと創作する必要のあるインスタよりも、得意のサンプリングが出来るTikTokを夢梨先生は選んだのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

・夢梨に欠如しているもの

 

しかし、どうしてこうも、夢梨はサンプリングに依存してしまうんでしょうね?

 

抑圧的な家庭に育ったのかな?とか、個よりも和を重んじる今時の若者のメンタルだから?とか、アイドル漬けの生活で芸術やエンタメに触れてこなかったから?とか、いろいろと考えるのですが、一介のオタクに明確な答えなど分かるわけもありません。

 

ただ、ブログとTikTokの話を繋げると見えてくる客観的な事実として、夢梨には創造性が欠如しているという事は言えるでしょう。

 

以前に、『夢梨がスベる理由』というクソ記事を書いた事があるのですが、それにも通じるテーマというか。

 

夢梨が飽きられた最大の原因は、彼女自身の創造性の欠如にあったのかもしれません。

 

 

 

夢梨は好きなアイドルとして、よく浅川梨奈や元エビ中の廣田あいかの名前を挙げます。

 

 

 

 

 

夢梨と2人のキャラクターが掛け離れ過ぎていて、今までは2人のどこに憧れているのか分からなかったのですが、“創造性”というキーワードで線を引くと、見えてくるものがあるなと。

 

浅川はスパガ内で一番の創造性・個性・オリジナリティーの持ち主ですし、ぁぃぁぃに関しては「ときめきペインター」という肩書きで活躍するアーティストでもありますからね。

 

自分にないものを持っている存在として、2人に憧れている…そう考えると、腑に落ちるものがありました。

 

 

 

SNS全盛の現代。

 

アイドルには自己プロデュース能力が、標準装備されていて当たり前になりつつあります。

 

そういった時代において、創造性の欠如というのは、アイドルとして致命的な欠陥になりかねないわけで。

 

そうなってくると、アイドル本人に代わって、外にいる大人達が創造性を担保していく必要があるでしょう。

 

例えば、「あざとゆめり」の様に、大人達発信で新しいキャラの提案や、新しい展開を模索していく事になるかもしれない。

 

先日、TikTokとavexが提携するというニュースがありましたが、夢梨のTikTokも本人の希望で始まったのではなく、もしかしたら大人達の勧めで始まったのかな?という気もするんですよね。

 

 

 

 

 

・コピペアイドルに未来はあるのか?

 

ただ、いくら外野が補填したところで、夢梨本人の本質的な問題が解決するわけではありません。

 

夢梨がこのままサンプリングに依存し続けたら、どうなるかと言うと…別に変わらないと思うんです。

 

皆が「良い」と言ってるものを真似すれば、当然「良い」と思われるし、これからも変わらずに、夢梨は優等生なアイドルとして受容され続けるでしょう。

 

しかし、「変わらない」という事は、変化しない…成長しないという事とも同義なわけですよ。

 

果たして、それで良いのか?と。

 

歳を重ねたアイドルが安定志向に入るのならまだしも、彼女はまだ16歳。

 

そんな若い歳で、自らの可能性を閉じてしまって良いのでしょうか?

 

 

 

最近、美月リカさんというアイドルグループのプロデューサーをやってる方が、こんなツイートをしていました。

 

 

 

 

 

 

サンプリングをする、他人の言葉で自分を着飾るという行為は、自分という個を希薄化させる様な、自我を少しずつ削っていく様な、そんな行為だと思う。

 

夢梨の事が信用出来ないと言ったけど、そもそも夢梨がどんな人なのか、何者なのかさえ、私にはもう分かりません。

 

もしかしたら、夢梨自身も自分の事がもうよく分かってないんじゃないかな?

 

彼女のTwitterやブログを読むと、よく髪型のリクエストを募っています。

 

 

 

 

 

 

勿論、これはファンサービスの一環なのでしょう。

 

ファンの需要や期待に応えたいという、彼女なりのサービス精神の表れなのかもしれない。

 

でも、違う角度から見ると、自分で自分の髪型が決められない、自分がしたい髪型すら分からない…選択を他者に委ねてしまう、自我のない女の子にも見えてくる。

 

そして、その先にあるのが、美月さんが指摘する様な、空っぽな大人であるのならば、そんな悲しい未来はないわけで。

 

アイドル云々という事よりも、人として心配になってきます。

 

 

 

 

 

・夢梨と幸愛の決定的な違い

 

創造性の欠如は、確かに欠点かもしれない。

 

しかし、必ずしもそれが弱点になるとは限りません。

 

例えば、幸愛にしたって、特別に創造性のある人ではないと思うんですね。

 

前述した様に、文才があるわけでもないし、絵が上手いわけでもないし、飛び抜けた発想をするわけでもない。

 

でも、彼女のブログを読むと、一発で彼女が書いたと分かる個性とオリジナリティーに溢れてる。

 

それは何故なのか?

 

 

 

それは、幸愛自身が自分に創造性がないことを受け入れてるからだと思うんです。

 

彼女のブログを読み慣れた方なら、本文によく「文章を書くというのはとても難しい」「

言葉足らずで不器用な文章になってしまうかもしれない」「私本当に馬鹿で文章力がないから」…といった一文が度々登場する事にお気づきの事でしょう。

 

つまり、幸愛は自分の文才のなさを認めているんですね。

 

その上で、自分なりにベストを尽くして、一生懸命に何かを伝えようとしている。

 

だからこそ、幸愛のブログは技術や能力を超えて、熱い気持ちが伝わってくるし、渡邉幸愛という個性が刻印された文章になるのではないでしょうか。

 

 

 

どんな欠点やコンプレックスも、受け入れてしまえば、自分の長所にもなるし、個性にもなり得るのです。

 

夢梨の一番の問題は、自分の欠点を受け入れられない事。

 

それがコンプレックスとなり、サンプリングに走らせているのかもしれません。

 

 

 

いろいろと言いましたが、あみたのブログを探し当てた事は、彼女なりに良いブログを見せようと努力した結果と言えなくもないし、TikTokも彼女なりに研究してやっている事が伺えます。

 

それらを全否定するつもりはないし、そういった気持ちがまだ彼女に残っている事は希望と言えるでしょう。

 

努力する方向が間違っているだけで、それを正せば、まだまだ成長出来る様な気もするんですよ。

 

あとは、夢梨次第。

 

ありのままの自分を受け入れ、好きになって、信じてあげて欲しい。

 

彼女が本当にサンプリングすべきものは、彼女の中にあると思うのです。