今年4月から始まった『フィロのス亭』を見続けていたら、いつの間にかファンになってしまった、フィロソフィーのダンス

 

 

 

 

折角、ファンになったからには、音源やMVもチェックしようと思いつつも、なかなか時間やキッカケがなくて、肝心の音楽に触れないまま、ここまで来てしまいました。(汗)

 

そんな中、9/27に新曲『ダンス・オア・ダンス』のMVが公開。

 

 

 

 

フィロのス亭新規の私にとっては、ほぼ初めてフィロのスの音楽に触れる事になったわけですが…

 

 

 

 

結論から言うと、最高でした!!!

 

ロカビリーをフィーチャーしつつも、抑制の効いた音楽はオッシャレ~だし、メンバーのいろいろな表情・仕草・ダンスが見れる映像も、最高に楽しい。

 

情報量が多くて、見る度に新しい発見があるから、ついつい何回も見ちゃうんですよね。

 

(今回、新たに見直したところ、MVの最初の画と最後の画が同じになっている事に気付いて、所謂、円環構造にする事で“永遠のダンス”を表現してたのか~!と一人で興奮しました。笑)

 

 

 

そんなこんなで、想いが溢れてしまった私は、衝動的にTwitterに感想を投稿。

 

 

 

 

 

すると、まさかまさかのメンバーのマリリさんに引用RTして頂く事態が発生。笑

 

 

 

 

こちらこそ、うれピーマンだったわけですがw、AKBが「会いに行けるアイドル」を提唱して十数年。

今や、「アイドルが会いに来る」時代なんですね~。

 

 

 

そんなわけで、今回のブログは、あの時、言語化出来なかった、“魂の解放”と“命の煌き”について、もう1回考えてみようかなと。

 

『ダンス・オア・ダンス』のMVを通して、私なりにフィロのスの魅力を紹介出来ればなと思っています。

 

 

 

 

 

・魂の解放とは?

 

もしかしたら、アイドルのMVを見慣れてる人からすると、『ダンス・オア・ダンス』のMVには、どこか違和感を感じるかもしれません。

 

例えば、普通のアイドルなら、ダンスをもっと綺麗に揃えるだろうし、表情もキラっとしたアイドルスマイルをすると思うんですよね。

 

でも、フィロのスの場合は、ダンスは躍動感やダイナミズムを重視している様に見えるし、表情も作るというよりは、「楽しいから、ついつい笑ってしまう」…そんな自然な笑顔をしている。 

 

 

 

ハルちゃんは、本当に生き生きとした表情を見せてくれるし、

 

 

 

 

実際、おとはすさんが、吹き出してしまう場面もあったりします。

 

 

 

 

 

 

 

そうした違和感は、リップシンクのシーンにもあって。

 

アイドルが1人画面の前に立って歌う、リップシンクはアイドルMVの定番なわけですが、ここでもフィロのスは少し変わった事をしている。

 

 

 

中でも象徴的なのが、あんぬさんのリップシンクです。

 

 

 

 

彼女のリップシンクだけ、なぜかマイクがブロッコリーになっているんですよね。笑

 

メンバーの中でも1番のアイドル力を誇る彼女ならば、普通にマイクを持たせて歌わせても、十分に可愛らしいリップシンクになった事でしょう。

 

でも、ここで敢えて彼女にブロッコリーを持たせる事で、アイドルMVのお約束を外してくる。

 

「アイドルらしく歌う、あんぬちゃんの可愛さ」ではなく、「ブロッコリーに戸惑う、あんぬちゃんの可愛さ」という、新しい提案がなされているのです。

 

 

 

この様に『ダンス・オア・ダンス』のMVは、アイドルMVの公式やお約束を外して作られている様に(少なくとも私は)感じます。

 

この、決してアイドルらしさに縛られない解放感というのが、私の感じた「魂の解放」の正体かもしれません。

 

 

 

 

 

・命の煌きとは?

 

フィロソフィーのダンスは、アイドルらしさに縛られない。

 

では、彼女達が従来のアイドルらしさを否定し、何か革新的なアイドル像を目指しているのかと言うと、それも違う様な気がしてて。

 

彼女達が目指しているのは、あくまで彼女達らしい、自分達らしいアイドル像なのではないでしょうか。

 

 

 

このMVを見ていても、彼女達が提示する表現の1つ1つは、どれもメンバー自身の個性を感じさせるものばかりです。

 

例えば、おとはすさんのアニメっぽいキス顔だったり、

 

 

 

 

マリリさんはセクシーな歌声やダンスを披露しています。

 

 

 

 

 

この様に、彼女達から背伸びをした様な表現はほとんど見受けられないし、あくまで自分の個性に基づいた表現をしている。

 

それどころか、自分の個性に自信と誇りを持って、レペゼンしている様に、私には感じられます。

 

この、自分らしさを賛美する様な肯定感というのが、私の感じた「命の煌き」の正体かもしれません。

 

 

 

ちなみに、『フィロのス亭』を見ていても、1つの企画に対して、四者四様のアプローチが見て取れて、本当に個性的な4人だな~と思うのですが、

 

そうしたメンバーの個性を大事にして、尊重し合えるグループだからこそ、“多様性”や“共存”というメッセージを内包したグループでもあると思うんですよね。

 

たった4人しかいないグループなのに、そんな豊かさや寛容さを感じさせるところも、フィロのスの魅力ではないでしょうか。

 

 

 

 

 

・最後に

 

私はアイドル自体は好きなのですが、アイドルのMVを見るのは苦手な部分があって…。

 

アイドルのMVにある、作り込まれた可愛らしさを提示されると、ちょっと構えてしまうというか、照れてしまって、素直に受け取れない事があるのです。(汗)

 

その点、フィロのスが提示する可愛らしさは、自然な可愛らしさなので、私でも自然と受け取る事が出来ました。

 

 

 

それで思ったのは、可愛いものを「可愛い!」、好きなものを「好き!」と、素直に言える事の気持ち良さです。

 

自分の感情をそのまま認めてあげる事は、自分自身を認めてあげる事でもあって、ちょっとエンパワーメントされた気分になるというか。

 

だから、フィロのスちゃんを見る時は、積極的に「可愛い!」「好き!」と思う様にしているんですね。

 

 

 

で、この感覚は『ダンス・オア・ダンス』の歌詞とも通じるんじゃないかな~と思ってて。

 

正直、マーシャルとかヒューリスティックとか、何を言ってるのか、よく分からない部分もあるんですけど。笑

 

ただ、言ってる事としては、「難しい事を言ってないで、素直になろうぜ!一緒に踊ろうぜ!」という事だと思うのです。

 

 

 

 

 

もしも今、何か抑圧を抱えてたり、自分に自信を持てなかったり、素直になれない人がいたら、フィロソフィーのダンスに触れて欲しい。

 

フィロのス自身がアイドルらしさから解放され、自分達らしさを肯定している様に、

きっと、あなたの事も解放し、肯定してくれる事でしょう。

 

彼女達を見れば、どんな心も踊り出す。

 

 

 

 

さぁ、あなたも一緒に踊りませんか?