7/3にスト生5名の卒業が発表されました。

 

これによって、スト生という組織自体が廃止になりそうです。

 

 

 

 

このニュースを受けて、怒ったり、呆れたり、悲しんだり…いろんなリアクションがあった事でしょう。

 

私も素直に残念だな~と思いました。

 

ただ、新しいスト生の募集が始まらない事から、こういう事態を予想していたので、そこまでショックがあったわけでもなくて…。

 

ネット上で見かけた、怒りの言葉も、悲観論も、なんか乗れないというか、違和感を感じたんですよね。

 

で、よくよく考えてみたのですが、自分はスト生に対して“特に興味がない”という事実に突き当たりました。

 

「この1年でスト生のブログを見たり、配信を見たりしたか?」と問われると、まったく見ていません。

 

なので、スト生に関しては、「ほとんど無関心だった…」というのが正直なところです。

 

これは私のスト生に対するスタンスですが、同じスタンスでいた人は結構多いのではないのでしょうか?

 

 

 

 

 

・スト生の価値

 

と言うのも、スト生への関心や理解のなさを感じたのは、今回が初めてではないからです。

 

1年前、石橋蛍がスパガに加入した時も同じ事を思ったんですよね。

 

当時の蛍は、3期生唯一の非スト生という事で、「アイドル未経験者の成長物語」というストーリーを背負っていました。

 

そんな中、彼女は「過去の私。今の私 。」というブログをアップするのですが、これが評判を呼びます。

先日、行われたブログランキング企画でも1位を取っていたので、この記事をキッカケに蛍推しになった方も多いのではないでしょうか。

 

記事自体は、蛍がアイドルになるまでの期待や不安が素直に綴られた名文だと思いますが、このブログの感想として、「スト生じゃないのに偉い」とか「アイドル未経験だからフレッシュさがある」というものがあって、すんごい違和感を感じたんですよ。

 

 

 

え?スト生を経験してる事って、アイドル的にマイナスなの?

じゃあ、何の為にスト生って存在してるの?

スト生は蛍の素人感・無垢性を引き立たせる為にあるんじゃねーぞ!…と強く思った。

 

素人の蛍がスパガになる為にした努力は、それはそれで素晴らしい。

でも、スト生がスト生として重ねてきた努力にだって、素晴らしく価値があるはずだ。

 

メジャーに行くチャンスが本当に少ない中で活動し続ける事。

時にはブログの更新ぐらいしか活動が出来ない日々もあった。

そんな不安と焦りの中で頑張ってきた事を、ファンが評価しないで、一体誰が評価するというのだろう?

 

蛍の素人さが美化されるあまり、スト生の存在が軽んじられてる感じがして、どうしても許せなかったんですよね。

 

んで、この時に痛感したんです。

スト生の価値なんて、こんなもんなんだなと。

素人の持つ初々しさの前に、簡単に負けてしまう程度のものなんだなと。

 

 

 

 

 

・スト生が失敗した理由

 

あの時、私が感じた怒りは、「蛍側に寄り添って考えるか?」

それとも、「スト生側に寄り添って考えるか?」という違いだったのかもしれません。

 

では、私の様にスト生側に寄り添って考える事は、果たしておかしな事なのでしょうか?

 

 

 

例えば、これがAKBだったらどうなるか考えてみます。 

 

もしも、研究生を経ずに、すぐに正規メンバーになる新人がいたら…おそらく叩かれますよね。

「研究生にならないのはズルい!」とか「正規メンのクオリティーじゃない!」といった感じで。

 

あまり新人側に寄り添った意見が出るとは考えづらい。 

 

事実、AKBのドラフト会議の第1回では、合格者は正規メンバーとして加入したそうですが、第2回からは研究生として加入する事になったそうです。

 

 

 

AKB研究生もスト生も立場は同じなのに、ファンのスタンスはまるで違う。

その原因は、本隊との距離感の違いにあるのではないでしょうか。

 

AKBの研究生は、ほとんどが正規メンバーへと昇格していきます。

そうなると、若い子に興味がなくても、本隊のファンとして関心を持たざるを得ません。


関心を持てば理解も深まる…その結果として、研究生という立場にも価値が認められ、研究生に寄り添った意見も出てくる。

 

一方で、スト生は、ほとんどがメジャーデビュー出来ずに卒業していきます。

特に新メンバーとしての加入はスパガ以外のグループでは実現していない上に、その規模も2~3年に2~4人が採用される程度。


これでは各メジャーグループのファンに興味を持てと言っても、難しい話ですよね。

 

 

 

今回のスト生廃止は、アイドル市場の縮小が一番大きな要因だとは思います。

要は、「もう新グループを作る体力がない…」という事なのかもしれません。

 

しかし、もっとスト生にファンの理解があって、認められていれば、また違った展開があったんじゃないかなと思うんです。

 

例えば、スト生自体はなくなっても、“スパガ研究生”みたいな形で、存続する事も出来たんじゃないかなと。

 

…まぁ、今となっては、タレレバ論に過ぎませんけどね。

 

 

 

 

 

・スト生から見えてくる、iDOL Street

 

ところで、スト生って今まで何人が在籍したと思います?

 

折角の機会なので、調べてみました。 

 

スト生が大規模化した3期以降の加入メンバーは、計88人。(1期2期はスパガ&チキパなので省略)

その中でメジャーデビュー(アイスト内で)を果たせたのは、計21人。(スパガ6人・GEM10人・わーすた5人)

 

 

 

単純計算すると、4人に1人しか夢を掴めないのが、スト生という組織でした。(個人調べなんて、間違ってたらすみません)

 

この数字をどう受け止めるのが正解なのか分かりませんが、私としてはかなりエリート主義な集団という印象です。

 

多くの才能を集め、競わせ、その中で勝ち残った本当に優秀な人材だけで組んだのが、GEMであり、わーすたなのでしょう。

 

今考えると、とても贅沢な事をしてたのだな~と思わされますね。

 

 

 

しかし、その一方で、4人に3人の可能性は閉ざされてきました。

 

一部では「飼い殺し」という様な批判もありましたが、芸能界は非常に難しい世界なので、厳しさをもって接していた運営の姿勢を私は否定出来ません。

 

ただ、現状のアイストを考えると、このエリート主義には限界があったんだな…とも思わされます。

 

わーすたはまだしも、他のグループはほとんどが壁にぶつかって行き詰ってるわけで…。

アイドル界の急激な環境の変化に対応しきれず、後手後手に回ってる印象です。

 

「単一的な種よりも、多様性のある種が生き残る。」

 

ダーウィンじゃないけれど、今回のスト生の廃止は、エリート思想に走り、多様性を失ったアイストという種の絶滅を示唆しているのかもしれません。

 

 

 

我ながら、なんか恐ろしい事を書いてますね…すみません。

 

しかし、そういった観点から考えると、今回のスト生廃止は、エリート思想から解き放たれる好機として受け止める事も出来るでしょう。

 

今後、新メンバーを集める時に、どうするのか分かりませんが、今まで以上に幅広い人材の中から選択し、多様性を獲得する事が出来たのなら、アイストはより健全な組織になるかもしれません。

 

 「多様性?そんなもので、アイストの危機が救えるの?」

 

そう思われる方もいるでしょう。

でも、例を挙げるなら、スパガの浅川なんかは、多様性のもたらした好例だと思いますよ。

 

スパガ加入当初の浅川は、そのオタクキャラやウザキャラから、王道を行くスパガらしからぬメンバーという事で、否定的な声も少なくありませんでした。

 

ところが、今の浅川の活躍は言わずもがな、彼女がスパガの救世主になっています。

 

第2章が始まった時に、誰がこの状況を予想出来たのでしょう? 

逆に、「もしも浅川がいなかったら…」と考えると、恐ろしいものがありますよね。

 

 

 

幸いな事に、アイスト運営は新しい血を入れる方向にシフトしていて、その点に関しては希望が持てる気がします。

 

樋口Pによる統括体制が終焉を迎え、各グループに新しい体制が敷かれました。

 

最近だと、スパガでは橋元PがクリエイティブPから総合P(?)に就任。

 

 

 

 

GEMは昨年から監督さんがPになりました。

 

 

 

 

特にGEMに関しては、グループのカラーが大分変わりましたよね。

 

SHOWROOM等の動画配信に力を入れたり、新曲も今までのGEMにないものを提示してきてる。

 

その変化には賛否あるかもしれないけど、今までのダンス&ボーカル路線だけで突き進むのは、長期的な生存戦略の観点で言うと、リスクが高いと思うんです。

 

世間や時代が求める音楽は日々更新されるわけで、それがマッチすれば良いけど、外れたら本当に厳しい。


所謂“楽曲派”と呼ばれるグループが、往々にして短命で終わってしまうのは、1つの音楽性に特化する事の弊害なのではないでしょうか。

 

「解散を覚悟の上で、この音楽性で勝負する!」という姿勢は、それはそれで美しいと思います。

 

ただ、GEMの場合は、留学中の武田さんが帰還した以降も戦い続けねばいけないわけで。


むしろ、そこからが本当に勝負を仕掛けるタイミングになるのだから、今はいろいろな挑戦をして、表現の幅を広げる時期なのかもしれません。

 

 

 

今回のスト生の廃止。

 

それは、「アイストの滅亡を示唆しているのか?」

それとも、「アイストの古い体制の終わりを象徴しているのか?」

 

その答えは、これからの未来が教えてくれる事でしょう。

 

各グループがどうやって、この激動のアイドル界をサバイブしていくのか楽しみですね。

 

 

 

 

 

・最後に

 

スト生の廃止がアナウンスされた、その日。

 

狙ったのか?偶然なのか?わーすたがフランスへと飛び立ちました。

 

 

 

 

一方では、何かが終わり。

一方では、何かが始まる。

 

なんてエグい対比なんだろうと思った。

 

まるで、“わーすた”というロケットを発射する為に、“スト生”というブースターが切り離されるみたいで、なんだか切なかった。

 

わーすたに限らず、どんなアイドルも何かしらの犠牲・淘汰の上で成り立っている。

 

彼女達に出来る事があるとすれば、仲間の想いも背負って、前に進み続ける事ぐらいだろう。

 

もう引き返せない、どこまでも上に飛んでいくしかない。

 

 

 

 

 

 

一方で、切り離されたブースターだけど、調べてみたら、切り離されたブースターは回収され、再利用されるらしい…。

 

 

そう、まだ終わってなんかいないんだよ!

 

 

飛び立てるチャンスはまだあるんだ!

 

 

 

1つだけいいたいのは、 

これで終わりじゃありません。 

 

ここからが始まりだと思ってます。 

 

ここでなんか絶対終わらない。

 

「荒川沙奈*読んでね。」より

 

 

アイドル道をゴールするのは確かだけど、 

 

「武井紗聖」としての、 

ゴールはまだ見えない!!!!! 

 

ゴールしてすぐスタートするのが、

 さらだにょスタイルである◎ 

 

そのうちスタートラインにみなさんと立つから準備しておいてね。

 

「武井紗聖◎やっぱ(´∀`∩)↑age↑っしょ」より

 

 

もう道を歩く必要なんてない。

 

誰かの犠牲になる必要なんてない。

 

今度は自分の為に、自分のロケットで、誰よりも高く飛び立って欲しい。

 

全てのスト生に明るい未来がある事を願っています。