(「ホテルに泊まろう」からの続き)

 

 阿漂に「吃这个(これ食べて)」と渡されたものとは・・・。「鶏足~」。

 

 中国の人は、この鶏足が大好きなんです。「鶏の足の姿煮」と言ったところです。コラーゲンだっぶりの健康食品・・・。でも「俺は嫌いだ~、キモイ~、もろに鶏の足じゃんびっくり」。

 

 それを2個貰いました。一羽分か・・・、「小李食べるか」、「要りません」。おい如何すりゃいいんだ・・・。捨てたら阿漂に悪いし、嫌われたくないし・・・。

 

 食べてるふりして、頃合いを見て窓の外へ・・・、「さよなら・・」。こんな気色の悪いもんとはさっさとおさらばです。因みに、中国では窓からのポイ捨ては常識ですからね。

 

 車内へのポイ捨ても常識です。車掌が後で掃除するのです。と言っても車外に捨てるだけですけどね。でも車内にポイは、流石に阿漂に見られたら拙いですからね。

 

 前にも言いましたが、郷に入れば郷に従えです。その国の文化に敬意を表しましょう(何か間違ってないかえー)。いいのグラサン。中国人の自尊心を傷付けてはいけません。

 

 彼女達は鶏足に夢中です。口に咥えて、しゃぶって、皮をコスゲ落として・・・。一体何が彼女達をこの様な行動に駆り立てるのでしょう(美味しいと想ってるからだろえー)。信じられんびっくり

 

 Imagine(想像して御覧)、綺麗なお嬢さんが鶏の足を咥えている姿を・・・びっくり

 

 Imagine(想像して御覧)、可愛いお嬢さんが鶏の足をしゃぶっている姿を・・・びっくり

 

 Imagine(想像して御覧)、若い女の子達が鶏の足の皮をコスゲ落としている姿を・・・びっくり

 

 Imagine(もういいってのプンプン)。あらそう。でも流石にヒクわ~。でもこれが偉大なる中国の文化なんですからね。早く慣れないとね。でも・・・、「慣れたくないよ~ガーン」。

 

 見ない様にして窓の外をボ~と眺めていた白楽雲。心なしか静かになった様な・・・。

 

 すると、彼女達は蟀谷(こめかみ)を押さえて、浮かぬ顔をしています。典型的な乗り物酔いです。「お前ら小学生かプンプン」。確かに運転粗いからね・・・。

 

 彼女達はタイガーバームを取り出すと、それを廻し合い乍ら蟀谷に塗っています。

 

 「臭せ~なプンプン」。彼女達からタイガーバームの匂いが・・・ショボーン(幻滅だなグラサン)。いや、愛があれば多少の困難など・・・。「やっぱり臭せ~なプンプン」。

 

 暫くすると彼女達はぐったりして眠ってしまいました。何時も夜遅いし疲れてるんでしょう。そっとしておきますか・・・。でもみんな可愛い顔して寝ています。

 

 日本に生まれていたら、高校生か、大学生か、何れにしても青春を謳歌している年頃です。生まれた場所が違えば私だってどうなっていた事か・・・。

 

 怒られるのを承知で寝顔をカメラに収めた白楽雲。でも、後でこの写真も喜んでくれました。

 

 そうこうしている内に新会市(会城鎮)の公共汽车站に到着です。ざっと1時間半のバスの旅です。彼女達もちょっとは元気を取り戻した様です。やれやれ、引率も楽じゃないな・・・。

 

 ここからホテルは目と鼻の先。「帰りは自分達で帰ってね」と言って歩きかけると、「何処行くの」、「ホテルへ行くの」、「如何して」、「今日ここで泊まるから」、「いいなぁ~」。

 

 「じゃ~ね」、と言って歩きかけると、「私達も泊まりたぁ~い」、「はぁ~、しし仕事どうするの」、「今日休んじゃう」、「おお怒られるだろ~」、「構やしないわ」、「まままじかよびっくり」。

 

 「おい小李、彼女達大丈夫なのかよ」、「大丈夫だよ」、「じゃあ、阿芳は御前に任すとして、他の5人は俺が相手するのかよびっくり」、「何言ってんだかプンプン」、「じじ冗談だってキョロキョロ

 

 「おい、ホテル泊まるのに身分証が必要なんじゃないか、彼女達持ってんのかよ」、小李は何やら彼女達と話していましたが、「大丈夫だよ、阿麗は無いけど借りてきただよ」。

 

 「借りて来た・・・、如何言う事」、「他の子の身分証を借りただよ」、「そんなんでいいのかよ」、「いいだよ」、「ホントに大丈夫だか(何で片言なんだプンプン)」、「没問題(大丈夫)」。

 

 中国のホテルには、単人房(シングル)、双人房(ツイン)、3人房(トリプル?)と言う部屋が用意されています。それぞれ、タンレンファン、スウァンレンファン、サンレンファンと言います。

 

 「小李、俺と御前は双人房で一緒でいいか」、「いいだよ」、「じゃあ、彼女達は3人房でいいか聞いてくれよ」、「いいって言ってるだよ」、「じぁ~、あと頼んだぜ」。

 

 こうして彼女達とホテルに泊まる事になってしまった白楽雲。別室とは言え、女の子とホテルに泊まるなんて初めての経験ですびっくり。なんかドキドキして来た白楽雲です。

 

 遠足転じて修学旅行になってしも~た~びっくり」。彼女達はすっかり乗り物酔いから解放され、燥ぎ回っていました。

 

 「こんな事して大丈夫なのかなぁ~びっくり」。

 

 

(つづく)

 

 

 

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白楽雲

 

 

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