最近、中国の行き過ぎた海洋進出や北朝鮮の核・ミサイル問題に加え、アメリカ共和党大統領候補トランプ氏の日米安保不平等論などが騒がれていますね。さて、大統領になってしまうのでしょうか。怖い怖い!!


 最近どうしてもこれからの日本の在り方について考えてしまいます。人それぞれ考え方はあるのでしょうが、私なりに真剣に考えてみました。


 日本は戦争放棄を謳った憲法を約70年に亘り守り抜き、(実際はアメリカに押し付けられた憲法ですが)日本の誇りともなっています。日米安保条約の存在で、日本は戦火に塗れる事はありませんでした。


 私が生きて来た約50年は平和そのものであり、この状況が未来永劫続く事を切に願っています。子供や孫に戦争を経験してもらいたくないと思うのが親心ですよね。


 平和を実現して来た日本。世界に誇る平和憲法を守り続けて来た日本。ある政党は、憲法改正・自衛隊反対と言っています。


 「何処かの国が攻めて来たらどうするの?」と言われて、無抵抗を貫くべきと言う女性党首も居ました(何をされても我慢出来るのでしょうか)。その前に話せば解ると、何の根拠も無い事を言われても納得出来ません。


 他人の家に土足で押し入り、命を奪うならず者は必ずいるのです。国家も同様です。どんなに尽くしても、ならず者にとっては問答無用です。さて、皆さんは如何思われますか。


 「戦争は嫌だ(私も同感)」「戦争なんて考えたくもない(私は同感できません)」だけを唱えるのは、子供や孫の世代に対して無責任と言えませんか。自分が生きている間平和であれば良いとは思えません。


 トランプが大統領になったとしても安保条約が簡単に破棄される事は無いでしょう。しかし、一方的に破棄して来ないとも言い切れません。アメリカの傘が亡くなった時、良からぬ考えを持つ輩がいるでしょう(尖閣が取られるだけで済むかどうか)。


 世界情勢はどう変わるか解りません。私がこの世を去った後、不幸にも戦争に巻き込まれた時、子供や孫たちが生き延びる為の選択肢を残してあげる必要があると思わざるを得ません。


 ある日突然ミサイル攻撃された場合、全てを迎撃する事は不可能です。相手のミサイル基地を殲滅しないと次から次に飛んでくるのです。しかし、現憲法では飛んで来るのを待つしかありません。


 憲法を今すぐ改正するのは反対です。憲法を改正するか、しないかは、若い世代が考える事だとも思います。いずれにしても現実的には今憲法を変えようと思っても実質的に無理です。


 憲法改正反対を盲目的に唱えるのではなく、憲法改正の入り口だけは造って置かなければ情勢変化に迅速な対応が出来ません。憲法改正手続き法案は造って置く必要はあるでしょう。


 現憲法には頑丈なカギが付いています。①国会議員の3分の2の賛成。国会議員は国民が選ぶのです。②国民投票における過半数の賛成。国民と言う二重のカギがかかっているのです。


 私の子供や孫たちは正しい選択をしてくれると信じるしかないでしょう。その時の日本は彼らのものなのですから・・・・。と考える今日この頃です。平和とは難しいものですね。