こんにちは。
今日もこちらは良く晴れて、暑いくらいの一日になりました。
 
昨日からのニュースで驚いたのは、ロンドン発のシンガポール航空が乱気流に巻き込まれ、タイの空港に緊急着陸。
イギリス人の乗客1人が亡くなり、数十人が怪我をされたとのこと。
乱気流、怖いですね。
また、イランの大統領らが乗ったヘリコプターが墜落し、ライシ大統領やアブドラヒアン外相など8人全員が亡くなったとのこと。イランはイスラエルやアメリカと敵対していて、その原因についても様々な憶測が飛び交っています。
 
こちらは、こうした事件に関係なく、引き続き先日のイギリス・アイルランドの旅のご報告を続けます。
バッキンガム宮殿で衛兵交替式を見た後、ウェストミンスター大聖堂などを見て、さらにロンドン塔やタワーブリッジまでやってきたのですが、ロンドンの街を歩くと、こんな花々が咲き乱れていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いい季節ですね。。。。ヨーロッパは5月に入るとこうして花が咲きだして急に華やかになります。
 
 
 
 
そして次に訪れたのは、ココでした。
 
 
 
ココはサマセットハウスというところなのですが、目的はこの一角にあるコートールド・ギャラリーでした。
 
 
ここで例によって話は時空を飛び越えて。。。
6年前の今頃、フランスのパリに行っていました。
その時、かの地も公園に花が咲き乱れていて。
記事をリブログしますので、良かったらご覧ください。
 

 

さて、話は再びロンドンのコートールド・ギャラリーに戻って。

 

 

 

 

ここは比較的小規模な美術館。

はじめてやってきましたが、美術館というよりも、ロンドン大学の研究室の一つでした。

そしてこの絵が有名。

 

 

マネの『フォリー=ベルジェールのバー』(1882)。

でも僕の目当ては、この美術館にある2点のブリューゲル作品でした。

それがコチラ。

 

 

ピーターブリューゲル(父)(1525~1569)「姦通女とイエスキリスト」
1565年(ブリューゲル(父)が40歳の時の作品だそうです。

 

ブリューゲルはこの絵をグリサイユという画法で描いているそうで、グリサイユは13世紀から使われている古典的な画法。
キャンバスという平面の上にあたかも立体物があるように表現する手法です。
今でも、遊園地なんかで彫刻があると思って近づいたら絵だったというグリサイユ画法の実施例があります。

グリサイユとはフランス語で灰色を意味します。
ベースを白から灰色から黒の階調で描き、更にその上に色を乗せて立体を表現して行きます。
このように線ではなく面で構成して行くのであたかも立体に見える表現が可能なのです。

 

そうしてもう一点。

 

 

 

 

ピーターブリューゲル(父)の「エジプトへの逃避の風景」1563年という作品。

遠くに山々や海か湖のようなものがみえる山道をロバに乗った年おいた女性がエジプトを目指しているという作品。

当時もエジプトは聖地のひとつだったんですね。

 

そうしてもう一点は、ルーベンスの作品。

 

 

 

「ヤンブリューゲルと家族の肖像」(1613~1615)という作品です。

公私ともにブリューゲル一家と親しかったルーベンスがブリューゲル一家を描いたものです。

ヤンはピーター・ブリューゲルの息子です。

 

他にもこの美術館で目についた作品をいくつか。

 

 

 

 

 

 

ゴーギャンの作品もいくつか。

いずれも初めて見るものばかりでした。

 

 

 

 

こんな作品もありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は松任谷正隆さんが所属していたTIN PAN ALLEYの曲と歌いかがでしょうか?

 

気がつくと5月ももう下旬。

時の流れに負けないように、それなりにお互い良い日々を過ごしていきましょう。