ブックライター講座を受けていて、気づいたことがあります。
本作りも、物作りの1つかもと いうことです。
それから、 文章の場合は直しができるということです。
縫製の仕事は、大きく仕上がってしまったものを小さくすることは、できます。(縫い目が出ないので)
ですが、小さいのを大きくするのは、
縫い目が出てしまうので、できなかったりします。
それに生地は、直したり、手で触れたりすればするほど、痛んでしまうし、汚れてしまうのです。
なので、直しが出ないように、縫う前によく確認して、1回で縫製するのが、基本です。
この辺りは、本の出版は、ライター さんや著者さんが書いたものを、
編集者が、 チェックして戻して、直す作業が何回か繰り返されるということなので、縫製と大きく違うところだなと感じました。
そして、共通点もありました。
本は読者のために書く、
洋服や 着物は着る人のために作るということです。
書きたいから書く、作りたいから作るというよりは、
相手にとって質の良い仕上がりになっているかが、大事というのは、
本 作りも 縫製 も同じだなと思いました。
それから、納期を守ることです。
着物の場合、国内縫製に回ってくるのは、 急ぎで 着用が決まっていることが多いので、納期は絶対でした。
ところが、講座で聞いたのは、
ライター さんの7割くらいは、締め切りを守らない そうです!?
本当に!?という感じで、かなりびっくりでした。
なので、締め切りにきちんと 提出していれば、ライターとして 食いっぱぐれない というお話もされていました。
そうなんだぁ~と。
締め切りを守るだけで、仕事を取れるのかと。
さらに、自信のないものほど、早く提出した方がいいというアドバイスもありました。
文章は直せますから。
そんな、実際に本の出版に携わっている人じゃないと、知らないような話を聞けて、かなりありがたいです。