手術 医師の選択 | ラフィーネさんのブログ

手術 医師の選択

手術を受ける場合、医師の選択は重要です。

「何をいまさら…」と言われるかもしれません。
ところが、なかなかそうでもなさそうなのです。

先日、『暮らしと健康』(2012.4)で
タレント・高木ブーさんの対談を読みました。

高木さんは、変形性膝関節症と診断され、
3年間で3回の手術を受けています。
両膝に人工関節を入れる手術でした。

その大変だったいきさつを語っているわけですが、
問題は「なぜに3年間に3回も」なのかという点です。
要は、手術が失敗したのでした。

さらに興味深いのは失敗後の経緯です。

「大失敗! 手術をしても、痛みや炎症が全然ひかないの」
「退院して他の病院にも行ってみたんですよ。
有名な大学病院から地方の温泉病院までね。
だけど何軒回ってもよくならない」

再手術で救われるきっかけは講演依頼。
神戸の医師から人工関節を入れた体験談を
話してほしいと頼まれました。
行ったところ、逆に医師のほうがびっくりです。

「人工関節で颯爽と歩いてくるはずが、
杖なんかついてきちゃったんだから(笑)」

そりゃそうですよね。患者さんたちを前に、
人工関節は怖くないとアピールしたかったのに、
講演者が杖をついていたんじゃ話になりません。

「その先生に改めて診てもらって、
痛みと炎症の原因が細菌感染だとわかって、
再手術をしようってことになったんです」

高木さんはこの医師によって救われ、
ステージに立つことができるようになりました。

この話、患者の側にいる身にとって、
とても示唆に富んだ話だと思いませんか?



ラフィーネさんのブログ-6gatu

(名前を確認できませんでした。
小さく可憐な姿に惹かれました)

実は、編集部が対談相手として選んだのは、
人工関節手術の専門家・S医師でした。

S医師からはMIS(最小侵襲手術)という
最新の手術法なども紹介されていました。

それによると、手術時間は両膝をやっても、
1時間程度で済み、時間が短いので、
感染が起こりにくいのだそうです。

5年後か、10年後か分りませんが、
T生も人工関節手術を受けざるを得ないと
覚悟しているだけに、身に染むものがありました。

手術を受ける医師は選択せねばなりません。