端午の節句① | ラフィーネさんのブログ

端午の節句①

風呂に入ったら菖蒲湯になっていました。
そうか、今日は子供の日か……、と!

子供が小さかった頃、マンション住まいゆえ、
鍾馗(しょうき)さまの子供人形を置き、
紙の鯉のぼりを壁に掲げたものです。

懐かしいですね!
そうそう、柏餅もよく食べました。

そういえば鯉のぼり、めっきり見かけなくなりましたね。

路地裏散歩をしながら花の写真を撮っていましたら、
鯉のぼりを見かけ、そろそろ端午の節句かと思いました。
しかし、ここ東京では住宅地を散歩していても、
鯉のぼりを掲げていたのはこの1軒だけでした。

若い夫婦では戸建ての家を持つことはかなわず、
核家族化で戸建ての家には子供がいないのでしょう。

なにやらさびしい限りです。
皆様のところはいかがでしょうか?



ラフィーネさんのブログ-こいのぼり

ところで何故「端午の節句」というかご存知ですか?

日本の風習には中国由来のものが多くあります。
今日の中国でも5月5日は「端午節」という祭日です。

T生は北京で暮らした時、この一致に興味を覚え、
随分と調べたことを懐かしく思い出しました。

中国語で「端」は「初」の意味。
日本語でも始まりを「端緒」といいますよね。
「午(ウー)」は「五(ウー)」と同じ発音。
5月5日は中国語で「五月初五日」と書きます。
つまり端午とは5月5日を意味しているのです。

このように名称の語源は一緒なのですが、
その内容は時を経て随分と異なってしまいました。



ラフィーネさんのブログ-人形

そもそも起源は中国の戦国時代に遡ります。
「春秋・戦国」の戦国(紀元前三世紀頃)です。

5月5日、国(楚)を憂えた愛国詩人・屈原は、
汨羅(べきら)の淵に投身自殺しました。
楚国の人々はこれを憐れみ祀ったのが始まりとされています。

今日の中国では「粽(ちまき)」を食べることと、
「龍船競争」が風習としてよく知られています。

日本においてこれらの風習がどう変化したのか、
なかなか興味深いので次回紹介いたします。