大雪 雪はねも2倍2倍!




毎年、2月初旬に北海道に来ます。
実家の屋根の雪下ろしをするためです。
T生の実家は札幌のベッドタウン。
この時期、大型除雪車が住宅地の道路にも入り、
道端に積まれた雪を根こそぎさらって行ってくれます。
これに合わせてT生も毎年帰省しています。


(左:大きな除雪車。斜め後ろの人間とトラックと比較すべし
右:壮観、除雪した雪を運ぶ大型トラック10数台の列)
きっと旅行で北海道に来られた方は、
車窓から見える家の形が珍しいのではないでしょうか?
なんといっても瓦屋根がありません。
雪に対処するため、家の形が四角いか、三角屋根です。
昔は屋根の雪が自然に落ちる三角屋根ばかりでしたが、
最近は屋根が平らな四角形の家が多いようです。
理由は簡単です。
屋根から落ちた雪の処理が大変だからです。
建付けをしっかりしたものにしておけば、
ひと冬雪を乗っけておけばよいわけです。
さらに、北海道の雪は寒いだけにサラサラで、
風で飛んでいくという計算も入っています。
実家は40年近く経っていますので、当然、三角屋根です。
雪はねで一番面倒なのは足場を作ることです。
なにせ雪質がサラサラですから、
人が歩いていないと腰までぬかってしまいます。
したがって作業をするにはちょっとしたコツがあります。
屋根の雪は太陽の熱で締り、重みがありますので、
まず落ちた雪の上のほうに上がり、
それをふわふわの雪に落としていきます。
このように足場を固めてから雪をはねていくと、
足がぬかることなく作業効率がいいのです。
そんなこんなで3日ほど作業していますが、
さすがに今年はまだ終わりません。
それでも日本海側の豪雪地帯に比較すれば、
よほど楽ではないかと思っています。
その量もさることながら、雪質が異なるので、
雪そのものの重みが違うように感じるからです。
屋根の雪下ろしで死亡という記事も時折見かけます。
雪国の皆さま、どうぞお気を付けください。
さて、晴れているのでまた雪はねをやりますか……!