薬研堀不動院① 厄払い | ラフィーネさんのブログ

薬研堀不動院① 厄払い

初詣にはいつも地元の神社に行きます。

ふと張り紙を見たら「本厄 男 昭和27年生」とあるではないですか。
「えっ、今年本厄かぁ……!」
「還暦=赤いちゃんちゃんこ」のイメージはありましたが、
「還暦=本厄」とはまったく意識していませんでした。

こんな程度ですから、正直なところT生は、
それほど「厄年」を意識しているわけではありません。
だからといって、迷信と片付けるわけでもありません。

以前お会いしたことのある著名な病理学者に、
日本医科大学老人病研究所所長の故・金子仁教授がおられました。
この先生には『厄年の科学』(光文社)という著書があり、
当時「おもしろい本を書かれる先生だなぁ」と思ったものです。

年齢とともに人間の体は体質が変わっていきます。
厄年はちょうどその節目の年にあたるので十分注意しましょうと、
詳細は忘れましたが、医学的に厄年を解明されたのでした。

それだけに、厄払いをすることで生活や健康に注意を払うことは、
とても理にかなったことと言えるのではないでしょうか。

そこで、どこか厄払いに行こうかということになりました。
“厄払い”というと、東京では関東三大師が有名です。
佐野厄除大師(栃木)、西新井大師(東京)、川崎大師(神奈川)。

初詣に行ったその足で、近場の西新井大師に行くことにしました。


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(西新井大師参道、人波で身動きがとれない)

ところが西新井大師に着いてその人の波にびっくりです!
お大師さんの参道どころか、お寺の周囲を取り巻いて人が並び、
山門の中へ入るのを待っています。
何時間待たされるのか想像もつきません。

外から手を合わせ、お大師さんにお詫びをして、
ほうほうの体で帰ってまいりました。

家に帰り、ネットで厄払いの神社仏閣を調べてみましたら、
これがなんと都内だけでもたくさんあるではないですか。
その中にふと見慣れた名前を見つけました。



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(薬研堀不動院、本堂での護摩祈願)

「薬研堀不動院」です。
会社から5分もかからないところにあるお不動さんです。
しかも、なんとこれが「川崎大師」の東京別院だったのです。
燈台下暗しとしかいいようがありません。

翌日、さっそく厄除けの護摩木をお願いしてまいりました。
さしたる信心もないのにほっとする自分に気づき、
日本人っておもしろいものだなと思ったものです。