紅葉② 秋の夕日に~♪♪ | ラフィーネさんのブログ

紅葉② 秋の夕日に~♪♪

紅葉の季節になると「秋の夕日に~♪♪」と、
いつも童謡『もみじ』を口ずさんでいる自分に気づきます。

小学校の何年生で習ったのか、すっかり忘れていますが、
老年になってもまだ歌えます。
体に染みついているのでしょうね。

1.秋の夕日に 照る山紅葉(もみじ)  ニコニコ
濃いも薄いも 数ある中に
松をいろどる 楓(かえで)や蔦(つた)は
山のふもとの 裾模様

2.渓(たに)の流れに 散り浮く紅葉
波に揺られて 離れて寄って
赤や黄色の 色さまざまに
水の上にも 織る錦

どうでしょう? 2番は心もとないですが、
1番はほとんどの人が歌えるのではないでしょうか。

調べてみましたら、明治44年(1911)に発表されていました。
『尋常小学唱歌(二)』が初出、作詞・高野辰之、作曲・岡野貞一です。
思いのほか昔、明治時代ということでびっくりしました。

作詞の高野辰之は碓氷峠にある信越本線熊ノ平駅から紅葉を眺め、
その美しさに惹かれてこの詞を書いたということです。

しかし、この語呂の良さ、親しみやすさはどうでしょう。
とても100年前の歌詞とは思えません。


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このコンビの童謡は『もみじ』だけではありません。

『故郷』、「うさぎ追ひし かの山~♪」
『朧月夜(おぼろづきよ)』、「菜の花畠に、入日薄れ~♪」
『春が来た』、「春が来た 春が来た どこに来た~♪」

驚きましたね、どれも口をついて出るものばかりです。
こうした季節感、温かみのある情感は、
後々の世代まで伝わってほしいものですね。

特に、日本の紅葉の美しさは格別だといわれています。
紅葉は“落葉広葉樹”に見られる現象です。
日本は、この落葉広葉樹の種類が大変多いのだそうです。

『もみじ』の童謡とともにこの自然の恵みを
大切にしたいものだと思ったのでした。


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(写真、共に駒込・六義園)