伝統芸能に触れる | ラフィーネさんのブログ

伝統芸能に触れる

製造関係の仕事をしておりますS中です。

まだまだ残暑厳しい東日本橋のオフィス。
蒸し暑い空気をすがすがしく洗うように、
どこからともなく風情ある三味線の音が響く夜があります。

実は、私を含めた社員3名が、
「浄瑠璃」の手ほどきを受けているのです。

弊社では、都一中さんという浄瑠璃の家元を応援しています。
浄瑠璃とは室町時代に始まり、江戸時代に最盛期を迎えた伝統芸能のひとつ。
三味線を伴奏として、独特の節回しで物語を語る芸能です。

都一中さんは、その12代目の家元。
そしてそのご縁で、ご子息の都了中さんにご指導いただいています。

もちろん三味線初心者の私。
課題曲は「さくらさくら」と「荒城の月」。
初めはぎこちなかった指さばきも、
少しずつ様になってきたと自画自賛しています。


ラフィーネさんのブログ-同僚 おてもと

  (写真は 同僚のばちさばき)


一番太い弦の、独特な余韻を残す、風情ある響き。
アンプもエフェクターも使わないのに、
心の奥底まで響くような、深い深い音色──。
しばし江戸時代にトリップしたような錯覚を覚え、
綿々と続く歴史の奥深さを感じさせてくれます。

山積みの仕事も忘れて(!)
一時間のレッスンはあっという間に終了。

関連のある老人介護施設で1年後には発表会ができるようにと3人で誓い合っています