社員点描 中国人スタッフBさん | ラフィーネさんのブログ

社員点描 中国人スタッフBさん

今や海外へ行くことは何ら珍しいことではなくなっています。

しかしながら渡航し、その地で生活するとなると、

その困難は私たちの想像を超えていることでしょう。



わが社には中国人スタッフが6人います。

その中心で活躍しているのがBさんです。

改めて話を聞いてみましたらなかなかユニークな経歴なのでした。



19985月に来日、福岡で語学教師などをしたのち、

2006年にオリエンタルバイオに入社し、6年目を迎えました。



ユニークなのはその前歴です。

北京に生まれ、放送局のアナウンサーをしていました。

聞くところによると有名なアナウンサーの1人だったようです。



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(2000年、Bさんの生家近くにある前門大街の入口)


さらに、Bさんは医者の一家に生まれました。

祖父、父母、5人の叔母(伯母)が医師だそうです。

簡単に言えば、生まれながらの知識階級です。



もっとも文化大革命の時代、知識階級は大変な苦労をしました。

農村への下放(かほう)といった悲劇は日本でもよく知られています。

しかし、そうした困難を切り抜け、アナウンサーの職を得ています。



なんで、こんな説明をするかです。

Bさんは多くの中国人がうらやむ立場にあったということを言いたいのです。

にもかかわらず、職を捨てて来日したのでした。



大きな冒険だったことでしょう。

それだけにBさんの言葉は傾聴するに値すると思いました。

そしてオリエンタルバイオとの縁、興味深いですね。

しばしBさんの言葉に耳を傾けてみましょう。