志望理由が思いつかないときどうする? | 人生は思い出作り♪

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厳しい状況が続く就職活動では、採用試験を受ける企業が「本命1社だけ」、というわけにはいかない。少なくても数社、場合によっては数十社と受験することになる。当然、本命ではない企業が多くなってしまう。そんな時、困ってしまうのが「志望理由」。うまく思いつかずに頭を抱える人もいるだろう。どうすればいいのか。




■男子学生、ワコールの志望理由は?


まず、志望理由を問われた場合、企業の製品やサービスに興味があり、それらに関する仕事にどれだけ意欲があるかを述べるのが一般的。その企業の社風や理念などを評価することもあるだろう。志望理由をうまくまとめられない原因のひとつは、エントリーする企業の製品やサービスをよく知らない、あるいは、興味があるとは言えないケースが考えられる。





男子学生にとってその代表例と見られるのは婦人下着メーカー。ここから「志望理由」を考えてみよう。みんなどんな理由を挙げているのか。


 ワコールで採用を担当する人材開発1課の八巻仁美さんに聞いた。



 「『男性目線で女性用の下着を作りたい』という男子学生がよくいますが、当社は女性のために女性目線で下着を作ってきているので、男性的な感性は必要ありません」



 きっと、悩んだ末に思いついた志望理由なのだろう。「よくいる」というから驚きだ。



 「そもそも当社では男性か女性かは重視していません。例えば、ある売り場の売上高を上げようとした場合、取るべき手法は男性でも女性でも同じようなもので、性差はあまり関係ないです」と八巻さん。同社にエントリーシートを提出する学生は1万人以上。エントリーシートでの選考で絞り、1次面接、2次、3次、最終面接と進む。内々定を出すのは毎年20人前後。2011年春入社はそのうち半分強が男性だった。



 他にはどういった志望理由が多いのか。




■「女性を応援したい」はOK?


八巻さんは「女性の美しさを手助けしたい」「女性がいきいきできるように手助けしたい」といった例を挙げてくれた。









 ストレート過ぎて印象に残らない気もするが…。



 「『女性を応援したい』というのはワコールの存在理由であり、否定できません。そういう気持ちがないと働けませんし」と説明してくれた。「『ワコールを世界に通用するブランドにしたい』『自分にインド攻略は任せてほしい』と言った学生は印象に残っていますが、全体として志望理由が小粒になっています」という。



 同じく婦人下着大手のトリンプ・インターナショナル・ジャパンの人事部部長、伊崎公司さんは「紳士向けブランド『HOM(オム)』の営業をやりたいという男子学生が多いです」と話す。なじみのない婦人下着の話は難しいと見て、同社が扱う男性用商品に焦点を当てる人が多いようだ。しかし、同社の主力事業はあくまで婦人下着。「かわいそうな気はします」と伊崎さんは同情するが、特に強い印象を与えられるわけでもないようだ。




グンゼの人財開発室の姫田拓也さんは、そもそも学生が面接官に強い印象を与える志望理由を言うのは難しいと見る。「(社会経験のない学生が)もともと当社を深く知っているとも思えない。どの学生も似たような志望理由を言うのは、ある程度仕方がない」という。これは各社共通のようだ。


 男性的なイメージの強い業界にやってくる女子学生の志望理由も取材したが、同じような状況だ。建設業界最大手の鹿島で採用を担当する人事部の真辺文宏さんは「『建設を通して社会貢献したい』といった理由が多く、特にびっくりするような理由を言う学生はいません」と説明する。



 では、なぜ、企業は志望理由を聞くのか。



 グンゼの姫田さんは「(志望理由を言うために)会社研究をするうちに、当社への愛着をもってもらえればいい」と話す。




■平凡な答えでも差はつく?


人事コンサルであるハナマルキャリアコンサルタントの上田晶美代表は志望理由を聞くことで「企業は入社への本気度を測っている」と指摘する。「自己PRは他の会社と同じでも、志望理由は企業研究をしないと書けません」。ちゃんと時間を使って調べて、きちんとその企業を理解しているか。「人事としては『入社してみたら違った』というミスマッチを防ぐためにも志望理由は必要。学生はやりたいことを素直に言って、その会社に縁があるか判断すればいい」。ウソはお互いに不幸になる。トリンプの伊崎さんによると「コピーして貼り付けているのか、志望理由にまったく別の業界のことを書いている人もいる」そうだが、こうなると論外だろう。





 企業は志望理由を答えさせることで、本当に学生がその企業のことを知っているのか、関心を持っているのか、を測っていることは分かった。内定をもらいたいと思うなら、企業の事業内容や業績、業界での位置づけ、経営方針などをチェックし、その中で、自分がどういう貢献ができるのかを考える。それができれば、無理に目立とうとする必要はないようだ。



 ただ、平凡な理由だと他の学生と差がつきにくそうだが…。



 化粧品大手の資生堂を受験する男子学生も「『美を通じて社会に貢献する』『企業理念に共感した』といった志望理由が多い」と採用グループの土佐真司さん。目立つ理由がなくても人気の資生堂の試験を本当にパスできるのだろうか。



 土佐さんには内緒で、実際に資生堂に入社した社員に聞いてみる。「特に美容に興味があるわけではなく、商品開発の仕事に興味があった」という新入社員のAさん。「面接では『人を笑顔にしたい』『化粧品はマイナスをプラスに見せられる力がある』など、かなりありきたりなことを話した」と振り返る。「化粧品は女性の感性を必要としますが持っていますか」と聞かれ、「化粧品のことは正直詳しくないので勉強していきたい」と答えた。同じく新入社員のBさんは「とにかくグローバルで働きたいの一点張りだった」という。



 難関の資生堂だが、面接で驚くようなエピソードを披露しているわけではなさそうだ。



 Bさんは同期が面接で話したというエピソードを教えてくれた。「昔の恋人に自分の母親が化粧品をプレゼントしたことがあった。恋人と別れて数年後に会っても、そのブランドの化粧品を使い続けていた。女性と化粧品の絆は強いと感じた」というのがそれ。「面接官から笑いをとったようですが、露骨にウケを狙うと嫌がる社風なのでバランスが難しいと思います」とのこと。






 採用担当の土佐さんは「不器用でも本音を話してくれる人の方が人間性を信頼できます」という。面接官は学生の人柄やコミュニケーション能力を見抜くのが仕事。一見、平凡なやりとりの中から学生の適性を探っているのだ。









■「女性が好きだから」はダメ?



 ワコールの八巻さんは「面接で『女性が好きだから』という学生もいましたが、人柄と言い方の問題で、いやらしさを感じなければ必ずしも心証は悪くない」という。「『生理用品を作りたい』とストレートに話す男子学生もいますが、冷静に製品として見ていれば、変に感じることもありません」(ユニ・チャーム)。要は、表面的な話の内容ではなく、その裏にある人間性が大事、ということのようだ。



 それだけに、いかにも付け焼き刃の志望理由は浅い考えが見透かされないよう注意が必要だ。



 鹿島の真辺さんは「面接で、『日本全国の街づくりを手がけたい』という学生がいますが、例えば橋をかけるにしても当社の独断で決まるわけではなく、近隣住民との折衝や取引先への対応など大変な仕事がたくさんある。全国の街をつくるなんて簡単には言えない。OB訪問などで入社後のイメージを持ってほしい」と語る。



 学生には少し難しいかもしれないが、企業は日々厳しい生き残り競争を繰り広げている。現実離れした自分の思いをぶつけるだけでは、面接官の心は動かないのかもしれない。



 「しまじろう」などの愛くるしいキャラクターが人気の通信教育大手、ベネッセコーポレーションの採用課長である田仲由佳さんは「PDCA(計画・実行・検証・改善)サイクルなどビジネス志向の考え方がないと面接などでは厳しい」と指摘する。「『子供が好きで、教育に興味があります』というだけの学生はあまり評価できません」ときっぱり。



 これが現実だ。




■調査結果



 飾らず、本音を語ればいい。事前の勉強で入社後の仕事のイメージは持っておこう。











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