その資格をとったのなら、その業務に関してはすべてわからないといけない
とある人に言われたことがある。
そうできればベストなんだけど、世の中の資格は色々あって、
難易度が上がるにつれて対象範囲が広がってく気がする。
例えば…
医師免許持ってるから医師業務すべてが完璧にできるわけじゃない。
ひととおりは勉強してるんだろうけど、
それぞれ自分の専門分野を持ってたりしてる。
勤務地だって病院、開業医、検診センター的なところ、施設、工場産業医など色々ある。
建築士も、設備設計、構造設計建築士や専攻建築士の括り以外に
実務は住宅メインとかRCとか、学校や公共建築が多いとか店舗が得意とか、それぞれある。
私はふらふらしてたから、実務にも引っかからないレベルの実務だけど、若干木造住宅の知識がある。
今のお仕事はRCやSなのでまったく別の世界。
わからないことばっかり。なんとか机上の知識で追っている。
資格があってもなくても、わからないことはいっぱいある。
むしろ、建築士として完璧になれとか言われたら生涯どころか孫の代になってもマスターできるかわからない。
深くて広い世界。
資格や試験は単なる目安であって、どう活かしていくかが問題で、自己啓発の一種。
わたしにそんなことを言ったあの人は、自分が持ってる資格についての知識はいつも完璧なのかな？
私は運転免許の知識すらあやしいのに。
今あの○×問題やっても合格する気しないし(笑)
そんな人は車運転しちゃいけないとか言うのかな？
踏切で窓あけて確認したり、右折の30m前からウインカー出すのかな？
屁理屈言ったらキリがない！
机上の知識しかない人が資格をとっちゃいけない決まりはないし、
（もしそうなら受験資格が変わると思う）
それは現場の人のひがみとしか思えない。
やればできるんならやればいい。
やらない理由も人それぞれだけど、頑張ってる人の足引っ張るのはやめてほしい。