夫がワグネリアンなので、
指揮者やオーケストラ、
出演者違いで指輪4セットあったりするのです。
夫はやはり指輪やタンホイザーが好きらしい。
わたしも指輪は好き
でもトリスタンとイゾルデも大好き
ドラマチックなんですよねぇ・・・
エロスとタナトスですねぇ・・・・

第二幕のこの歌詞の部分
   「おお、降り来よ、愛の夜を、
   我が生きることを忘れさせよ。
   汝のふところに我を抱き上げ、
   現世から解放せしめよ」
   「こうして私たちは死ねばよい、
   離れずに、永遠にひとつとなり、
   果てなく、目覚めず、不安なく、名もなく、
   愛に包まれ、我らかたみに与えつつ、
   愛にのみ生きるために!」
  「名づけることなく、別れることなく、
   新たに知り合い、新たに燃え、
   無限に永遠に、一つの意識に、
   熱く焼けた胸の至上の愛の歓楽!」



第3幕イゾルデが最後に歌うのが「愛の死」
こんな歌詞なのよ
    穏やかに 静かに 彼が微笑み
    口を優しく開けているのが 
    あなたがたには見えないのですか?
    しだいに 明るく輝きをまし 
    星の光に包まれつつ 空高くのぼり行くのが
    あなたがたには見えないのですか?
    彼の心が 雄々しく盛り上がって
    豊かに気高く 胸に湧き出るのを?
    唇からは陶然と柔らかく 快き息が静かに出てくるのを
    友だちよ、 それが感じられないのですか?
    私にだけその調べは聞こえるのか
    すばらしく そして 静かに 歓びを訴え
    すべてを語りつつ 優しく慰めるように
    彼から響きでて 私の中へ入り 高く舞い上がり
    優しい音で このまわりに響く 冴えた響きで
    私のまわりを漂うのは 穏やかな風の波なのか
    歓びの香りの ふくれあがる波なのか
    それらの波が盛り上がり まわりに寄せるのを
    私は呼吸すべきなのか
    聴くべきなのか
    すすり飲むべきか
    身をひたすべきか
    波打つ潮の中に 高まる響きの中に
    世界の息のかよう万有の中に
    溺れ
    沈み
    意識なき
    至上の快楽よ――!
 

甘美ですぅ
この歌を歌いながら神々しい光に包まれ
イゾルデはトリスタンの魂を追って昇天する=愛の死に至るわけなの。
ビリュンヒルデに並ぶドラマチックソプラノですよね~


紹介するのは第二幕のトリスタンとイゾルデが歌ってる部分
歌詞は上述のとおり
バイロイト音楽祭だよ~
(行ってみたいなぁ!!!!)
http://youtu.be/mg1EA95NMTs