15年前の今日、
晴れた朝でした。
わたしは結納の日を迎えていました。
何気なくつけたTVをみて
一瞬は何が起こったのかわからず、
事態がわかるにつれ
胸がドキドキして
手が震え
立っていることができなくなったことを覚えています。
日航機の事故のときや
奥尻の地震のときのような衝撃でした。
(奥尻は地理的にも近いため揺れも感じましたし、
30mの津波というのは驚きでした)


わたしが幸せな朝を迎えたその日、
たくさんの人が家や家族や、
愛するものを失ったこと。
結納を交わすそのときも
瓦礫の下で助けを待っている人がいるということ。
そしてその中には
わたしと同じようにその日が結納だという人も
いたのかもしれない。
そう思うとたまらない気持ちになりました。

本当は、毎日どの瞬間にも
どこかで必ず人は死に、
悲しむ人々はいるのですが、
その存在を濃厚に感じることは
日常ではあまりありませんでしたから・・・。


この日が来るたび
思い出します。



ハイチで、
一人でも多くの命が助かりますように。
そしてハイチの人々が
安らかな生活を取り戻す日が
一日も早く訪れますように。
祈りつつ
自分にできることをしようと思います。