10時のNHKニュースです。

 

現在フランスを訪れている岸田総理大臣はマクロん大統領と首脳会談を行いました。

今年5月の「G7広島サミット」について、自由で開かれた国際秩序を堅持するG7の強い決意を示す場にしたいという考えを伝え、成功に向けて両国で連携していくことを確認しました。

ヨーロッパなどを歴訪している岸田総理大臣は、フランスの首都パリにある大統領府、エリゼ宮で日本時間の午前4時過ぎからマクロン大統領と首脳会談を行いました。

会談で岸田総理大臣は、今年5月の「G7広島サミット」について、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を堅持するG7の強い決意示するとともにウクライナへの侵攻を続けるロシアに対する厳しい制裁と強力なウクライナ支援を継続、強化していく姿勢を示す場にしたいという考えを伝えました。

また、エネルギーや食料の安全保障を含む国際社会の課題も議論して意向も伝え両首脳は、サミットの成功成功に向けて両国で連携していくことを確認しました。

また、岸田総理大臣は、安全保障関連の3つの文書を改定するなど日本の防衛力強化の取り組みを説明し、自衛隊とフランス軍の共同訓練などを通じ、両国の安全保障協力を進めることを申し合わせました。

そして、具体的な協力のあり方を議論していくため、今年前半に外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2プラス2」(ツープラスツー)の開催を目指すことを確認しました。

また、中国を念頭に、東シナ海や南シナ海での力による一方的な現状変更に反対し、台湾海峡の平和と安定が重要だという認識でも一致しました。

岸田総理大臣は、会談に先立つ共同記者発表で「今や欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であり、安全保障環境が厳しさを増す中で、太平洋国家であるフランスと実質的な協力を引き続き推進していきたい」と述べました。

 

 

タイのプラユット首相(Prayut Chan-o-cha)が、自身の支持派が立ち上げた新党「タイ団結国家建設党」に参加することを表明し、今年5月までに実施される総選挙に首相候補として望み、続投をめざす考えです。

プラユット首相は演説で「チャンスがあるなら国に様々な問題の解決に引き続き取り組みたい」と述べ、続投の意欲を示しました。今年5月までに実施される総選挙に首相候補として望む考えです。

陸軍司令官だったプラユット氏は2014年の軍事クーデターで暫定首相となり、2019年の総選挙を受けて首相に就任しました。

去年9月の憲法裁判所で決定でプラユット首相の任期は最長で2025年までとなり、次の総選挙で首相に再選しても任期が限られているから、求心力(vital unifying force)が低下しました。

総選挙をめぐっては、最大野党からタクシン元首相(Thaksin Shinawatra)は次女、ペートンタン氏(Paethongtarn Shinawatra)が候補として政権奪還を目指しています。

 

 

為替と株価の値動きです。

 

連休明け今日の東京外国為替市場の円相場は現在、ドルに対しては先週末に比べて2円58

銭円高・ドル安の1ドル=131円66銭から69銭となっています。また、ユーロに対しては、13銭円安・ユーロ高の1ユーロ=141円25銭から26銭となっています。

東京株式市場の日経平均株価は、先週末に比べて221円6銭高い、26194円91銭となっています。また、東証株価指数TOPIXは9.58上がって1885.34となっています。

 

 

10時ニュース、内藤がお伝えしました。