本当に久方ぶりです😌
書かずにはおられない
古川雄大さん主演『シラノ・ド・ベルジュラック』
ミュージカルではなく演劇です
東京芸術劇場プレイハウス
通っております
プレ、初日を観ての感想です
本を読み、演劇で、ミュージカルで、宝塚で、映画で…幾度となく観ている作品
あの付け鼻の印象たるや
今回は全く新しい現代バージョンの演出です✨✨
マーティン・クリンプ脚色
谷賢一 翻訳、演出
この方々がどんな方かはシラノ公式ホームページでどうぞ
どうやらすごい方のようです
いやまぁ初っ端から度肝を抜かれました
ラップですよラップ!チェケラーですよ!
(どないやねん)
お衣裳はグランジでダボダボ
定番の付け鼻は無し
ステージは無機質に組み立てられた5?6?段の足場のような…段々になったスタンド席のよう
聞いたこともない台詞も沢山あるし
いきなり脱ぎ始めるし
エリザのメロディラインちょこっと出てきちゃうし
…本当に色々面食らってしまいました
ご存知のようにシラノは容姿は醜い(鼻の大きさが最大のコンプレックス)が言葉の天才且つ剣の使い手
それをわかった上でアウトサイダーな生き方をしている危険な奴です
現代バージョンですからね(スマホは出てきません)
オラオラ系の尖った感じが半端ない
だけど想い人にはどこまでも一途
このアンバランスが彼に魅了されてしまう一因かもしれません
さて、古川シラノ…
長らく彼は舞台上で役の心の内が見え難い、表れにくい人だと思っていました
正真正銘ファンですが思ってたんですよね
それが一作品ごとに少しずつ少しずつ溶けて
『ロミオ&ジュリエット』『モーツァルト』辺りでやっと見えた!何かが溶けて(解けて)スッと沁み込んできたように感じました
そして今回、新しい演出で現代版シラノ、古川雄大は大奮闘中です!
膨大な台詞との戦いですが韻を踏んでリズミカルに自然に、ともすれば説明になりかねない言葉たちを自在に操ってます
1幕、クリスチャンになりすましてロクサーヌに自分の気持ちを一つ一つ伝える場面は号泣してます
こんなに好きなんだ…
(ずっとこういうとこが見え難かったもので)
終盤の台詞も好き
"俺の人生灰色の味がする"
うん、わかる!あれじゃあ灰色だよね
辛いよね、悲しいよね…
でもさ、それがシラノだよ
今回のプログラムは大変良いです!
美しい古川さんがドキドキさせてくれます
毎度のごとく2冊買い
もう3冊は辞めました
本気で収納場所がなくなりつつあります
そして初日久しぶりに会った友人と乾杯しました
芸術劇場の中の〈BELG AUBE 〉
ビールの種類が多くてお気に入りです
東京シラノは10、11日を観る予定です
18〜20も遠征予定
そろそろ本気でクビになるかもしれません
その時はその時かな…
ぴ