円の波紋 君が立ちすくむ
僕はただ聞いていたんだ 足音
泣いている声すらも
聞こえないふりした
さよなら さよなら
春がくるから もう眠りなよ
約束なんてしないよ
春がくるから もう起きなきゃ
丸の縁取り 君はなぞって切なく微笑う
僕はまだとめているんだ 呼吸
微笑むその顔すらも
もう見たくないんだ
さよなら さよなら
春がきたのに まだ眠れないよ
約束したのに嘘吐き
春がきたのに 君はこないね
眠っていると思いこむ君の横
僕はまだここで見ているのに
嗚呼 きみの目には映らない
ただ一つ添えられた白百合
手向けの言葉すら
僕には聞こえない
微笑っている君がいて
嬉しいはずなのに
さよなら さよなら
春がきたけど もう眠れないよ
約束してもいいかな
春がきたら 少しだけ泣かせて
さよなら さよなら
きみの変わりに涙落とす僕
生きている君に約束
春がきたら 会いに来るよ