宮沢賢治の言葉遣いが好きだ
色とりどりでいて、ストイックな言葉が好きだ
本の中の一説だけで
人を引き寄せる力が好きだ
本の紹介をただ読むのが好きだ
中身を読むことは時間を要するけれど
紹介だけなら時間はかからない
うまい説明の仕方をしている紹介ほど好きだ
本を読むのも好きだ
ただ実行してないだけで
こころの中のカシオピイア
もうそろそろお前の時期は終わりだよ
だって私は、次の一節を選ぶのだから
この季節は終わり
私は再起動をかけるのだから
アンドロメダ、あぜみの花が咲くぞ、
おまえのラムプのアルコホル、しゅうしゅと噴かせ
(カシオピイアが水車をまわすと、雪が降って冬が来る。
アンドロメダがランプのアルコールをふかすと、その熱で春が来る。)
私の中のアルコールはもう準備期間をすぎて
こんなに待ちこがれている
次の、季節を