それは雪のように
柔らかいものではなく
あれほどまで
優しいものではなく
この心に降り積もるのは
どこへも行き場のない
寂しさ
何かを失ったわけでもなく
愛しい人が居なくなったわけでもなく
ただ降り積もるのは
冷たくて静かな寂しさ
毎夜毎夜涙が流れる理由は
私ですらわからないのに
この心は叫ぶ
寂しいと闇に叫ぶ
この身を全て任せられる人もなく
愛しい人もこの世ではただの夢
来世で出会えるならば
この今を生きる苦しみから逃げ出したくなる
それは許されず
ただのこる寂しさのみが
この心を染める
あなたは今も夢の中
私は毎夜 一つずつ諦めることを知る
愛しい学校
笑えていた自分
もう戻れない
この腕につけられたひっかき傷は
まるで私が切り刻んだかのように
私を現実に叩きつける
醜い傷跡
私も醜い
寂しさにとらわれて
今日も眠れずに朝を迎える
眠っているときの方が
幸せそうに笑えるなら
私がいつ死んだとしても
同じように笑えるでしょう
体に反して心がいうことを聞かない
こんなにいきたいと思うのに
のしかかって重たく塗りつぶす寂しさは
私を離してくれないみたい
ねぇ 寂しいよ
誰かきこえますか
あなたにいえたら一番いいけど
あたは私のものじゃないから
私は今日も口を閉ざす
ねぇ 寂しいよ