うみべのまち 海辺のまち 月がかさをかぶっておぼろげで 空には 闇が広がっていた 朝焼けがくるころに 人影があらわれて みずほとよんだ おとうさんがわらっていた うみべのまちだった 表札に 私の名前とお母さんの名前 海の上にうかぶつき 私の名前とお母さんの名前を 一度だけ呼んで かき消えた 白昼夢 眠ってもいないのにみた幻 わたしのねがいか わたしのいのりか それはわからないけれど 私は眠っていなかった 本当に