大ちゃんに貸したままの漫画

今日、精神科へいったついでによった手芸屋の

下の階のTSUTAYAでみつけた



もうあわない



そういっていたなぁと、手にとって

とりあえず二冊貸したうちの一冊を買いなおした

もう逢うことなどないと思っていたから

大介がそう願っていたから


漫画の一冊や二冊、あげてしまえばいい

そう思ったから



なのに、あなたは今日

切ないのをこらえて、平気なふりしておくったメール


「そういえば貸しっぱなしの漫画 もうあげるね」


すぐに返事をしてきた


「忘れてた!!

 今度あったときに返すから!

 絶対!」





あなたにまたあえるんだね


うれしかった


本当にならなくてもいい

漫画なんてどうだっていい


あなたに、またあえるのかもしれないんだね



私はそのメールをみていて、

ちょっとだけ微笑んだ


あなたに見せたかった黒のワンピース

みせられる日がいつかくるのかもしれない

そう思えただけで 胸の中に灯がともったようだった

またあえると しんじていいんだね


あいたいとおもってくれていると思うのは贅沢だろうけど


また、あえるかもしれないと思うくらいなら

赦してくれるかな




とりあえず、買いなおしてしまった一冊は手元において

もう一冊は、あなたを信じて買わずにおこう


あなたが漫画を返してくれても

買い直した漫画は売らないで そっととっておこう



こんどあったら きっとあなたはなくだろうけど

わたしはうれしくて うれしくて なくかもしれない

その涙があったかいものであればいいなぁ