本当は一ヶ月も前から気づいていました


DPの誰にもいいませんでしたが

私と大介の間に流れていた空気はぎこちなくて

一ヶ月も前からずっとおかしかったのです


誰にもいわなかったのは

最後まで大介を信じて待っていたからです

彼からもらっていた愛の言葉を

信じていたからです


そして 心配をかけさせてしまうのが悪くて

何もいえなかったのです



◆獄地◆でINしだしたのも

星夜をみると悲しくなるからでした


さよおならへの時を刻んでいることを

メールがなるたびに 電話をするたびに

感じでいました


ああ、さよならをいついわれるのかと

この一ヶ月間 私はおびえて過ごしました

またさよならだと また裏切られるのだと




「俺、もう瑞穂のこと幸せにする自信がない」


「わからなくなっちゃった」


大介が泣きながらいった台詞は

優しくて、ずるいものでした


「ずるいよ」


泣きながら笑いながらそういう私に、

大介は何十回も ごめんなと泣きました



あなたはいつも私のことでなやんで

いつも私の幸せを祈っていてくれました


翔のことを話して、私がまだ元彼に未練があるとしっても

鬱病で薬に頼って生きていると知っても

暗く、悲しい過去があると知っても


それでも私をすきだといいました



死にたいといった私に、俺のために死なないでといってくれました


車道に飛び出したことをいたとき、

彼は、嗚咽をかくすことなく泣きました


そばにいてあげられなくてごめんな と

あいしてるから 

彼は何度も 何度も 何度もいいました



二人で何度も 数え切れないくらい 涙をこぼしながら

やさしくて しあわせで 切ない時間を過ごしました



最後にあったのは、岐阜へいった時でした

二人で恋空みたいな河原で

緩やかな時のなか、散歩をしながらふざけあいました


たくさん抱きしめられました

見上げないと顔の見れなかった彼の腕の中で

私はとても とても幸せでした




今日


自分を嫌いだといった大介は

私が大介に出会った頃の、どん底の私に似ていました


大介は私が過去にいった台詞をいい

私は、それ私が前にいってたことだよって

何度も何度も笑いました



今、あなたの目の前に道が見えないなら

私がその腕をつかんで、引っ張っていってあげるから

恋人つなぎはもう出来ないけれど、

あなたの道しるべに喜んでなるから



私の言葉を最後まで 信じれなかった大介


今度愛する人を見つけたら、すべてを信じてあげてね

私が、これから大介が出会う人の分まで

裏切られて傷ついてあげるから、

私が今まで傷つけて人の分まで傷ついて、

そして赦してあげるから


約束だよ


そういった私に、うん、と、彼はうなずきました

震えた声に、思わず涙がこぼれました



私と大介の別れは とても優しいものでした

信じることのできなかったあなたのぶんまで

私はあなたを信じていました


あなたのことばをしんじて ここまできました



次に何を信じたらいいかわからなくて

本当はとても悲しいです

寂しいです


折角手に入れられた幸せは

やっぱり途中でとぎれてしまいました


だけどあなたと過ごした時があるからもう大丈夫だよ

とてもとても幸せだったから




あなたとの縁を切ることは出来ません

そんな寂しいことができるほど 私は強くないから

これからは恋人つなぎじゃなくて

普通に手と手を重ねて 歩いていこうね

あやふやな道だけどきっと大丈夫

私が先にたって どんな道でもつくってあげる






あなたへ贈る言葉は 

ありがとうでもごめんねでもなく



これからもよろしくね




そのたった一言


大介 これからもよろしくね

あなたにあえてしあわせです