昔は風邪をひくと蜂蜜レモンを飲んでいました。これはアメリカの科学者ライナス・ポーリングが提唱したピタミンCによる分子矯正医学理論によるところが大きいでしょう。
ポーリングは分子結合に関する量子化学分野において1954年にノーベル賞(化学賞)を受賞した天才科学者です。タンパク質の高次構造や、DNAの二重螺旋構造を予想しました。分子生物学の父とも言われています。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ライナス・ポーリング
原爆を開発したマンハッタン計画にも招聘されましたが、これを辞退し反対に原水爆禁止の平和運動の活動をすすめ1962には2度目のノーベル賞(平和賞)を受賞しています。
大航海時代に船乗りが壊血病になりその多くが死亡しましたが、新鮮な野菜や果物で防ぐことができることがわかり、その有効成分としてビタミンCが同定されたのは1920年代でした。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ビタミンC
壊血病はコラーゲン合成の補酵素であるビタミンCの欠乏による起こる病気で身体中の組織で出血や壊死が起こるこわい病気です。
ビタミンCはかぜばかりではなく、免疫力を亢進し、がんや糖尿病やリューマチにも効果があり、美肌効果もあることも報告されています。
https://www.kimurasentaro.com/note/no006_1.html
ホルミシス効果と類似していると思いませんか?
これらの作用は抗酸化機能によると考えられています。しかし、抗酸化効果のあるビタミンEにはこのような効果はありません。
ビタミンCは逆に過酸化水素を発生させるという報告もあります。ビタミンCの摂取によりミトコンドリアを元気にするホルミシス効果が働いているのかもしれません。
https://ameblo.jp/radonrooom-rara/entry-12681878921.html
ポーリングは毎日10gのビタミンCを摂取し、93歳で大往生しています。
馬替生物科学研究所 所長
第1種放射線取扱主任者
馬替純二