野生動物のドキュメンタリー番組を見ていて

 

よく出てくることなのですが

 

生き物というのは結局

 

自分の子孫を残すためだけに存在しているという考え方があります

 

これはある意味正しく

 

もし生き物が

 

自分の子孫を残すことにまったく興味がないものばかりであれば

 

生き物などとっくの昔に滅びているわけです

 

野性の世界の厳しさを考えればわかるとおり

 

生き物というのは

 

生きていること自体が難しく

 

まして子孫を残すとなるともっと難しいわけですから

 

これはもうその目的だけに全エネルギーを注ぎ込むような性質を持ったものだけが

 

今日まで生き残ってきたわけです

 

そのため

 

人の幸せとは?と考えたときに

 

お金だとか

 

幸せな家庭だとかを

 

あげる人が多いわけですが

 

それも結局のところは

 

より確実に自分の子孫を残せるかどうかということにつながっているわけです

 

しかし

 

最近は家庭も子供も持ちたくないという人間も増えています

 

その場合その人間にとっての幸せとは何でしょうか

 

また

 

そもそも自分の子供を残すこと自体

 

冷静に考えれば

 

一人一人の人間にとってなぜ幸せであると断言できるのでしょうか

 

仮に子供を残しても

 

その子供が次世代で子供を残さなければ

 

結局のところ何も残らないのです

 

ですが人は

 

遺伝子ではなく

 

自分自身の思考や精神を

 

情報の形で残すことができます

 

電子の形に変換した自分の情報は

 

今後何万年後にも何億年後にも残っていく余地があります

 

人は遺伝子を残さなければならないという自然界から課せられた呪縛を逃れて

 

情報を通じて

 

より自由で幸せな存在になりかわっていくことができるのです