先日、淀川河川敷を好感触を得たMadone SL(Gen8)。

アップダウンのある場所で走っても、それは変わらないんだろうか?

という興味の元、北摂へ走りにいってきました。

 

 

 

比較としては、所有しているGen6 Madone SLRとの比較です。

Gen8とホイールを共用するので、現在はホイールが装着されていない状態で自宅ラックに収納しています。

今回の比較としては、非常に公平性が高い比較となります。

構成グループセットはGen6もGen8も同じくRED AXS。

ホイールは共用しているので全く同じAeolus RSL62。

ギア比も全く同じ(48-35、10-33)

違うのはフレームとハンドルだけ。

 

 

日曜日は風が強かったです。

朝は安定の向かい風。

昼過ぎの帰りもご丁寧に風向きが変わって向かい風w

 

細かく描写を書いたところで冗長な文章になっちゃうので端的にまとめていきますw

 

神崎川を越える為に、短いけど結構な斜度の橋を渡ります。

同じルートで走られる方ならよく知ってるあの橋です。

そういうところを、巡航ギアでグイッ!と登るなら間違いなくGen6 SLRの方が登りが軽く進みます。

Gen8 SLの場合は、ミドルグレード故か少し重く感じます。

あくまで踏んだ時に感じる感触の話しなので、じゃあGen8 SLが登らないのか?というとちゃんと登りますw

文字での表現が難しいですが、まずは大事な印象差なのでこれを記しておきます。

 

十三大橋のようなところでは、Gen8 SLの方が楽でした。

 

中橋ローソンに到着して、トイレ休憩。

今回は阿古谷へいって、変電所の横を通って杉生の交差点までいくルートです。

その間、休憩はなしです。

杉生の交差点からほど近い、食堂で昼食をとりましょう!というルートでした。

写真はもう阿古谷登ったところの鳥居の写真貼ってますが、それだけ順調に登れたんです。

 

北九州へ単身赴任へ行く前なら、天気や用事などで乗れない時を除いて毎週走りにいってました。

多い時で土日の両方走ります。

なんなら祝日もあれば祝日も走ってました。

北九州へ単身赴任している時も、ソロでの走行が増えましたが主な移動手段が自転車だったんで単身赴任中も割と乗れてました。

というか、割と…ではなく

単身赴任へ行ってる時が最もストイックだったかもしれませんw

だって、単身赴任先でやる事って仕事以外はないですからねw

 

で、そんな「乗れていた時期」の私は、紫合交差点から阿古谷に向かう緩斜面の道程も、余裕でついていけてたんですよ。

まぁまぁな巡航速度で、「え、登りですけどw」と聞きたくなるような巡航速度で走られても、そういうキツいグループの方と走ってもなんとかついていけてたんですよw

 

それが、大阪へ戻ってきてからはブラックな就業環境が3年続き…

できる範囲で努力はしましたが、もはや清滝峠を20分切るのがやっとなほど運動不足に陥ったわたし。

 

Gen6 Madone SLRに乗って、阿古谷手前の道はキツかったんですよ。

私がすっかり鈍ってしまっているのもあって、です。

それが、Gen8 Madone SLでいくとそこそこのペースでついていけるんですよ。

この運動不足のわたしが!

その事実で驚きです。

 

阿古谷自体も、登ってる最中はキツいんですよ。

疲れます。しっかりと疲れます。

ですが、走り終えると身体はSLRに乗っていた時よりも楽なんです。

脚あたり優しいモデルを作るTREKですが、そうはいってもやはりSLRはレースバイクなんですね。

運動不足の私には、その反力が厳しいんでしょうねきっとw

同じ剛性バッキバキのRSL62を使っていてこの感想の違いになるのは、正直驚きです。

しかし、その感想の違いに繋がる要素に関しては阿古谷登っている時に気付きました。

それは後でまとめで書きます。

 

阿古谷登って変電所の横を通って杉生の交差点まで。

はっきり言って、この日走ってた全員この食堂で食事をとる事に焦点をあてて腹ペコで到着したんですよ。

しかし、予約で満席wwwwwwwwwwwwwww

寒いのに辛いwwwwwwwwwwwwwwww

途中にお寿司屋さんとか喫茶店あるんですけど、とりあえず猪名川道の駅まで戻りましょうかとなって下りメインとは言え走る。

この時、この寒さの中下りっぱなしなのが辛かったw

私はおっさんなんでまだマシですが、妻が悲鳴をあげていました。

よく耐えた!えらい!!

そんな話しはさておき、道の駅も大盛況。

予想はできましたけどねw

じゃあ、カフェマンナで食べましょうかとなって

温度差で曇ってますが、焼きカレーをいただきました。

正直、生き返った気持ちですw

 

そんなこんながあったライドで感じた事を箇条書きでまとめます。

 

※Gen8 Madone SLとはどんなバイクか。

・エモンダと単純比較すると、登り区間に関してはエモンダの勝ち。

・Gen6 マドンとGen8 マドンを比較すると、SLRとSLの違いもありますが登りに関してはGen8の勝ち。

・単純な空力性能の優劣の差は、比較するのが人間である以上は明確に言えないですが…

 見た目に反して、Gen8も空力は優秀。ただし、RSLエアロボトルは必須だと思われます。

 そして装着ホイールで随分印象が変わると思います。

・ボトルの飲み口がフルフォイルシステムの空力図見るとわかりますが、汚れやすいw

 汚れ方が技術資料記事を紹介されている記事に貼られている映像などを見るとわかりやすいですが、汚れ方を見てから

 空気の流れの資料をみるとお茶噴きますw

・脚当たりの優しさはTREKのモデルらしく素晴らしい。歴代の中でも1、2を争うのでは…。

 

基本的に二世代分の時の流れを感じます。

単純に強い選手のような人が乗るのであれば、Gen8 SLとGen6 SLRならGen6 SLRの方が速いでしょう。

それは間違いなく、そう予感します。

 

Gen6 SLRは、やはり腐ってもハイエンドモデル。

クランクをグッ!と回した時、Aeolus RSL62はスポーク最終交差を編んであるホイールなのですが、その交差部でギシッ!と鳴ります。(経年によるものもありますが)

Gen8 SLでは、同じようにグッ!と回してもAeolus RSL62の最終交差部で耳に聞こえるほどの変位がおこらないのか、きっと小さな音では鳴ってるんでしょうけれど、走行時は聞こえません。

 

すなわち、Gen6 SLRはクランクに加えられた力を淀みなくホイールまで伝え、ホイールはそれを的確にタイヤから路面に伝える。

その反力でスポークが変位をおこして交差部でギシッ!と走行中に聞こえるくらいの音量で音が鳴るんでしょうね。

Gen8 SLは、フレーム剛性がGen6 SLRより柔い分フレームのどこかで撓って力を少し分散させ、その結果ホイールが路面を蹴った反力でスポークに変位が生じても、最終交差部で走行中に耳に聞こえるほどの音量ではそれがおこらない。

 

だからと言って、じゃあそのままGen8 SLがボンクラかと言えば違うんですよねw

文字にすると、そのまんま上記の文章になるんですけど。

進むか進まないかで言えば、確実にスッ!とより前に出るのは間違いなくSLRですけれど、SLもそう遅くはない。

ただ、SLRに乗り慣れた身でSLに乗り込むと、踏んだ瞬間に感じるちょっと不透明な膜を感じるのは確かです。

そういう印象を持つ部分が、フレームが撓っているという状況なんでしょうね。素人なんでわからんけどw

 

感じたまま正直に書くと、そうなります。

 

ただ、それが全方位で悪さをするのではなく。

私のような運動不足になりがちなサンデーライダーがロードに乗ってサイクリングを楽しむ。

そんな乗り方を主体にして、レースに出るワケではないのであれば…

間違いなくGen8 SLは素晴らしいバイクだと思います。

電動アシストにいきたくなーいw

まだ自分の脚で乗りたーいw

という人にはドンピシャではないでしょうか。

 

強い人なら、間違いなくSLRに行った方が良いと思います。

 

このフレームの踏み方に慣れてない私が、二度目に乗る機会でこれだけ走れるんですから

SLRと比較してちょっとぬるいと感じるフィーリング部分も、乗り手が慣れてこのフレームに合った踏み方を覚えたら…

IT技術者さんもブログで書かれてましたが、本当に「SLでいいかもしれない」のではないだろうか?とは思いました。

それと同時に、これを契機に数と距離を楽しみながら乗るようになっていって(仕事のスケジュール調整は必須ですけどw)

身体が再び強くなったら。

Gen6 SLRに戻って踏み倒すのも楽しそう!

 

そう考える自分もいます。

Gen8 Madone SLは、良い意味で良いとこ取りであると言えます。

それは乗り手の強さ次第なところはありますが

・TREKらしい脚当たりの良さ

・最新の空力性能の良さ

・ISO FLOWはマジで乗り心地が良い。

この三つが合わさって、最高に一般人が乗りやすいモデルになってるのではないだろうか。

そんな印象を持ちました。