乗り手の方の身体的特徴や、その人の好みや脚質など…
いろんな理由で、その人にとってベストなホイールって変わりますよね。
そのホイールを使うフレームとの相性もあるだろうし。
そういう興味は、年々弱くなっていってはいるものの(キリがないのでw)
なくなりはしません。
私の身体的特徴をいうと、体重があります。
それもかなりありますw
体重が重い事が原因で、ホイールのチョイス(フレームも含めてですけど)に特徴が出ています。
機材が許す許容荷重(システム荷重やシステム重量と表記しているメーカーさんもいますね。要はロードバイク本体と、ボトルやツールケースなど込みの重量の事みたいです)限界ギリギリまで攻めた体重ではないですが、許容荷重の八割ちょいは攻めた重量になっちまうのは告白しておきますw
そういうのが原因で、ロードバイクに乗り始めて約4年になりますが少しずつ私向きなホイールの傾向が見えてきました。
それと、私が経験した範囲で私と似たような「体重のある人向け」な文章になると思うんですけど、実際に乗って感じた感想交えて少しだけメモ代わりに書いておきたいと思います。
※2:1で組まれたホイールに向いてない気がする
フルクラムのレーシングゼロの後輪は除くです。(リムブレーキモデルなので、前輪はラジアル組みなので)
私の体重でもフルクラムのレーシングゼロは大丈夫です。
それ以外の2:1組みの事を指します。
そんな事を言っておいて、SCOPEのホイール(R4.A)買ってますけどねw
あれはグラベル用ホイールなので、ガッシリと組まれている印象を持ったので「試してみよう」となって買いました。
話しが逸れましたが、レーゼロ以外の2:1…と言ってもあまり経験ないですけど、主には試乗させてもらったシャマルウルトラやボーラワン50になります。
良いホイールなんですけど、私が乗ると「少し柔い印象を持つ」
少し柔い印象を持つだけなら良いんですけど、ショップの人も「乗り込むうちに、消耗品度合いが進行する可能性ありますねw」と心配して(心配してんのか?)くれます。
素人なんでなんとも言えませんが、乗った感触で「まぁ確かにその懸念はあるのかもしれない…」という予感がする乗り味を感じるのは確かです。
しっかり走れますけれどね!
次に、ROVAL
ROVAL Rapide CL50discを2セット持っていました。
私が初めてカーボンホイールを所有して乗りこんだモデルが、CL50discです。
初めてのカーボンホイール(試乗を除く)に興奮しましたね~。
リムハイトの割にリム重量が抑えられているので、本当に速く走れます。
リムハイト低いホイールを履く理由が薄れる(ヒルクライム用のホイールみたいに目的がはっきりしている場合は除く)印象を持ちました。
私のようなサンデーライダーで主に北摂を100kmくらいダラダラと走って食事して楽しむという乗り方なら特にw
確かに速くて「身体も楽」なんですけれど、正直に書くと下りで違和感を感じました。
それでホイールバランスが原因なのかな?と考えて初めて回転バランス取ってもらいました。
それで随分改善されたんですけど、まだ若干の違和感は拭えない。
ふーむ…?と悩みつつも、ライド回数をこなしていって「私自身が慣れた」事もあって、その違和感を感じずにスイスイ走れるようになりました。
お値段の割に相当良い走りするのは間違いないので、妻のドグマを買う時に(バラ完)同じCL50discを選んで買ったのもそういう理由です。それで我が家には2セット、ROVAL Rapide CL50discがあったんですよ。
そして、のむラボさんの衝撃の記事を読みます。
ROVALはうんぬん…という記事ですね。
これ読んで衝撃を受け、記事中で紹介してくださっていた左右逆異径組みというのをやってみたい衝動に駆られます。
マジでそんなに変わるの?
ていうかROVAL(Rapide CL50discとその世代のCLX32・50・64)って緩いホイールなんだ!?
レーゼロで清滝峠登ったPRをCL50discで3分近くタイム更新してんねんけどw
(久しぶりに登った…というのはありますけど。そういや今度、レーゼロで登ってみます)
それで、お世話になっているTREKコンセプトストアの店長に相談する。
なんとかしましょう!と快諾(でもなかったけどw)してくださって、スポーク改造。
CX-SprintとCX-RAYを逆異径組み(のむラボさんの記事を参考にしました。というかそのまんま)
結線はしてませんが、逆異径組みを実現。(ストレートスポークのヘッドは例のエリンギ形状に加工)
それで乗ってみる。
…うむ、見違えるようだ。
こんなにしっかり走るように変わるのか。
ホイールがガッシリしている気がする。
…でも気のせいか、タイムはそんなに変わらない気がするw(確かに、全セグメントではないにしても若干速くはなっています)
登りが登るようになった気がする。
でも、一番見違えるように変わったのはダウンヒルでした。
安心して、突っ込める
(攻めた走りでは無いですw でも、それでも安全だと感じて曲がれる、下れる速度域が底上げされました)
でも、なんか気のせいか「脚にクルようになった気がするのは気のせいではない気がする」
一長一短ありますよね~。
我が家に2セットCL50discがあるので、スポークカスタムしたのとそうでないノーマルのままの個体とで乗り比べもしました。
図らずしも、チューブもタイヤも同じ銘柄だったので良い比較になりました。
素直に感想を書きます。
あくまで、イチ素人しての感想です。
脚が強い人とかだと、また感想が変わるだろうというのは踏まえて読んでください。
※どちらが好き?
どっちかっていうとカスタムして剛性高めた方のROVALが好きですが、巡航速度高め・強度高めのライドじゃなければ、ノーマルのCL50discの「エンデュランス向け」と表現していいのかどうなのかw
単に距離走って脚残したいのなら、普通のROVALもアリ…では…(難しい)
この辺は本当に人によるとしか言いようがないですねw
こういう経験もあって、2:1組みじゃないホイールの方が良いのかも?
なんて思うようになっていきます。
単身赴任していた時期と重なるので、赴任先に持ち込んでいたこのEmonda SL5(2018)に乗って、北九州の皿倉山登って展望台
に行き、そのまま戻るように下って公道を少し走って
過去画像を繋いで貼ってますw
遠賀川CRを走って芦屋
海浜公園横から走れる、あれなんていうCRだったっけな?w
その海沿いの道を走る
そんで、適当に宗像あたりまでぶらぶら走ったあと、Uターンして会社が借りてくださっているレオパレスに引き返す。
という組合せで走る事が多かったんですけど、実際に走って感じたのが写真にもありますけどBontrager Aeolus comp5というホイールのリムを使った手組カスタムホイールなんですけれど、こいつが本当に良い。
カーボンリム使ったホイールと比べたら、「速さ」を比較すれば少し重いホイールではあるので速さで比較すると少し見劣りするのは否めないでしょう。きっと。
でも、乗り味が素晴らしいんですよ。
素直に走りますし、怖いところが無いんです。
Bontrager Aeolus comp5のリムを使って、ハブは前TNiのウイングドハブだったっけな?セラミックベアリング組んであるハブです。
後ろは、DT SWISSの350ハブです。(ストレートスポーク用じゃないんで「s」は付かないんですよね?)
使用スポークはSapim CX-RAYです。
重量だけ見ると重いホイールなんです。
でも実際の走りは軽い。(と感じる)
これはスポークが適度に撓ってリズム感も作ってくれてる…からなんでしょうか。
乗った印象はガッシリはしているんですけど、ガッチガチではないんですよ。
これは今でも好き。
他のホイール経験した今でも好きです。
ただ費用対効果は非常に悪いホイールです。
Bontrager Aeolus comp5というホイールは、完組製品で10万円(当時。今は11万円かリムブレーキモデルは廃版…でしょうか)という安さを誇るんですけど、補修用として「リム」を取り寄せると一本49000円もするんですよ。
前後合わせて買うと、98000円でスポークとハブの代金って2000円なん?(違
と驚くほど、このホイールはリムが正体なんですw
ていうか、このリム本当に良いと個人的に思います。
なので、このリムを新品取り寄せして手組してもらうとCX-RAYの黒って一本当たり当時でも550円だったか600円くらいしました。
フロント20本?
リアが28本だったっけな。
後で調べておきますw
まぁでもそのくらいの本数×600円=28800円(なんかこの数字見覚えがある気がするw)
スポークだけで約3万円
ハブがTNiのはリーズナブルなんですけど、それでも当時で16000円くらいしていたっけ。
DT350は25800円くらいしていた気がします。(2019か2020年くらいの話しです)
ざっくり計算ですけど168600円もするんですよ。
ちょっと良い完組ホイールが買えちゃうお値段に達しているので、普通なら完組の方をおススメしますw
…当時の店長、8600円もまけてくれてたんか(急に思い出すヤツw
個人的には、ポンとLOTO6の四等か三等あたりが当たってもう一本リムブレーキ用のホイール買おう!
ってなった場合は高確率でこのBontrager Aeolus comp5リムを使った手組を組んでもらいますわw
それくらい好きなんですよね、このホイール。
この経験が活きてきて、次にとうとう私がハイエンドモデルを買う。買える。
というタイミングが訪れた時に選ぼうとしていたホイールは全て「2:1組みではない」「スポーク本数が多め」な製品に絞って探していました。
そのタイミングでBontragerのホイールがモデルチェンジ。
Bontrager Aeolus RSL37が先行でデビュー
まずこのRSL37を体験します。
目からウロコでした。
カーボンリムだからって回転バランス取らなくても不安なところがないやん。
ダウンヒルの安定感がハンパなかった。(安全だと感じる速度域がもっと底上げされて、まわりから飛ばしたら危ないで!事故に気を付けて!と忠告を受けるほどの速度で下っても「まだマージン残ってる範疇」という性能の底上げっぷりの驚く。使っているチューブとタイヤは相変わらずお気に入りの組合せで一緒なのに)
この経験から、次に興味が出るのは「さらなるワイドリム化」してデビューしたRSL51とRSL62です
OCLV800へマイナーチェンジしたMadoneに合わせ込んで開発されたという記事を読んで、RSL62に俄然興味が出てきて実際にRSL62を購入します。
ASTM規格カテゴリー「1」のホイールでは初となるリム内幅23㎜になります。
もう本当にこれまた目からウロコでした。
TREKの謳い文句通り、転がり出しが一番体感しやすいですけど同じタイヤ使ってんのに「転がり抵抗が低いと感じる」んです。
ワイドリムの恩恵で少し空気圧が落とせるのは乗り心地とインピーダンスロスを抑えるのに実際に効いていると思います。
私は体重があるので、ワイドリムの恩恵は本当に体感的にも大きかったです。
RSL62に変えてから、ヒルクライムセグメント含めて全エリアでPR更新が続いています。
私と相性が良いんでしょうね。きっと。
RSL37とRSL62のおかげでいったんホイール欲しい熱は冷めているんですけど、一本だけ欲しいモデルがあります。
DT SWISSのARC1100 DICUTの50㎜です。
このホイールは1セット持っておきたいなと思っています。
…が、高いw
これ466000円もします。
すぐには手が出せないので「買えたらいいなぁ」て感じで貯金しようかなと思います。
ここで急に主題に戻りますが、体重軽い人は様々なメーカーの考える恩恵に授かりやすいと思います。
そんで私と違って「理想的なホイール像」というのも変わると思います。
私の個人的なそういう「理想的なホイール像」は「多スポーク構成」で2:1みたいな左右非対称度が高いモデルは避けた方が良さそう…というイメージが今のところ強いです。