相性ってありますよね。

 

最初に買ったEmonda SL5(2018)は、今乗っても好きです。

店長に組んでもらったAeolus comp5リムを使った手組カスタムホイールも、私と相性が良いんでしょう。

 

次に買ったSpecialized Allez sprint comp discですが、これはとても良かった。

カーボンフレームから入った私は、アルミフレームへの憧れもありました。

アルミフレーム欲しいのと、「エアロってどうなん?」という興味の両方を叶えてくれる(セミエアロですけど)

Allez sprint comp discは、正に理想的なモデルでした。

購入後、まだ機材への憧れはあるものの「高価なパーツ」に精神的な抵抗というか壁があった私は、カーボンホイールに憧れるもなかなか踏み切れず。(でも、この間に貯金できて良かったとも言えるw)

Allez sprint comp discを約一年近く、フルノーマルで乗ります。

この経験もできて良かったと思います。

Allez sprint comp discに附属する完成車用ホイールですが、Emonda SL5に付いてくる完成車用ホイールと比較すると

 

・軽さはAllez sprint comp discの純正ホイールの方が軽い。

 その分、速度さえ出れば巡航自体は重たいEmonda SL5用ホイールの方が維持しやすいとは言え、やはり重いw

・スポークの強度は…どっこいどっこい。

 ただ、使ってる期間と距離の差からAllez sprint comp discノーマルホイールは、一度スポークテンションをスポークやリムが許容する範囲で増し締めしてもらったのと、再度振れ取りとセンター出ししてもらいました。(走行でズレた)

・ハブの回転性能はどっこい…でしょうか。

 ただし、なんとなくだけどAllez sprint comp disc純正ホイールの方が若干回る?っぽい印象。

 両方共、廉価ハブなので後からいろいろハブに対してグレードアップ図るなら、ハブごと買い替えてスポーク張り替えた方が絶対にオトク。

→そういう観点で見ると、Allez sprint comp disc完成車用ホイールの方が、リムがDT SWISSのR470Dなのでリム重量が約440g前後の製品。

リムが許すスポークテンション次第ですけど(詳しく調べてないw)組み替えして長く使えるのは、恐らくAllez sprint comp disc完成車用ホイールかな。

 

という感想です。(素人なのであくまで「("´_ゝ`)フーン」程度でお願いしますw)

 

そんな完成車用ホイールが付いていたので、ホイール買い替えるなら思い切って割と良いホイールに買い替えないと費用対効果が逆にあまりよろしくない可能性がある。

なんなら、ハブ買い替えてスポークと共にホイールカスタムしても良い選択肢だったかな?

と思える。

CX-RAYまで使わなくても、CX-SPRINT(の方が実は安い)…でも贅沢か?

費用を抑える為に丸スポークのちょっと良いヤツでも十分だと思われます。

なんせ完成車ホイールなんでスポーク本数も多いので、バランス出やすいと思います。

 

そこまで考えてどうせだったら…と、憧れだったカーボンホイール購入という流れに。

 

ROVAL Rapide CLX50 discを買おうとしましたが、発注時期がちょうど良くないタイミングだったみたいで、新型CLXが出るや否や…って時と重なっていました。

CLXバラ売りの在庫が無い時期だったんですね。

なので調べてもらって在庫があったCL50discを買いました。

リムはCLXとCLは同じリムなので、それはそれでお買い得だな!と思いまして。

細かいところは違うんですけどね、それでも内容は微々たる差でお値段から考えると相当オトクだと思いました。

 

細かい違い

・CLXはアルミニップル→CLは真鍮ニップル

・CLXはDT240s、CLはDT350s

・CLXはceramicspeed社のセラミックベアリング、CLは通常のスチールベアリング

・CLXはDT SWISSのエアロライト、CLはコンペティションレース

 

まだあるかも知れませんが、素人が乗るにはCL50でも十分やんけ!

と興奮気味に購入。

これは今でも後悔してません。

物凄く良い経験できましたんで。

 

CL50で初ライド時、初ライドって興奮もあったんでしょうねw

いきなり清滝峠をPR更新→約3分ちょいも。

これにはカラクリがあって、恐らくノーマルホイールで走ったとしても3分…までは無理にしても、結構良い記録更新できたんだろうと思います。

この時、やたらと北摂走ったり、和束方面走ったりしていて清滝峠を久しぶりに走ったんですね。

この間にちょいちょい清滝いっていたら、恐らくですけどちょいちょい更新できていたんだろうと思いますw

なので、CL50でどこまで速くなったのかを推察するのは難しいですけれど、体感上はとても楽になりました。

100kmちょい北摂走るのも明らかにノーマルホイールで乗るより楽になりました。

ただ、ダウンヒル時に不安を覚えます。

ちゃんと走れるんですけど、少しだけ不安を覚える動きをちょいちょいします。

 

ホイールバランスが原因なのだろうか。

と思いまして、初めてホイールの回転バランスを取ってもらう。

→割と効果絶大で、ダウンヒル時の不安感は随分減りました…が、完全になくなったワケではない。

そのうち、そんな挙動に慣れて全然平気に飛ばせるようになりました。

 

のむラボさんの記事を見つける。→ROVALはクソ、という例の記事w

胸がザワつく。

なるほど、たまに乗るAeolus comp5リム使ったカスタムホイール装着したEmonda SL5の方がなんとなく「こっちの方が普通に走らんか?」と頭をよぎることはあっても、「まさか、な」と思うところはあったんですがのむラボさんの記事を読んで「実はそういう事だったんか」と( ゚д゚)ハッ!としました。

なんせクルマ関係なら、不遜ながらサーキット走ったりジムカーナやったりして、一通りトラブル含めて経験しているのでどこかおかしいところがあったら「ちょっとチェックかメンテが要るな」とわかります。

自転車に関しては、全てが初めて尽くしだったので「こんなモンなのかも知れない」と思わない事もなかったです。

でも、自分でも試して違いを確認せんとわからんよなぁ…とも思います。

クルマの世界もそうなんですけど、何もかも鵜呑みにはできない。

しかし、無視もできないw

 

ありがたい記事を書いてくださっているんだから、真似してみよう。

どこまでのむラボさんが組んだホイールに近づけるかまでは、わからないけどそんなに効果的なら何らか違いは体験できるだろうし、今後買うホイールの参考になるだろう。

 

そこまで考えて、お世話になっている店長にCX-RAYとCX-SPRINTを使った逆異径組みを依頼。

結線まではしてません。

なので、のむラボさんが組んだホイールよりはしっかり感含めて完全には再現できてないでしょう。きっと。

 

それでも出来上がったホイールで走った感想を正直に書きます。

素人の感想なんで("´_ゝ`)フーン程度でお願いします。

・ちょっと堅くなったんだろう、脚にクルようになったw(筋肉痛の出方が不慣れな時にレーゼロ買ってライド後に足パンパンになるアレのちょっとマシな程度(私も少しはマシになったんだろうと思いますw)がお風呂上りにクル)

・なんかクランク回す度に「クンクン」と前に車体が出ているように思える。

・一番の違いを感じれたのはダウンヒル。

 今まででも速く走れましたが、心から安全だと思える速度域がグンと底上げされて速い速度で下っても怖くない。

 

…そう、やっぱりちょっと柔かったんだ。

のむラボさんすげぇ。

CL50に買い替えて乗ってると、それだけで速くなっていたから「カーボンホイールってこんなモン」と思いつつ、それでも速く走れるんで結果、「スゲェ!」と私は思ってました。

 

まぁ、でも。

今、フルノーマルなCL50 discに乗っても(私は2セットCL50持っていたので、片方は敢えてノーマルで残してました)

割と悪くないw

と思っちゃうのも正直なところ。

ただ、距離走っていろんな路面を走るのであれば、やっぱりスポークカスタムしたCL50の方が私は乗って嬉しい。

結線まですれば、もっとしっかりするんだろうな。

体験した事がないから、ソコはわからないけれど。

でも、ノーマルCL50も素人が乗るんだったら悪くない。(距離走っても足疲れにくい気がする)

まぁでも、のむラボさんに言わせたら「味音痴」なんだろうな、俺w

 

カスタムしたCL50を組合せたAllez sprint comp discは、とても速い。そして、セミエアロなのでエアロロードほど巡航で楽できないけど、普通のロードに比べたらやっぱり向かい風が楽。

それと、エモンダ的な軽量系のヒラヒラ感までいかないですけど、そういう軽く曲がれるコーナリングも合わせてなかなか良いロードバイクだと今でも思います。

 

最終的にS-Works AeroflyⅡを組んでハンドル周りの軽量化も進んだ最終形は、ハイエンドモデル買えるなら買った方がそれは良いけれど、買えないならコレで充分に良いじゃない!?

と思えるほど、運動性能もさらに上がり(主にフィーリング方面で)とても良くなりました。

 

ただ、Madone SLRを経験してちょっと見方が変わります。

また、Madone SLRを購入する前に現行のEmonda SLR試乗車(eTAP AXS)を経験したのも大きかったです。

 

Bontrager Aeolus RSL37をEmonda SLR試乗車を通じて経験してしまったのです。

いろんな製品を知る人は、コレより良いホイールも知っておられるだろうと思うのですが、素人がそんなにバンバン様々なホイールを経験する事なんでできるはずもなく。

私の経験できたモノサシの中で考えると、Bontrager Aeolus RSL37は今まで経験させてもらったホイールの中で一番良かったのです。

ホイールバランス取らなくても怖いところが一切ない。

今までのモデルでも「まっすぐ走っていた」と思っていたんですが、慣れって怖いですね。

路面の微細な凸凹の影響を受けて、ちょいちょい修正舵を当てながら走っていたんですね。

もしくは横風の影響を受けて、ちょいちょい修正舵当てていたんですよ。

本当にまっすぐに走る。

修正舵を当てる事が全く無い…という事はもちろんないんですけれど、それの頻度が一気に下がっている。

リムもこれは十分に堅いんだろう、きっと。

スポークも配置本数が多いので、それでバランスが出ているんだろうきっと。

素人なんでわからん。

わからんけど、乗ってる本人がそう感じたら、それでいいんじゃないだろうか。

 

そんな経験も通じて、Madone SLRの試乗車でも衝撃を受けて(フルノーマルAeolus comp5で速かった。ここまでフレームで性能差が出るのかと衝撃を受けた)Madone SLR発注を決意し、当時はRSL51やRSL62が未発表だったので、xxxシリーズかRSL37のどちらを選ぶか、というプロジェクトワンのメニューだったのでエアロロードにセミディープ?

とも思いましたが、まだあまり所有している人が居ないホイールで経験するのは大事だろうと思って、RSL37で発注。

 

最初はRSL37を装着したMadone SLRで走っていました。

 

物凄く速い。

登りが苦手な私でさえ、しかもフレーム堅いMadoneで乗ってんのに脚が残せるんですw

まぁ素人の遅いヤツなりのたわごとなんでゆるくお付き合いください。

そして、ダウンヒルがさらに怖くないと感じる速度域の底上げっぷりがハンパない。

横風もまわりの人がフラつくのを見て「横風っていま、そんなにきついん?」と思っちゃうほど(これは言い過ぎかもしれないw)

 

RSL37を経験後、Allez sprint comp disc(CL50改)に乗ると…

相変わらずAllez sprint comp discも速い。

速いけど、乗っていてやっぱり違いを感じる。

そして意外な事にMadone SLRと同じくらいのパワーで走り続けると(比べるのは酷ですが、やっぱりタイムはMadone SLRの方が若干速いのもあります)Allez sprint comp discの方が筋肉痛が酷いw

 

なんで?

 

よくわかりませんけれど…素人なんで。

でも身体は正直なので私の身におこった事を正直に書いています。

 

強い人ならまた違った感想になるかと思います。

それはおことわりしておきますm(__)m

 

それで、久しぶりにEmonda SL5を引っ張り出す。

やっぱコレはいつ乗っても楽しい。

リムブレーキモデルなんで、先天性のバランス(左右差)の良さがあるんですかね?

同じくらいのパワーで淀川河川敷を走ると、軽快で楽しく感じるんですけど実はEmonda SL5が一番遅い。

ストラバの記録を後から見て「あれっ!?」と驚くほどに(約2分)Emonda SL5(comp5改)の方が遅い。

Allez sprint comp disc(CL50改)の方が同じパワーで走った際にEmonda SL5より速い。

ここはスペシャの凄さか。

しかし、正直に書きますとAllez sprint comp discも乗っていて楽しいバイクなんですが、なんとなくEmondaとMadoneを経験した事で、Allez sprint comp discと私の相性が良くないのかも知れない…

とちょっと思うようにはなりました。

 

それと、セミエアロと言ってもエアロはエアロなんで、そういうモデルで走りたいところはMadone SLRとの選択肢になるんですけど、それならやっぱりMadone SLRを選んで乗って走りに行っちゃう。

毎日乗れるなら交互に乗ったりすると思うんですけど、基本、休日が少ない人間なので…

そんな機会に乗るなら…という考え方になっちゃう事にも気付く。

 

Allez sprint comp discにも思い入れがあって、残しておきたいと思ったんですが…

休日にちゃんとしたライドにはイケない代わりに、妻とぽたぽた本当にのんびり春の草花を見ながら淀川河川敷を走りまして、その時にグラベル路面もちょろっと走るんですけど、こういう使い方でグラベルロードに乗るのも悪くないのかも…

と思っちゃったんですね。

のんびり走るだけじゃなくて、フラットダートな道を快走する乗り方もすると思いますけれどw

 

今のところ、Emonda SL5はクルマに例えるならマツダ ロードスター

ヒラヒラ軽快に走れて、とてもバランス良い走りをします。

ロードスターは決して遅い車ではないですし、エモンダも遅いロードバイクではないですが私の乗り方でタイム計測すると手持ちのモデルの中ではあまり良いタイムを出せないのは事実なんですけど、そんな事が気にならないくらい乗っていて楽しいのと、輪行などを考えるとやっぱりリムブレーキモデルは手元に残しておきたい。

 

Allez sprint comp discとMadone SLRがキャラ被っちゃってる。

Madone SLRはやっぱりスーパーカー的な凄さがある。

私なんかじゃ使いこなせてないけど、それでも凄さはわかるしRSL62というディープリムに買い替えて走っているんですけど、ヒルクライムに向いてないディープリム履いていても、ホイールも良いんでしょうけれどMadone SLRのフレームも良いんだろうと思います。

PR更新が続いているんですよね。

乗っていて楽しいですし…

 

と、ここまで考えて決めました。

 

断腸の想いがあるけれど、Allez sprint comp discを売ろうと。

チャリ部屋に置く為には一台処分しないともう置けないのもあって。

 

それでChineliのKing zydecoを買いました。

 

Allez sprint comp discは手放しました。(ほぼあげるカタチw)

ROVAL Rapide CL50 discも、カスタムした方もノーマルの方も処分しました。

 

良い経験を、さまざまな経験をさせてもらったモデルです。

とても楽しかった。

これは紛れもない事実です。

 

でも、決め手になったのは「乗った時に感じた相性の差」ですね。

優れた機材でも、やっぱそういうのあるんだなぁと思いました。