妻のドグマF12と私のマドンを持ち比べると、明らかに私のマドンの方が軽いです。

単純に、スペックで言えばマドンドグマの方が軽くなる要素が大きいデス。
↑読み返していて修正しました。

比較してみましょう。

Madone SLR OCLV800 フレーム重量:941g(未塗装)
(OCLV700時代の公表重量1021gしか見つからなかったので、プロモーション時の前フレームからカーボン仕様素材の差とカーボンレイアップ見直しから-80gを達成した。という公表値を信じて引き算しました。未塗装時の重量なので、塗装済みフレーム重量は推測で1041gくらいだと思われます。特に私の選んだICON colorと言われる質感の高い塗装は重量が嵩みます。)
Madone SLR OCLV800 フロントフォーク:421g(未塗装)
Madone SLR専用ハンドル:460g(だいたい平均)


※続いて、ドグマの公表値を書きます。
DOGMA F12 DISK フレーム重量:820g(未塗装)
(妻の選んだ白色だと、ざっくり+80gほどになると思います。)
DOGMA F12 DISK フロントフォーク:488g(未塗装)
MOST TALON Ultra(専用ハンドル):390g(公表値)

塗装の重量が調べられなかったので、そこはざっくりイーブンだと仮定して
メーカー公表値の未塗装重量で足し算して比較します。

Madone SLR=941+421+460=1822g

DOGMA F12 DISK=820+488+390=1698g

1822-1698=124g

実に124gもの差が生じていました。
(えっ?124g程度でガタガタ言うの?wというツッコミはなしにしてくださいw
ロードバイクってそういう世界なんス…。)

これが実際に手で持ってみて驚くほどの印象差に繋がっている…。
それは何故でしょう?

まずは装着ホイールの重量差で比較してみましょう。
Madone装着ホイールはBontrager Aeolus RSL37=1325g(公表値)
DOGMA装着ホイールはROVAL Rapide CL50 disc=1515g(公表値)

1515-1325=190g

ホイール重量でフレームセットの重量差をもう逆転しておりますw
しかし、その重量差はわずか66g
手で持って「あれ?」とソッコーで感じるほどの重量差ではありません。
何度か持ち比べて「マドンの方が軽い気がするね」という印象に繋がる程度の差でしかないと思います。
持ったら明らかにマドンの方が「かるっ!?」と感じるくらいなので、恐らくですけれど実際の重量差は今度計測してみますが、200~300gはあると思われます。

じゃあ他の要素で重量差に繋がっている要因はなんなの?
恐らく、搭載コンポの差です。

三大コンポーネント比較

ここでざっくり各コンポーネントのグレード別重量がリスト化されていますが、この重量がちょっと眉唾だなと思うに至りました。

妻のドグマに完組で組んだコンポーネントは、費用を抑える為にアルテグラDi2がメインでクランクセットにデュラエースを選んでいます。
そうしないとトータル180万円に逝っちゃうので払えないww状態だったもので。

私のマドンにはSRAM RED eTAP AXSを組んでます。

単純にURLを貼った記事のリスト重量を信じると、アルテグラDi2一式で2200g
SRAM RED eTAP AXS一式で2242gと、なんとスラムの方が42gも重い!
しかも、妻のドグマにはアルテクランクじゃなく、デュラクランク組んでいます。
アルテグラのクランクセット重量:674g
デュラエースのクランクセット重量:609g
その差なんと65g

先ほどのコンポーネント一式の重量にその要素を加えると…
アルテ+デュラクランクDi2だと2135gになり、2242-2135=107g差に繋がります。

…我が軍(シマノ)は圧倒的じゃないか…

という事で辻褄が合わないですよね。
ここで絡繰りを暴いてみましょう。

どうも、こういうコンポ重量比較みたいなサイト記事は、シマノ製品は圧倒的に有利なギア歯数のセットでの重量計算になっているんじゃないだろうか?
と、素人ながらに予測します。
11-25Tなどのスプロケと、フロントチェーンリングは最も歯数が少ないコンパクトドライブで計算してんじゃねーか?と。
対してスラムなどのコンポ重量を計算する時は、10-33Tとか大きい方の重量を足していって計算してるんじゃないかと。
あと、Di2の場合は各部品へ繋ぐ電源コードや信号コードの重量があります。
対してスラムの電動コンポは無線なので存在しません。

そういった諸々の重量が含まれていなかったりしているんじゃないのかな?
というのが私の予想です。
それか、ピナレロの公表値がフェラーリばりのイタリア仕様w
なのか。

今度、帰宅できて時間を取れたら実測祭りしたいな~…なんて思いました。
マジで妻も私も友人も、持ち比べて軽いと思っているドグマの方が実際は重くて、ISO Speedなど複雑な機構を搭載していて「重い」というイメージの強いマドンを持つと「あれっ?」と意表を突く軽さ。
と言っても妻のEmonda SLR(2018)より重いですけどね、マドン。
それでも、妻のエモンダSLRに通じるような「TREKらしい」軽さを持っています。

それに驚きました。(我々夫婦も友人たちも。)

 

※マドン組み上がった時に、店長に組み上がった時の実測重量を計測してもらっていました。

 これの記事を書くのを忘れていましたので、ここに追記しておきます。

 

ボトルとパンク修理に使用する携帯工具類などが入ったツールケースがセットされていない状態で実測していただきました。

その実測重量は8.0kgだったそうです。

普通は、ペダルもなしで組み上がった状態での実測になりますよね。

なので附属品重量を調べてみました。

実測時に組んでいた重量を羅列します。

 

この赤いボトルと黒いツールケースがない状態で実測していただきました。

その時の重量が8.0kgだったそうです。

実測していただいていた時は、私はまだ新幹線の中でしたw

なので直接は見てません。

 

Bontrager ION Pro

フロントライトです。
公表重量192g

 

Bontrager Flare RT Rear Light
リアライトです。
公表重量40g

Bontrager Elite Bottle Cage
ボトルケージです。
安価な樹脂製。
しかしタフで汚れや傷に強く使い勝手はとても良いですw
お値段と重量考えたら、これで十分じゃないだろうか?なんて思います。
公表重量:ひとつ38gなので二つ装着しているので→76g

GARMIN Edge830
サイクルコンピューターです。
830を使っています。
公表重量79g

Shimano DURA-ACE R9100pedal
ペダルです。
今回、マドンを購入した際のポイントでタダで貰いましたw
実測重量234g

 

サイコンなどを取付ける専用のステーやリアライトのステーなどがありますが、調べても重量わからなかったのでそれは誤差の範囲だろうと割り切って、重量を引き算するのは割愛します。

多分、そういうステー類を全て足しても40gいくかいかないか…もうちょっといくかも知れませんが、それくらいなので。

 

では、店長に実測していただいた時の重量から引き算してみましょう。

 

8000-192-40-79-76-234=7379g

 

重いと良く揶揄されるMadone SLRですが、思ったよりも軽いですね~。

軽量化に繋がるチームカラーやマッドオニキスカーボンという塗装を選んでいないので、重量面で言えば不利なICON colorを塗装していただいているので、マッドオニキスカーボンなどをProject oneで選んでいれば、約7.3kgだったんですね。

7379gから、実際には「とりあえず乗りたいから組み上げるのに時間が掛かるなら、エモンダ用のRSL VR-Cハンドルはまだ組まなくて良いです!」とお願いしたので、せっかく買ったのに装着していないBontrager RSL VR-Cハンドルバーを装備すれば、160gの軽量化に繋がるので、7379-160=7219gになる予定だったんですね。

 

エアロードとか軽量なので有名な他メーカーのエアロロードには敵いませんが、ゴリッゴリのエアロロード代表みたいなMadone SLRですが、マイナーチェンジ時のブラッシュアップも手伝って、なかなか優秀な実測重量なんじゃないでしょうか。

それに、各附属品もほとんどが公表値なので実際に外して実測しなおせば、この計算値よりも「軽くなるかもしれない」ですよね。

 

実際、レース出たりしているワケじゃないんですけれど、重いよりは軽い方が嬉しいので調べてみた結果、ちょっと嬉しかったです(*´ω`*)