まだ二回しか乗ってないので、初期インプレッションという事で書きたいと思います。

マイナートラブルなど含めてのインプレッションは、距離と回数乗っておいおい書いていきます。

 

今回のMadone SLRに装着している各ギアは以下の通りです。

フロントチェーンリング:48-35T

リアスプロケット:10-33T

Project oneで発注すると、自動でパワーメーターが付いてきますがレスオプションにしました。

サンデーライダーがパワー計測して…そこから学べる事はあるかも知れませんが、それよりも例え40g程度でも機材が軽くなる事と、増える機能によってマイナートラブルが増えるのはヤダなー…という思いでレスオプションにしました。

 

厳密なギア比の比較でいうと、少し変わってくるのですが最も高いギアで10Tを装着している事から、フロントチェーンリングを48-35Tにしても大筋は52-36T相当…というギア比になります。

私はAllez sprint comp discに52-36Tのチェーンリングを装備しているので、それによって転がる雰囲気が好きだったのでフロントチェーンリングが小さくなる事で、52Tで回している時のあの気持ちの良い伸びが感じられなくなったらヤダなー…と心配していました。

 

Emonda SLR9 eTAPに試乗させてもらった時に、チョイ乗りですが「その心配はなさそうだ」と確信し、発注に至りました。

…が、チョイ乗りと所有して距離乗るのとは違うので心配な気持ちは少し残っておりました。

 

ホイールからフレームから何から何まで違うので一概に言い切れないんですが、Madone SLRに乗ってTOJ京田辺とか淀川河川敷を走った時の印象を踏まえて初期インプレッションとして書きます。

 

わたしのような貧脚サンデーライダーにとっては、まるで夢のようなギア比で構成されたコンポでした。

細かい各段のギア比計算とかは、また時間のある時にしてみて検証しようと思いますが、体感でいうと「欲しいと思うギア比が本当にある」状態で乗れました。

身体が元気な時は問題ないですが、疲れた時に「欲しいギアがある」というのが心強かったです。

 

あと、シェイクダウンだったのもあり、不慣れな部分もあったので「現実的なタイムとして」ヒルクライムでは結果は出せてません。

それは何故かというと、そのままズバリ「ギア比」w

あ~、先輩はえぇなぁ。

この後も巡航速いだろうし、脚残しながら登らないとね…。

と考えながら乗っちゃってた。というのがあります。

この時、インナーに落としていても35T

36Tより一丁歯が少ないだけなので、ほぼ同じ感覚で登れます。

ただ35Tと28Tの組合せで同じケイデンスで登っていたら、若干速度落ちているじゃないですかw

そこからさらにリアスプロケには「33T」が居ます。

更に楽できますが、ケイデンスを上げないと速度は落ちるじゃないですか。

当たり前ですけれど。

なので、車の交通量も多かったというのもあって、時々減速したというのはあるにしても33Tまでギア下げてケイデンス上げて体力温存する方向で乗ってたんですね。

サイコンの速度表示みて11km/hは保つようにはして乗っていましたが、走り終えて思うのは…

 

多少キツくても、膝痛めない程度のケイデンスを確保するぞ!と力込めてクランク回す方が全体的に速いw

 

という当たり前の結論なんですが、それが52-36Tと11-28Tの組合せの場合は半強制的にそういう方面に追い込みやすい。

(個人差はあると思います。28Tで楽しやがって…という剛脚の方もいらっしゃると思うのでw)

28Tから一枚上げたら25Tですからね。

同じケイデンスなら更にじわっと速度UPですよね。キツイけど。貧脚なわたしにはキツイけどw

 

この事実に気付いてから、Madone SLRはヒルクライム向きなバイクと比べたらアレにしても、思ったよりも良く登るバイクなので、楽なギア比じゃなく、そこから一枚か二枚ギアを上げて乗るように気を付けてます。

RSL37の軽いリム重量と、駆動剛性が従来のスターラチェットより高まっているラチェットEXPと、どうもトルク掛けて乗った方が伸びが良さそうなMadoneのフレーム特性と相まって、ちょっとキツいけどそっちの方が速い。

これは、今後もっと乗り込んで検証したいと思います。

 

んで、どうしようもなくキツなったらリアスプロケには33Tがおまっせw

というココロの保険。

素晴らしい。

 

リアの変速は、機械式デュラエースくらいの雰囲気で変速するので実質不満はまったくありません。

フロントの変速は、5800?…7000くらいの105変速くらいです。

ちょっとだけ「よいしょ」という雰囲気があります。

しかし、フロント変速ってそんなにする機会がないですよね。

それに、咄嗟に変速!!ってケースもなくはないですが、ほとんどないじゃないですか。

レースしているワケでもないので、私の場合はそういう意味ではデメリットが無いコンポがSRAM RED eTAP AXSです。

問題はスプロケ痛んだ時の買い替え費用とか、チェーンがたけぇ…というくらいでしょうか。

あと、ミネラルオイルじゃなくDOTオイル指定なのでこまめにブレーキフルードの交換をしないといけない。

くらいでしょうか。

DOTオイル漏らしたら大変なんで、ショップで交換してもらおうと思います。

 

変速操作も、左がダウンで右がアップだったっけな。

両方同時押しでフロント変速がなされます。

アウターで走ってる時に両方同時押しでインナーに。

インナーで走ってる時に両方同時押しでアウターに。

それ以外の場面では左スイッチを操作すればリア変速ダウン。

右スイッチを押せばリア変速アップ。

スイッチの操作感も非常に良いです。

これで慣れるとシマノDi2で変速する時に左右でふたつずつスイッチがあるので一瞬とまどいます。

 

ただ!

変速性能はシマノ最高!!

これだけは言えます。

 

個人的には、今回の件でSRAM好きになりましたね~。

新しいデュラエースがどのようなカタチでリリースされ、それがアルテグラなどにどのように反映されるかで

また変わるとは思いますが、今のところSRAMの考え方は実際に乗ってメリット感じられましたし、好きになりました。

ブレーキのフィーリングも好きです。