北摂を100kmほど走ってきました。
まず、剛性が段違いに上がっています。
機械的に計測すると、上がっている剛性値自体は微々たる差しかないのかも知れません。
しかし、体感上は大きな差となって感じられます。
また、駆動ロスが減っています。
一番のメリットは安定性。
グリップも以前のDTコンペティションレース(丸スポーク)を使っていた純正状態よりも、CX-RAYおよびCX-SPRINTを用いた今回の方がより優れています。
また、回転が軽い。
ハブボディとハブベアリングは変更していないのも関わらずです。
ホイールが回転しているそばに手をかざすと、以前の丸スポークだと風を感じるんですが(丸スポークがそれだけ空気をかき乱している)CX-RAYおよびCX-SPRINTに変更した事で車輪を浮かして割とな高回転までホイールを回転させても風を感じません。
回転方向の空気抵抗が減っているのは確実っぽいです。
その為、回転が軽く感じられるのかも知れません。
ただ、デメリットとしては「剛性の高い機材」そのもので、割と脚を喰われます。
以前、Bontragerのリムを流用してハブとスポークを変更して作成してもらったカスタムホイールの場合(同じくCX-RAYへ変更しました)メリットしかなかったんですが、それはEmonda SL5のフレームが良い意味で「柔かった」からではないかと思います。
今回のカスタムホイールを使用するフレームはSpecialized Allez sprint comp discです。
アルミフレーム特有の堅さもあり、実際にEmondaよりは剛性のあるフレームです。
なので力がより逃げずに路面を捉える為に、脚への反力が大きいんでしょうね。
それは自分の身体を鍛えれば良いだけの事なので、これは慣れるまでの当初はデメリットですが慣れてしまえばデメリットになりません。
下りでの安心感とグリップと小気味の良い回頭性がとても素晴らしく、今までだと恐怖心から突っ込めなかったコーナーも安心して突っ込めます。
素晴らしく生まれ変わったROVAL Rapide CL50 disc
ある意味、完成品のCLXを買うのが近道ではありますが、CL50は市販価格で20万円。
今回のスポーク加工と組み付け工賃込みで約4万円です。
24万円で実現できる性能としては、破格ではないでしょうか。
30万円オーバーのハイエンドホイールに迫る性能じゃないだろうかと思います。
※追記
純正のCL50だと、私のような体重のある人間が激坂を上る際などに立ち漕ぎをすると、ディスクローターがパッドと触れてシャリンシャリン異音を鳴らしたりしていたんですが、今回のスポーク変更によって剛性が上がった為、そういった事がほぼなくなりました。
先日のシェイクダウン中100km走っている中で一度だけパッドと少し触れたのか「シュッシュッ」と小さな、聞き逃してもおかしくない程度の音が一度鳴っただけです。
→この時点でも相当凄い変わり様だと思います。
また、登りが地味に速くなっています。
リムハイト50㎜あるホイールなのに、良く登るのは私がエモンダ+レーシングゼロで出したヒルクライムの記録を3分以上更新したのがCL50とアレスプの組合せですが、今回のCL50ベースのカスタムホイールによって登りがさらに良くなっています。
Aeolus comp5リムを使ったカスタムホイールの時と同様に、良く進むホイールに変わっています。
シェイクダウンの日、北摂は向かい風が多かったんですけれど、大阪市内から木器の方面へ向かって走っていると平坦に思えてもゆる~く登っていたりして、割と登り続ける区間が多いのです。
そこを走っている時に速度を出されると、とにかく脚を削られますがそれにプラスして向かい風もキツクとてもじゃないですがブルぺ師匠飛ばしすぎやでwという状況でした。
3m以上離される場面も多く、そうなると後ろ付いてる意味が薄くなりますw
風の影響も受けながら、今までだったらチギれていただろう場面で「なんとかついていけてました」
自分自身で驚いています。
カスタムしたという高揚感がそうさせた「プラシーボ」なのか、ちゃんと機材が進化した「現実」なのか。
それは今後も乗り続けて解明していこうと思いますが、登りが本当に苦手な体重のある休日にしか乗れないようなサンデーライダーがあれについていけたというのは「高揚感があったから成せた」とは思えないんですよねw
という事で、わたし自身にも至らない部分が多いので、とにかく頑張ろうと思います。
※追記です。
チューブとタイヤはカスタム前にCL50に装着していたものをそのまま再度使用しています。
なので単純にカスタム以前/カスタム以降の比較となっています。
後輪のタイヤがそろそろ…なくらい摩耗してましたねーw
また同じP zero Velo 4Sを入れようと思います。
このタイヤ、お気に入りです。