自転車に乗る上で、リムハイトと重量の問題は多くのライダーを悩ませています。

 

ワタシ自身がタイム競うような走りをしてないから説得力ないかも知れませんが、個人的にはリム重量が変わらなければリムハイト高い方が全般的に楽できると経験を踏まえてそう感じています。

実際のホイール性能的にはスポークの張り方とリム剛性とホイール全体の剛性、そして使用しているハブの回転性能など

多岐にわたって総合的にバランスが絡むので一概に言えないところが難しいところですけれど、ハイエンドに近いグレードになるほどそういった性能の多くは乱暴に言えば「ほぼ平均的」だと考えています。

多少の性能差はあっても、明らかにリムがシュータッチするwなどの極端な事例でも出ない限りは、プロでもなければ「誤差の範囲」

 

それよりも大事なのは、基本中の基本ですけれど横振れと縦振れがゼロに近い状態にまず調整してあること。

玉当たり調整が緩すぎずキツ過ぎず、きちんと調整なされていて回転性能も出ている事。

スポーク本数が少なすぎず、適正な本数であること。

↑これは、車のボディ剛性他でも同じ事が言えるんですけれど、絶対値の剛性が静的な条件で全く同じでも実際に動いた時・動かそうとした時に発生する様々な入力を綺麗に分散させる=体感として感じられる剛性の差に繋がると個人的に感じています。

なのでスポーク本数16本で剛性が出ているとされるホイールよりも、私は21本や24本のスポークでより狭い間隔で均等にテンション掛かっているホイールの方が体重のせいもあるかもですけれど、個人的にさらに好ましいと思える感触を得ます。

 

さて、話を本題に移そうと思います。

 

ホイール総重量ってリム重量だけでなく、ハブやスポーク、ニップル重量なども含まれます。

だいたいの相場として現在人気もあるし性能に定評のあるホイールとしてリムハイト50㎜前後のカーボンホイールでは

ホイール単体の前後輪合わせての公表値による重量が1430g前後です。

それらの製品の多くはリム重量が実測値含めて(ほぼ公表されていないので、貴重な実測値です)445~455gという実測値も実際に様々なサイトを徘徊すると見受けられます。

具体的なホイール名称などは多いので省かせてもらいますw

興味有る方はググってみてくださいw

 

そこで、リムハイト50㎜のセミディープリムを採用するカーボンホイールのリム重量が正にその定番の重量にほとんどの製品が入っています。

RovalのRapide CLX50 discもそうですし、Bontrager Aeolus xxx4も同様です。

今年フルモデルチェンジして新型のエアロライトⅡとエアロコンプⅡスポークを採用した上で、話題のEXP2.0ラチェットシステムを採用するDT180sを採用するARC1100 Dicutもリム重量が(スポークの要求張力が増しているにも関わらず)だいたいその辺の重量で納まっているようです。

 

ツイッターの方でフォロワーさんが「リム重量が同じでも、リムハイトによってはアップダウン含む(我々が良く走るライドコースの事ですね。恐らく100kmで獲得標高1000m付近で平均勾配6~8%程度のコース)道を走ると、リムハイト高い方が脚にくる。と店員さんに言われました。」とツイートされました。

 

リム重量が同じ製品同士なら、リムハイト高い方が簡単に言えば「疲れる」と?

 

それはおかしいんじゃないだろうか、と思います。

単純にホイールは軽ければ軽い程良いとされる方もいらっしゃいますが、私の場合はホイールは軽すぎてもダメだと感じています。

良く回転はするし、ヒルクライムは楽になるけれど巡航で疲れる。

下りもローハイトリムよりはリムハイト高い方が(ホイールのバランスとフレームとの相性にもよるとは思いますが)楽だと感じる。

 

もっと言えば、リム重量が同じ450g前後ならリムハイト高い方がヒルクライムのタイムも乱暴に言えば変わらないですし、その代わりに得られるダウンヒルで楽にスピードが維持できる点と、平坦の巡航性能で楽できるし、楽出来る分同じパワー掛けたら巡航速度が5%前後は私程度の貧脚でも速度が上がる。

だから、リム重量が変わらないならリムハイト高い方の製品を買った方が良いと考えています。

 

レーゼロは確かにアルミホイールの決定版。

まだ所有していますし、手放せません。

とても好きです。

シャッキシャキの反応の良さ含めて大好き。

 

でも、設計年次の差かミドルグレードとは言えRoval Rapide CL50 discを導入すると各所でのストラバ上でのPR更新が未だに続いております。

ヒルクライムが最も性能差が顕著です。

清滝峠3分更新しましたしね。

それは数乗って身体ができてきた…とも言えますけれど、同じリム重量ならリムハイト高い方が楽だというのは両方経験した上でそう感じています。

Rapide CL50がレーゼロと同じリムハイトで、かつ、同じリム重量だったらレーゼロの方が駆動剛性含めて上なので全方位でレーゼロの方が優位だろうとは思います。

有り得ない条件での脳内比較なんで意味がないですけれど、それくらい思っちゃうほど駆動剛性他ではレーゼロが上。

脚当たりの柔らかさがありながらも、カーボンリム特有の振動吸収性の高さと、鉄スポーク特有のしなやかさを持ちながら、頼んねぇwと感じる事もないホイール全体の剛性感があって乗りやすいCL50が「トータルで優れている」とも感じます。

どれか一点、突出した性能を…という感じで抜き出して比較すればレーゼロの方が優秀な項目は多いんじゃないだろうか?

とも思います。

 

話しが少し逸れましたが、ツイッターのフォロワーさんが言われた「リム重量が同じならリムハイト高い方が脚にクル」と言われた真意が私にはわかりません。

むしろ、脚が弱い時に合わせてリムハイト35㎜の製品買っちゃって後悔しないかなぁ?と心配になります。

ワタシより断然若い人なので、身体が出来る(私が出来てるとは言ってないw)のが早いだろうし、リムハイト35㎜とかすぐに卒業しちゃうんじゃないだろうか。

まぁ、それも含めてその人の自由なので本人が納得していれば全然OKだと思います。

 

究極は欲しい機材を欲しいタイミングで買える。

実際に試せる。

それが一番の幸せだと個人的にも思います。

 

だいたい、私のチョイスもベテランの人からすれば( ´,_ゝ`)プッって感じで滑稽なチョイスしている可能性ありますからねwwww

 

ワタシ自身も、今まで勉強した常識に囚われずに日々、勉強しながら精進していきたいと思います。

現在、最も気になるホイールは

 

ド定番ですが

・Bontrager Aeolus xxx6 ディープリムの経験が私自身に無いので経験してみたい。

・DTSWISS ARC1100 Dicut 62 最新のスポーク性能含めてEXP2.0 180sという超ド級ハブも興味津々。

・Roval Rapide CLX スポーク本数が少ないのが心に引っかかっていますw

※Princeton WAKE6560 チームイネオスのフィリッポ・ガンポ選手が世界記録を樹立した時に装着していた謎のホイール。

↑この6560が最も興味有ります。

Paypal登録すれば個人輸入のハードル下がるみたいなので、来年中にこのホイールを購入しMadoneに装着させたいなと画策しております。