ロードバイクは機材じゃない!
一番大事なのはエンジン(己の肉体だ!)!!!
というのに、本当に異論ありません。
でも、なんで機材を使う趣味(本来は競技w しかし、クルマと一緒でレースしている人ばかりでもないのが難しいところ)なのに、こういう価値観を生むのか。
常に疑問に思っていました。
ただ、ランニングと同じで自転車も最初は勢い良く走れてもですよ、鍛えてなかったらすぐにタレる。
頭の中のイメージは疾走していても、現実にはハァハァ言うてタレてスピード出せなくなります。
なので、とりあえず機材の良し悪しよりも先に己を鍛えよ!!
というド正論中のド正論なのもわかります。
でも、ヘタクソでも遅くても機材好きなの使っても良いやん。
とも思います。
個人的に。
だって、あんた自身のスペックがショボイんだからあんた自身のスペックに見合った機材選びなさいよ。
ってハナシになったらね、私も個人的に言いたい事があります。
同じ理由で、運転する能力が低い場合はあなたも自分の運転技量に見合った自動車に乗ってくださいね。
使い勝手とか関係なく、運転ヘタクソだったらワンボックスみたいな大きい車は余計に危険ですから!
なんならクルマ運転しないでください。
と言いたくなるくらい、道交法知ってんの?って運転しているローディを良く見かけます。
一緒に走っている仲間の人じゃないのが救いですけど。
自転車であそこまで危険かつ好き勝手なマナーもルールも違反している運転している人がクルマの運転も上手いワケないでしょ。
そんなネガティブな話しはさておき、そうやって他人の機材とか批判する権利も理由もないハズなんですけど、本当に遅い人は機材で贅沢しても意味がないのか?
特にディープリムなどのエアロ効果のある機材や、エアロフレームなどの機材は出せるスピードが知れてるから意味がないのか?
これに対して面白い記事を見つけました。
http://morimotty.com/aerodynamic-30kmh-vs-40kmh/
十三峠十三分切りというタイトルで面白い・興味深い、まとめ記事や考察記事を書かれているブログです。
この方の記事で次のまとめ記事も。
エアロ効果が最も期待できる箇所は何か。というのをリストなどでまとめてある記事です。
http://morimotty.com/data-room/
42km/hで走る前提で見込める W削減数などをリスト化してあります。
たまーに悪意のある書き方でこの方のブログを揶揄するような記事もみかけますが(某自転車屋さん)
その揶揄している人も凄いお方ですけど、私はこの人のまとめ記事とかは非常に貴重だと思います。
素人でもわかりやすいですもの!
そして、面白い記事が次の記事です。(面白いというのは奇妙なとかそんな意味じゃなくて興味深いとか、そっちで解釈してください)
IT技術者さんの記事です。
相変わらず深いところまで考察されていて、読んでいてとても勉強になります。
これが何で面白いか…と書いたのかは次の理由です。
十三峠さんのブログ記事の方ではエアロフレームはエアロ効果を見込めるリストでは「2位」です。
42km/h走行時に25wもの出力削減効果を見込める。
エアロフレーム毎の特性や個性にもよりますが、一般論としてまとめてある。
と、私は解釈しております。
次に、IT技術者さんのURLを貼った記事だと、引用すると
「これらを踏まえた上で、忖度なく魅力的ではない事実を書いておくと、フレームという機材はエアロダイナミクス観点から見ると「費用対効果がそれほど見込めない機材」であり「最も投資しがいの”ない”機材」である。」
※これをおっしゃっている内容を誤解せずに理解する為には、引用元の前後文章を含んで参照してくださいね。
それを踏まえた上でも言いますが、エアロフレームは最もエアロ効果が見込めない。という事になっています。
これは、私個人ではどっちが本当か?
なんて判断できません。
根拠を持ってないからです。
私の勉強の素はこの方たちのブログ記事などがメインだからですw
なので、冒頭で書きましたけれどロードバイクで大事なのは機材じゃない!
己の肉体だ!!
という理屈が出回る原因のひとつになっているのかなと思います。
何が正しいのかわからなくなりますもの。
正しいっぽい理論がいっぱいありすぎて、なおかつ全ての内容が似通っていたらまだ見る方向が一か所に向かっていきますけれど、こんな感じで理論がまるっきり正反対だったりしたらですね、余計に迷います。
迷うくらいなら、裏切らない己の肉体をできるだけ鍛える。
というのは確かに正論です。
間違いありません。
でも、個人的に自分の経験を元に言える事がひとつあります。
最初に貼ったURL記事の様に、遅くてもエアロは効果あるよ!ってハナシです。
より速くなるという要素は確かに知れてます。
でも、趣味で乗ってる身としてつくづくありがたいなと感じる性能が、「楽できる」です。
トレーニングという観点で言えば、ディープリムホイールとか装備してエアロ効果を得て楽していると同じ距離と同じ勾配で登っても楽していたり、楽できている時点でトレーニングが目的なら「アカンやんw やりなおし!」になりますが、ロングライドで仲間に迷惑かけない様に体力や脚を温存しつつ、みんなのペースに遅れずについていく。
という目的ならば、大いにエアロはアリだと経験をもって言えます。
なので言いたい事はコレだけです。
誰がなんと言おうと、自分の使い方にあった・合うだろう機材は遠慮なく買う。実際に使う。
これが正解!
だと個人的に思います。
マジで琵琶湖周辺のきっつい向かい風とか横風を喰らいながら走っている時、Allez sprint comp disc+CL50 discで初めて走った時に今までのどのライドよりエアロ効果を感じました。
そして、散々走った後で帰路でさしかかった裏清滝峠でのヒルクライム(という程の山でもないですけどw)でPR更新というね。
エアロは本当に効果高いですよ。
設計年次が新しく、実績のあるメーカーの品物であればより確実です。
興味あるけど、私にはまだ時期が早いかな…で躊躇されている方には是非とも実行していただきたいです。