おぉ~…なんだか奥の深いお話しが。
Rovalについてです。
基本的にはRovalの世間での評価とかはこんな感じです。
↑IT技術者さんという方のブログで、大変参考にもなるし勉強にもなるので良く読ませていただいております。
CLX32・50・64全てベタ褒めと言って良い感じの記事です。
私はCLXの経験がないですけれどw
それで読んで衝撃を受けた記事はこちら…
http://pass13.blog.fc2.com/blog-entry-5301.html
↑のむラボさんという、大阪ではとても有名なお方。
いや、大阪なんて地域限定の話しじゃないですね。
日本全国的に知る人ぞ知る。というくらい凄いお方。
この方のブログも、とても勉強になるので良く読ませていただいております。
でも、話しが難しすぎてわかりにくいところもw
のむラボさんが指摘しているのはRoval rapide CLX32・50・64世代のRovalの事っぽいです。
シュータッチするからテンション上げて、というご依頼もあったとか。
それがCLX32・50・64の全てでソレがおきているのか否か。までは読み取れません。
簡単に言うと、ディスク仕様の2:1組みの2本側の方が「アホ丸出しな組み方」している為に、バランスが悪いと。
1本組み側でテンションをだいぶ出している?為に袋小路的なバランスになっていて、2本組み側の緩いテンションを逆手に取って増し締めしてテンションを上げようにも、上げられない。
そんなバランスになっている。
そんな感じでしょうか?違ったらすみませんm(__)m
なるほどなー。
私はCL50 discというCLXグレードじゃないミドルグレードのホイールなんですけれど、DTコンペティションレースという丸スポークにCL50はなっています。
CLXシリーズはDTエアロライトです。(CLX32の一本組側は違うスポークの様です)
CL50しか所有してないので、CL50で言うと手に入れた時に、実はスポークを指で「コンコン」と弾いた事があるんです。
すると、思ったよりも高い音で「カンカン」言うんですね。
完組だから割と張ってんなぁ…っていうのが印象でした。
ただ、のむラボさんの様にニギニギまではしてなかったw
今度、単身赴任先から一時帰宅したらニギニギしてみようっと。
こちらの記事では書いてなかったんですが(別のSNSでは書いてました)ホイールのバランス取りでかなりの不安感は払拭されました。
この続きです。
でも、リムが軽いせいか完全にそういうちょっとした煽られ感?というのかなんというか。
ソレが無くなったワケじゃなかったんですね。
そういう「感触」がのむラボさんのおっしゃられている「ヌルさ」「緩さ」なんでしょうか。
ロードをしっかりと乗り出して1年チョイなので、その辺のモノサシはまだ経験しながら作っていってる最中なので、わからない事の方が多いんですよね。(なのでとても勉強になります)
ただ、私くらいの貧脚になるとプロから見た目線でヌルくても、今まで経験したホイール(と言ってもそんなに種類ないですけど)の中で一番進むし、楽だし、速いのが不思議なんです。
Racing ZEROよりマジ速い。(インピーダンスロスの絡みもある?)
(また、だからと言ってRacing ZEROがイカンというワケではないです。お値段考えたらRacing ZEROも定番ホイールなだけはあると思います)
ここで素人なりに思うのが。
IT技術者さんの感想やインプレッションも真実だと思うんですよ。
でも、のむラボさんのおっしゃる内容も真実だと思うんですよ。
相反する要素な話題ですが、両方とも真実だと思うんですよ。
私は、四輪の方が経験が長く、四輪のモノサシで例えて申し訳ないんですけど。
極限まで剛性高く無くても良いじゃないですか。
この場合は、極限まで剛性上げる話しじゃねぇwって内容かもですけれどw
(バランスを取りなおすだけとも取れます)
なんて言うんだろ…。
イマドキの剛性が高くなった現代のクルマよりも、剛性が緩いと揶揄されたような過去のモデルにオーナーさんのご厚意で乗った経験って、みなさんが全員無いにしても多くの方は経験ありますよね?車が好きだったらですけれど。
そんな時にイマドキのクルマと比較して、剛性が緩い昔の車に乗った場合に単に「乗りにくい」「不安感がある」「面白くない」という感想だったでしょうか?
ヘタすっと今どきのクルマよりも「乗りやすい」「しっくりくる」「面白い」という経験はおありじゃないですか?
ホンダ派とか日産派とかマツダ派から言わすとスポーツ性イマイチで、ただのおっさんクルマ。
そんなつまんねぇおっさんクルマ代表のマーク2ですら、程度良いのに今乗ると「案外いいやん!」ですよ。
だからと言って自転車機材もそうだとは言ってないんです。
例えがあまり上手くなかったかも…。
いい意味で必要な「緩さ」ってのがある場合もある。って事です。
剛性は高ければ高いにこした事がないのも事実です。
確実な挙動と毎回変わらぬフィーリング。それは剛性がもたらす現実です。
でも、毎回変わるヤツが居ます。それは「タイヤ」
極限まで詰めた話しすると、タイヤは周回を重ねる毎に。
もっと正確に言えばコーナーひとつ、ブレーキング一発、加速する毎に発熱して最高の性能を発揮する機会はどんどん失われていきます。
(特殊なレーシング用タイヤであってさえ、そうです。厳密な事を言えばですけれど。市販ラジアルよりそうなりにくいってだけで)
そんなタイヤが常に同じ剛性を発揮し続ける事ができません。
また、剛性が高ければ高いほど金属部分には疲労が溜まっていきます。
なので長年変わらないパフォーマンスと、経年と長年の走行による負荷などの蓄積により、クタビレタ車特有の乗りにくさが非常に出辛い。
そんな車種もあります(初代ロードスターなど。これはびっくりしますよ。相変わらずユルイけどwヘタった車特有の嫌な動きが出にくい。)
なので、Rovalを擁護するワケじゃないんですけど、こういう話題には私個人的な意見で言うと「慎重になります」
バランス整えて、しっかりと強度と剛性が出せたとします。
間違いなく以前よりもさらに速く走れるでしょうし、コントロール性も正確性も上がるでしょう。
クルマでそういったチューニングや改造を施した時も、しっかりとノウハウのあるお店と人に依頼すると、そういう結果になりますので。
(クソみたいなショップに依頼したら、ノーマルの方が性能上だったwwwwwって事はままありますが)
その時に以前乗ったRovalの楽しさがまた感じられるのか。
耐久性は問題ないのか。(耐久性が低くなる、なんて結果が出てるワケじゃないですけれどw懸念材料として挙げています)
など、素人なんでちょっと心配になります。
ただ、楽しさっていう価値観は本当に人それぞれなので、パンパンに剛性高い・速く走れるホイールが至上。
という方もいらっしゃるだろうし、レース出てるお方ならば寿命よりも絶対的にタイムを取る!という方もいらっしゃるでしょう。
私は一介の貧脚ホビーライダーなので、長く楽しく乗れる方が良いデス。
ですが、長く楽しく乗る為に少しでも良いフィーリングが得られるなら、そちらも捨てられません。
難しい話題ですね。
剛性が上がるとなんで寿命短くなる前提で記事書いてんだよ!?
って話しなんですが、また四輪で例えて申し訳ないんですが。
よほどしっかりとした所でボディ補強を入れた場合じゃない限りは、剛性をいたずらに上げれば上げるほど、そのボディの「美味しい時期」がガンガン短くなっていきます。
それこそ、モノコックボディ構造を取る車種はその傾向が顕著です。
ただし、ラリーカーの様にきっちりとイチから全てにおいて手を入れた上で、経年による劣化が見られた場合はまたお金と時間かかりますがきっちりと手入れしてやれば…新車の頃の100%を維持する事は物理的にも理論的にも有り得ませんが、90%以上を保つ事はできます。
モノコックでありながら、フレーム構造に近い特性も持ち合わせるからです。
話しが逸れましたが…
完組ホイールの良いところでもあり、悪いところでもあるんですが最近の傾向としてスポーク本数が少ないですよね。
そんな綱渡りみたいなバランスで組まれたホイールで、しっかりと張る事でリムには常に負荷が掛かってる状態です。
お互いに引っ張り合ってるとは言え。
そして、スポークとスポークの間には割と間隔が空いています。
2:1なら一本側が特に。
リムには等間隔で孔あいてますけど。
この辺は自転車の経験が浅い私には妄想の域を超えないんですけど、そこで強度や剛性上げる為にテンション上げると先ほど挙げた例の様に寿命が縮む要素があるんじゃないのかな?なんて思います。
根拠ないんですけど。
なので、イチ趣味で楽しむ人間として、今回の話題は非常にありがたいです。
素人が気付けない領域の話題をわざわざ記事にしてくださった事で開眼…までいかないですが「興味を持つ事ができました」
今のCL50 discで将来的にスポークをグレードアップしてCLX50の様にさらに良いホイール目指してカスタムしようかなと漠然と考えていました。
今はまだ純正状態で、ホイールのバランス取りと前輪ハブの不具合を取り除いた状態でまだ一度しか乗れてないのもあって、そのまま何度も楽しんで、やっぱり何か感じる事があったら色々試してみようと思います。
それまでの間、情報も自分なりに収集したりして、楽しく長く乗れるホイール目指して行こうと思いました。
それにしても自転車って奥が深い。
面白いですね~。