むちゃくちゃ軽量なホイールの代表
ライトウェイトというホイールがあります。
名前の通り軽量。
今さらですけど、このホイールの内容ってどうなってんだろう?って調べてみたら…
のむラボさんのHPで分解…というか、ユーザーさんが破損されたがメーカーの保証によって必要な部分だけ送って、それ以外は好きにして良いという事から、どんな構造になってんのかと観察しているブログがありました。
内容から言って凄いw
クルマのホイールでも似たような事は…できないッスね。たぶん。
911GT3RSの純正ホイールは、クルマならではというか。
そういった工夫がなされています。
例えば、ホイールのスポーク形状をフィン形状として(あからさまな形状ではないですけど)ホイールアーチ内の乱流を吸い出して排出する効果があるそうです。
同時に、フロントスポイラー周辺から集めてきたブレーキまわりを冷却するのに使った空気も吸い出す効果があるので、さらなる安定した冷却性能と、フロントで発生する揚力のほとんどの要因はホイールアーチ内の空気が滞留する事によって発生するので、揚力を取り除く働きもあります。
GT3RSは991型になって、レース車両の911Rなどと同様にフェンダーにホイールアーチ内の空気を抜くダクトが設けられているので、このダクトとの相乗効果で鼻先が軽いRRなのに、速度を出してもとても落ち着いた動きをするそうです。
話しが逸れましたが、ライトウェイトのホイール、重量を軽くしながら剛性を出す為のアイデアが凄いですね。
これが10数年前?くらいから存在しているんですよね。
当時は唯一無二の存在だっただろうなぁ。
今は、これに100gくらいの重量差まで迫るホイールが30万円くらいで売られている。
しかも、オーソドックス…というと誤解を招きますが(スポーク本数を減らしながら、強度と剛性を保つ為にこれらのホイールも物凄い工夫がなされている)スチールスポークで構成されているので、振れ取りも後からきちんと出来る構造をとっている。
何に主眼を置くかで評価は変わりますけれど、ライトウェイトは構造上後から振れ取りなどはできない。
それでも、ライトウェイトを選ぶだけの価値があるのは、そういう特殊性とそれに惹きつけられるカリスマですかね。
私個人はあまり魅力を感じませんw
私が乗ったらこのホイールの性能うんぬんどころの話じゃないので(笑)
普通のホイールでちょっと良いのが私の好みにも合ってます。
それにしても、ライトウェイトのホイールの構造を知ってとても良い好奇心を満たす時間になりました。