今回は、妻にAura5とAeolus comp5のリムを使ったカスタムホイールを装着し、私のemondaにRacing ZEROを装着してみて再び北摂を105kmほど走行してみました。
その時の感じた事をまとめてみたいと思います。
メカ的な話題には疎い妻ですが直感で言ってくれる言葉は鋭いモノがあり、それらも含めてまとめたいと思います。
まず、私が久しぶりにレーゼロ使ってみた感想をば。
・軽い
・全域で楽w
・登りはやっぱりレーゼロの方が楽。
・荒れた路面では空気圧が適正でもホイールの堅さから跳ねる傾向は強い。
・emonda SL5と相性がいいのか、レーゼロも静かなホイールで走行中は変な振動やノイズ(騒音)などはなく、頭を真っ白にして無心で乗れる楽しさ、快適さ。
・意外な事に、私がレーゼロを長く使っていたからか、それで慣れているせいか35km/hくらいまでならよっぽど向かい風とか強くない限りはレーゼロの方が加速していくのが楽に感じた。
・向かい風は正直キツイ。
・下りでの加速もそんなに悪くなかった。
やっぱり、定評のある定番中の定番ホイールという事で全体的に完成度が高く、目立った欠点も無く素晴らしいホイールでした。
これが定価買いしても約14万か15万くらいですよね。(割引で買ったから定価を知らなかったりするw)
いまや、私自身もこれ二割引で買いましたが、約12万円くらいで買えちゃいます。
それを考えるとチョー安い、良い買い物だと思います。
後は、脚質とか体格とか筋力との相談になるんでしょうか。
ショップのおススメでこれを買って良かったなぁと今でも思います。
ただ、アルミスポークの寿命が約3000kmという事で、実際に折損したりしてませんが心配ですw
そして、そのアルミスポークが一本でも折れたら全数張り替えの方が材質の特性的にもやった方が良いらしく、そうなると一本640円くらいする高価なスポーク(DT SWissのエアロライトやSapim CX-RAYより高価)だという事実をどう考えるか。
で、評価が変わるホイールでしょうか。
妻がカスタムホイールを乗っていた様子を見た時の私が感じた事と、前回乗った感想を交えつつ、妻の発言も含めてまとめます。
・重い。平坦でも重い。(妻)
・レーゼロの様な加速レスポンスの様な走り方は苦手。重さを感じるのは確か。(私)
・登りはボディブローの様に効いてくる。距離走って脚が終わりつつあると、ちょっとした登りでも失速する事がある(妻・私)
・速度が乗ると楽。(妻・私)
・下りは痛快なほど楽しい(妻・私)
・とても静かなホイール(妻・私)
・荒れた路面でも跳ねないから進む(妻・私)
・コーナリングは確実にレーゼロより怖くない上に速い(妻・私)
・重くてしんどいのに、何故か登りのタイム自体はレーゼロとほぼ変わらない不思議(妻・私)
・しんどいのに何故か楽しいと感じるホイール(妻・私)
私のロードから妻のロードへホイールを交換する際に、レーゼロとカスタムホイールを手で持った感じですけど、フロント同士・リア同士を持ち比べてみたんですよ。
すると意外な事にスプロケ、タイヤ・チューブ込みで持ってみると(チューブ・タイヤは同じ製品を使ってます)重さがそんなに変わらないんですよね。マジで。
ちょっと気持ち、カスタムホイールの方が重いかな~?くらいです。
前輪に至ってはほぼ変わらないくらい同じ程度の重さ。
今度、はかり手に入れて計測してみようかなと思いますが、これが本当に意外。
多分ですけど、CX-RAYというスポークが鬼程軽いんですよ。アルミスポークと比較しても。
多分ですけどw
そしてハブの重さも、TNiとDT SWissのハブをカスタムホイールは使っていますが、これが結構良い勝負するくらい軽いんでしょう、USBと比較して。
あとはリム同士の重量差って事になるんですけど、リムはレーゼロの方が軽いんだと思います。
ただし、それでも重量差は恐らくですけど200g差くらいか300g…もあるのかなw
この辺は正しく計測しないとなんとも言えませんが、持った感じをそのまま伝えると重量ほとんど変わらんくらいなんです。
でも、上記の様に登りは確かにしんどい。タイムはほぼ変わらないけど。
って事実から、リム重量はディープリムであるカスタムホイールの方が重いんだろうなぁと思います。
また、ロードを逆さまに置いて装着状態でホイールを手で回してみる。
室内で回していると、リム重量差もあるんでしょうけれどカスタムホイールの方がいつまでも回っている。
レーゼロが一分回ったと仮定して、カスタムホイールはその20秒後くらいまで回っていました。
この様な感想を抱く原因は、やっぱり決定的に違うのがスポークの性能差だと思います。
(ハブはUSBが若干回転性能が優れているとは思いますが、ほぼ同等だとして)
スポーク自体に剛性がほぼない非常に優れた靭性を誇るステンレススポークが、通常のスポークの3倍くらいのテンションを掛けられる事からホイール全体の剛性が高くなり、靭性のあるスポークが引っ張りだけを受け持っていたら剛性一辺倒なホイールとなって話しはおしまいですが、現実はそうじゃなく一瞬一瞬は圧縮側も受け持ったりしている。
その時に適度にしなって、反対側の引っ張っているスポークが高いテンションで引っ張っている。
その為、荒れた路面でも接地性が失われずにトラクションを伝える。
こういう性能が下りでの圧倒的な安心感と、コーナリング性能を実現しているのではないだろうか。
と素人なりに推察します。
蛇足的な説明も踏まえて、こんな感じの乗り味っつーか、感じた事をダラダラと書きましたw
これらの結果から、カスタムホイールを作るなら私は次はこうしたいと思いました。
・なるべく軽く優れたリムを探す。必然的にリムハイトは20数mmになりますが。
・現在流行りのワイドリムで探す。
→こうする事で25cのタイヤをハメた時に横風に強いプロフィールとなります。
スポーク本数は、今使っているカスタムホイールと同じ孔数だとなおベスト。
今の乗り味に近いホイールで欠点だった重さは解消されます。
ただ、やっぱりディープリムの空力の良さは捨てがたいですね。
そうなると、カーボンリムへ踏み切るのもアリかと思います。
なかなか難しい問題ですが、奥が深くて面白いです。
後は、体力と脚力を鍛えるだけですねw