長々と引っ張っちゃってます。
すみません。
前回は「車はどこまで速くなっちゃうの!?」というあたりで終わってました。
今回はそれの続きです。
ニュルブルクリンクを6分40秒!(991型911GT2RS)で走っちゃうという凄まじい快挙。
ポルシェ社70周年記念イベントでは、WECを走っていたGTEクラスのPorsche 919hybridというレーシングカーの、レースのレギュレーションによって縛られていた性能を全て解き放ち(指定リストリクター径を解除して理想的な配管径になおす、キャパシターの最大電圧や電流量を増やす…など)ポルシェが作れる最高のレーシングカー…という事で、最新にして最強の車でニュルをアタック。
前人未踏の世界最速記録となる、ニュルブルクリンク 5分19秒でラップという快挙を成し遂げました。
(ちなみにV型4気筒2000ccターボ+モーターのhybrid車です。)
YoutubeにPorsche社の公式チャンネルがあり、そこにアタック動画がアップされてますが(URLは省略します)
この919hybridの走りは凄まじかった。
車高低すぎて、ニュル名物のヘアピンでINにつけないほどw
それにも驚きますけど、普通の車(※注:ここでいう普通の車というのは普通じゃないニュル7分台で走るクルマ)なら飛んだり跳ねたりするコーナーやギャップも、飛ばずに安定して走ってるんです!!
なので、普通なら動画ですら見てたら吐き気やクルマ酔いしてもおかしくないような、気が狂った様な狂気のスピードの世界なのですが、動画見ていてとても気持ち悪くない(日本語おかしいw)
気持ち悪くないどころか、見ていて非常に自然で気持ち良く、車に興味ない人でも(私の職場の関係者の方に見せてみた)まるでNBAのドリームチームの常識外れた素晴らしいプレイを見ていたら、バスケに興味ない人でも興奮するのと同じ様に、919hybridの走りに惹き込まれて行きます。
ただし、ワンミス=即死に近い極限な走りなのには変わりません。
そのピリピリとした空気感も手伝って、下手な映画みるよりも凄い緊張感も感じます。
市販車がこの領域に行くのには、恐らく30年じゃきかないでしょう。
それはさておき、レーシングカーも異次元だと感じてしまうような領域まで車という機械は凄まじく進化しています。
そして、市販車もニュルを7分を切る凄まじい世界に進化しています。
多分ですが、環境的な問題も含めて…内燃機関を搭載した純然たる20世紀から続く「自動車」という機械の進歩は、この時点でひとつの到達点に達しているんじゃないだろうか。と個人的に思います。
次期モデルでもどうにかこれらのタイムを更新するかも知れませんが、もはやもうあまり意義はないと…意義は少なくなってきているんじゃないかと個人的に感じます。
自分では逆立ちしても到底購入などできない価格帯のクルマの話しだから…というのもあるでしょう。
現実、そういう事で「醒めちゃった自分」というのもあります。
そしてベースモデルからして自分で整備したりするのは、昔の車と比べて超えなくてはならないハードルがあり、何でも自分でその気になれば直せる…というクルマばかりじゃなくなってきている。というのも、私のこういった感情になる事を助長しています。
(※注:何らかの整備をしようとすると(例えば運転席を外すだけで)車の純正CPUがエラー表示を吐き出します。このエラーコードを解除するのに、非常に高価なメーカー指定のコンピュータなどが必要になっています。→個人じゃ買えないw
抜け道みたいな手順もあるかも知れませんが…)
なので、非常に長くなってしまって申し訳ないんですけど…
私が最近少し興味あること、というのは「古くても良い、素直に動くステキなクルマと出会いたい」です。
例えば、今乗ってる車を車検に出した時にお借りさせていただいた空冷911とかですね。
あとは、マツダの初代ロードスター。か、次代のNB型ロードスターとか。
トレーリングアームを採用していた頃のスカイラインとか、今乗ると驚きます。
限界域の動き云々じゃなくて、車の動きや乗り味に。
そういう意味では、私が今乗ってる981も手放せません。
より排気量の大きい、もっと速いグレードもありますけど、標準車のバランスもまた捨てがたいのです。
それはさておき、そういう「味」のあるクルマ。
今後はそういった目線で良いクルマを探していきたいなぁと思うようになりました。
こんなクソ長い文章を読んでくださいまして、ありがとうございましたm(__)m