車検からボクスターがかえってきました。

 

思っていたよりも、車高が随分下がってます。

これで本当に純正オプションなのかよwってちょっと思いました。

自宅の駐車場は機械式なんですけど、そのパレットに入れる際に燃費対策空力パーツのエアスパッツ?と書けばいいんでしょうか。

ホンダのクルマなら大体エアスパッツと表記されていたという記憶がw

そこがパレットの段差で擦るんじゃないか?と心配していたんですが、ぶっちゃけ一番低い位置にあったのは新しく引きこんだブレーキ冷却用のパーツの○○○でしたw(ショップのノウハウ全開なので、すみませんがあえて伏字にします)

そろ~っと駐車してみた感じ、大丈夫っぽいのでほっと一安心。

 

乗ってみた感想としては…

ウチのボクスターは981型にモデルチェンジして初期モノではないですが初期モノに近い前期モデルです。

981ボクスターに、GTSというグレードやスポーツシャシーというオプション設定が生まれる前のモデルです。

いろんな雑誌やネット記事で散見できたのですが、GTSグレードが追加された+スポーツシャシーなどのオプションが追加された時期にボクスターの純正足すべてにブラッシュアップが入り、スポーツ走行性能はそのままに乗り心地が洗練された…的な記事を目にしました。

それらが妙に印象に残っていたので、スポーツシャシーは乗り心地が悪い!はっきり言って乗り手を選ぶ!!的な記事を書かれているページも時々目にしていたので、期待半分と不安半分でしたが不安は的中せずに期待の方が的中しました。

前期純正足も、乗り心地が悪いワケではないんですが特定の路面のギャップ(というより周波数と表現した方がいいのか…?)だと、足が微妙にウマく動かずにちょっとだけなんですけどゴツゴツと伝えてくることがあったんです。

特定の路面だけ苦手というか、まぁそれで操縦性や他が劣ると感じれるほど性能が落ちたりという事はなく、単純に乗り心地方面での弱点としてありました。

それに対して後期モデル用に改めて設定された、ブラッシュアップされた後の乗り心地をベースにスポーツシャシーは設計要件を詰めてあるのか、前期純正足で感じたそういう「ゴツゴツ感」はだいぶナリを潜めてます。

その代わり、単純にアシが標準足よりも2割だったかな?

詳しい数値はちょっと覚えてませんが、堅くなってる分だけアシが堅いので堅いアシなりに上屋(ボディ)を揺する事はあります。

ギャップの大きさや連続性などによってはそれ(アシの堅さ)が顔を出します。

 

ですが、全体的に見て非常に快適です。

完全に標準足に迫る…と言えば言い過ぎですが、さすが純正で装着するオプション足です。

完全に路面荒れたところに行くとなるとまた話は別でしょうけれども、普通に考えて舗装が古くてちょっと荒れてる程度の一般道を走る限りは接地性を損なわれる様子などなく、むしろ逆に乗っていてむっちりとグリップを感じれるほど安定感というか安心感といいますか…

そんな頼もしさが上回ってます。

そして、私は一般道では攻めたり一切しないんで法定速度内ですけど山道走っていてわざとステアリング操作のみでコジル様に操作してみると、足が(スタビも専用品にバネレートが上がったモノへ変更されてます)堅くなっていて明らかにロール量も減っていてステア操作している時間が明らかに少なく(きっかけとして非常にプア、という意味です)なってんのに、結構ちゃんとついてくるんですよね!

うーん、うまく表現できないッス…

どう伝えたらいいんだろうかw

まぁぶっちゃけイージーにスポーティに乗れるような懐の深さもあって雰囲気抜群!と書けばいいんでしょうか。

 

LSDもあからさまに「LSD入ってるでwwwwww」って雰囲気は一切なしで、マイルドな効きなんですがアクセル開けていくとちゃんと差動制限掛かってるって感じでして、非常にアリだな。981のバランスの良さをスポイルしてないと感じました。

が、こればっかりはサーキットで走ってみないと真価は発揮できませんねw

 

なんにせよ、981は生まれ変わりました。

車検通すまでの期間でアライメントも狂っていた様で、そちらの適正化も効果を発揮しているとは思いますが概ねスポーツシャシーの効果の高さを考えると、専用スタビ付きでショックとバネも変わるライン装着のオプションとして当時の価格として25万円という設定は破格だったんだな、と感心しました。

 

ちなみにジオメトリはサーキット走行寄りに調整してもらってます。

調整後の数値を見て、純正部品でここまでアライメントが変更できるんだw

ポルシェってすげぇwって思いました。

 

※社外品の調整式リンクを組んだりしてません。

 純正品でも、カップカー用などのレース用部品流用チューンなどもしてません。

 あくまでも純正パーツで調整できる範囲でのジオメトリなんで、極端な数値にはなってませんが割と有効な数値にはなってます。

 

そして最大感心したのが、ここまで車高下がってバネレートなども上がって、割とヤル気モードになってんのに

純正足の時と同様に、まったりゆったり流している時に癒しすら感じさせるボクスター特有のすばらしさが失われてない事がとっても嬉しかったです。

どんなに良いスポーツ性能持ってても、渋滞ハマったりのんびり走ってると、妙にイライラしたり飛ばさないとこの車は本領発揮できてないな!なんて感じガチなハイスペックモデルが溢れてるなかで、ルノーもそうでしたけどポルシェって稀有なメーカーだなぁ。

なんて乗ってて嬉しくなりました。