先日の記事を何故書いたのか。

きっかけとなった記憶の掘り起こしについて書きたいと思います。

 

車に乗る際、どこの席に座るのか。またその座席は車のレイアウト上どこの位置か。

っていうのは大事ですよね。

イマドキの車はこれらのネガをなるべく潰す、改善されるように努力がなされていて、あらかじめ覚悟して乗るといい意味で驚く事があります。

 

普通の乗用車に乗せてもらう時ですら、前席と後席で乗り心地に差がある車の方が多いです。

後部座席にVIPを乗せる機会の多いエグゼクティブサルーンなどになると、また話は別ですが通常は後部座席の方が前席よりも乗り心地的には厳しい車の方が多いです。

それは物理的にしょうがない事で、その「しょうがない事」に対して技術者の方たちは様々な手法や技術を駆使して改善してきたという繰り返しの技術があります。

 

また、そういった電子制御込みでのアダプティブサスペンションなどが未発達だった頃の解決策としては、ホイールベースを延長して後部座席だがなるべく車体の中心近くに座っていただけるように工夫すると同時に、ホイールベースを長くすることでギャップを超える際のピッチングの大きさや間隔が少しでも長くなって…と、話を拡げるとまとまらないのでこの辺で割愛しますw

 

乗り心地がちょっと不利になったり…という話しから入ったのは、スポーツカーでも言える事だからです。

昨日の話題の起点になった経験を元に書きます。

 

まず、フロント寄りに座る車に関しては先日の記事に書きましたのと、今から説明を補足しても文章が長くなる割に得るモノも少ないと思われるので割愛します。

ホイールベースの中心付近に座る車というのは、981ボクスターが初めてです。

中心付近に座ってるからこそ、少し堅いと感じる足でもギャップなどを超えた時にさほど乗り心地が厳しいと感じないんだと思います。

次に後輪付近に座るレイアウトの車ですが、以前ディーラーさんより長期試乗キャンペーンでお借りして乗らせていただいたZ4の2.5iと、オーナーのご厚意でケーターハムのスーパー7に乗らせていただいた事の合計2回あります。

まずZ4に関しては、Z4よりスパルタンなGDBインプレッサSTIよりも乗り心地が良さげなフィーリングなのに現実にはよく慣れた道を走ったにも関わらず、内臓に来る疲れを感じて予定していた距離を走れず途中で断念して帰宅した事があります。

後輪付近に座るロングノーズショートデッキのレイアウト故の辛さがコレなんだな、と理解する事ができた良い経験となりました。

車自体は初めて乗る車なのに初めて乗るみたいじゃなく、普通に自然と運転できるあたりはさすがBMWだなと思いました。

ただ、乗るなら普通の3尻とかそういう車の方が良さそうだ、とも思いました。

Z4はあまり飛ばす気にもなれなかったので、こういうインプレッションに留まります。

 

スーパー7は、もう目線の低さからして非日常です。

座ったまま、地面で吸ったたばこ消せるくらい低いです。

ただ、当たったら死ねるな…とフト考えてしまうくらいにヤバそうな雰囲気ビンビンです。

 

また、攻めた走りをした際に「後輪側に座ってる」為に、ケツ振った際にいつも乗ってる車(当時ならGDBインプレッサまで)と比較して運転している本人も後輪と共に振ってる挙動をもろに影響受けるところに座ってる為、「いつも以上に盛大に振ってるw」錯覚に陥ります。

楽しいんですが、カートとまた違った印象で疲れますw

ホイールベースがもう少し短かったらまだマシなのかも知れません。

楽しい車ですけど、良くできたFRらしく若干ケツ滑らせながら走る際にスーパー7自体に慣れてないといつも通りのラインなのに、いつもよりもケツ出し過ぎてIN巻きするかもなw

なんてほんの一瞬なんですけど勘違いしがちです。

特に素人な私の場合w

上手い人は乗りながらすぐに感覚のアジャストが出来ると思います。

 

こういう事を思い出しながら、仕事でぼーっとなった頭で「あ、そうか。だから981はケツの振り出しがちょっと他の車と比較して感じ取りにくいってのもあるのかも。」と素人判断で思っちゃって、書いちゃったという次第です。