敬称略ですみません。


モデレーター:
加茂 純 CMOワールドワイド株式会社 代表取締役社長

パネリスト:
クリス・D ボーモント 東京大学 教授
村山 直樹 KDDI株式会社 マーケティング本部長
小賀 雅彦 イオンマーケティング株式会社 代表取締役社長
ケヴィン・M・ ライアン WebVisible, Inc.(ウェブビジブルインク) チーフマーケティングオフィサー(CMO)


セッションのゴール:
1.role of CMO
2.maeketing in Japanese top class corporations and American company
3.


★マーケティング カイゼン 実行リーダーがCMO。

企業戦略に基づいて・・・
→消費者インサイトに徹底した把握(マーケティングサイエンスの活用)
→企業ブランドに影響を与える活動のグローバル強化
→マーケティングアカウンタビィティーの実現
→上記を実現するインフラとしてのマーケティング組織・プロセスの再構築(ベストプラクティスの適応)


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1.村山 直樹 KDDI株式会社 マーケティング本部長からのプレゼン
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ブランド「iida」
(へ~ACアダプターがあんなデザイン性あるんだ。つるみたいで可愛い★)


★消費者の逆マーケティングのスキルが上がっている。

・自分達がだしたプロダクトが、評価され、デジタルの波にのり、ブランドコントロールが難しくなっていることを実感している。


・本質的な経験価値が商品、サービスを含めてできないと負け組みになる。
本質に帰って、お客様に満足いただける経験価値を与える。

4月から本部長に就任して、ヒアリングして、本当にお客にとって満足するものは何かを徹底的に調べている。機能的な差別化はもう難しいし変化もない、顧客に響かない。
「車に乗って本当におもしろく感じるか」という経験が重要。


そういった意味で、重要になるのがメディアプラン。
以前は、宣伝部長だった。360度統合して、店舗、商品、メディアに届ける時に
タッチポイント型の宣伝マネジメントが重要だった。
しかし、20代のOLがどういう風にメディア接触しているかというのがここ最近ですごく変わった。そういうメディア接触や、ユーザーの設計をせざる終えない。


そういった意味で、代理店がなかなか提案できなくなってきたという事実がある。
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もう、代理店の提案は古い。なかなかそれに気づいていないという事実はある。
WEBサイトに誘引するとはいえど、自分達がもっているメディアだ。だから、どういった参照元だからとか知っているのは自社だけだ。それを代理店に任せるわけではない。
だからこそ、自分達ですべて設計せざるおえない。


その一方で、非常に不安になる。成功モデルがないからだ。

だからこそ、PDCAをまわさなくてはならない。


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2.小賀 雅彦 イオンマーケティング株式会社 代表取締役社長
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イオン(株)とは・・・
 
イオン →GMS
ジャスコ →GMS
MV
ZWEI,BODYSHOP
ACS
TOp Valu →MD

(つぶやき:図が大杉・・・)

★TESCOの子会社「ダンハンビー」をロールモデルとして実行していく。

・店舗ポートフォリオから顧客ポートフォリオへ
1 需要マネジメント
2 リソースマネジメント
3 ネットワークマネジメント


プレゼン資料をなぞるだけど終わった・・・(汗)


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3.ケヴィン・M・ ライアン WebVisible, Inc.(ウェブビジブルインク)
チーフマーケティングオフィサー(CMO)
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従来からのCMOの役割と、どう変わってきているか。

WebVisible, Inc.とは、Saasの企業。特に小規模&中規模企業がターゲット。


CMOに関しては、思い込み、神話のようなものがある。
世界を旅して、有名人に会うことができるなぁとか・・・。
そんなものはない!払拭したい!

CMOの現実というのは、CEO、MKTG、SALES、PR、MEdiaの主人に仕えて、板ばさみというか引っ張られるような存在だ。

保険は100年くらい変わっていないけど、自動車に関しては変わっている。


※写真:これは、1966年にだしたVolkswagenがだした広告だ。


CMOは、いろいろな主人に仕えなきゃいけないんだ。
セールスマネジメント、カスタマーサービス、プロダクト、オペレーション、ファイナンス、IT、Legalなどに使えるんだ。

Twitter:kevinmyryan or kevinryan


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4.新たなブランドの世界、CMOの時代:クリス・D ボーモント 東京大学 教授
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リーダーシップとは、正しいことをやるということだ。

個人的な偏見
・people 3.0
・Brand
・Marketing has not walked the talk
マーケティングは言うが易し、行うは難しく
・Increased Precision demands


★過去には、戦略的役割はnarrowcastだった。

→してはいけないこと
・ケーキの飾り
・減少する伝統的メディアの効果
・外部へのブランディング


しかし、戦略的役割であり広義的である。

・マーケティングは主役であるべき
・消費者の情報収集穂方や購買方法の変化
・内部へのブランディング(internal brand engagement)
・価値の創造
・数字(metrics)のせいにしない


★ROIの評価:スコアカード

・数字が悪い理由はなにか?
ー貧弱なポジショニング
ー表面的なセグメンテーション(シニアをもっとやるべきだ)
ーありふれたクリエイティブ
ー短絡的な視点
ー代理店の構造


ROMI測定だけでは、パフォーマンスはカイゼンされない。
だからこそ、戦略的に、マーケティングの広義の意味に戻るべきだ。
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・戦略的になれ
・ブランドをつくれ
・不可知論的にコミュニケーションをせよ
・マーケティング投資を最適化せよ・

そして、精度がマーケティングを強くする。


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5. 最後に一言
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◆村山本部長

どうするべきかというと、エージェンシーさんが特徴的なことをしてくれている。
私たちだけのためのカスタマイズ代理店。組織的にやってくれている。
パートナーとして代理店はお願いしたい。


◆イオンマーケティングさま

広島空港の事例をよくだす。年間300万の利用者。
近くのイオンモールには1500万人くらいきている。
新しい媒体というものをやろうと思っている。


◆ケヴィン・M・ ライアン

日本に進出するのであれば、準備をしっかりすること。
準備が極めて重要。さもないと、市場に対応できない。

ROIの構造、戦略的な役割がどうあるべきかを確認するのに時間がかかった


◆クリス

日本だけの問題ではないかもしれませんが、世界中で課題に直面している。
マーケティングは全社的で、もっと戦略的なものだ。
もっと選択をしていかなければならない。もっとマーケティング予算をしっかりとっていかなければならない。

マーケティングに携わる人は、キャリアだと思うべきだ。スペシャリストだ。
アナリストが必要だと思うべき。
人事異動がある日本企業では、そういう風に考えられていないという懸念。