ALFAループ(歪改善回路のトランス巻き数検討) | radionojikanのブログ

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 ALFAループは中波から短波まで良く聞こえる静かなアンプに仕上がりましたが、さらに改善できないかどうか検討していました。今回は、歪改善回路のトランス巻き数を変更してみます。

 巻き数比は変更せずに、巻き数を5T:10Tにしてみました。トランスを交換して聞いたところ、あまり変化がわかりませんでした。そこで、コアの特性を調べてみました。

 カタログから採った複素透磁率の資料です。

 25MHz位までのデータで十分なので、CSVデータからエクセルでグラフを描きました。このグラフでは8MHzまではインダクタ成分が大きく、それ以上になると抵抗成分が大きくなります。つまり、8MHzまではtanδが1以上で、それ以上になると1以下になると理解しました。

 

 それで、巻き数による効果が解明できたのかと言うと、残念ながらよくわかりません。測定できれば良いのですが。。。

 

2024年6月11日 追記

結論が出ました。5T:10Tの優位性は認められないので、4T:8Tに戻すことにしました。