ぺるけ式AKIDAC(LCフィルタをLTSpiceで分析) | radionojikanのブログ

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 設計したベッセル型LCフィルタとバターワース型LCフィルタをLTSpiceで分析した。

 少し見にくいのですがボーデ線図です。左がベッセル型で右がバターワース型です。この図を見ると左のベッセル型の減衰が緩やかであることがわかります。80kHzでの減衰はバターワース型は-18.5dBに対してベッセル型は-15.8dBです。この2.7dBの差がノイズ抑制にどの程度の影響があるか、聞いて見ないとわからない。と言うよりも、聞いてもわからないかもしれない。

 次に群遅延特性です。この図を見ると右のバターワース型は24.6kHz辺りに盛り上がりのピークが見えます。位相歪を考えるとベッセル型に軍配が上がります。ただ、人間の可聴周波数が20kHzだとすると可聴域を超えているので、どの程度影響があるか聞いて見ないとわからない。年寄りの耳では、高い確率でわからないだろう。

 

 単に自己満足になる可能性が大きい。

 

2024年2月24日 追記

 LTSpiceのグラフを一枚にしました。

 太い線(赤=ベッセル型 青=バターワース型)がボーデ線図になります。細い線が群遅延になります。

 上に載せたグラフより少し見やすくなったと思います。

 インダクタはFT50#75で作ったバターワース型=2.7mHとベッセル型=3.3mHのQ値を使用しています。